ニュース
» 2013年06月10日 16時15分 公開

安い鶏むね肉が大変身! 漬けて、ゆでて、切るだけの簡単「鳥はむ」がしっとり・激ウマだったねとめし

ネット上で「ウマい」と評判の「鳥はむ」。長年に渡って支持される秘密を探るべく、そんなにおいしいなら作らないと! ということで挑戦してみた。

[池田園子,ねとらぼ]

 しばしばネットで話題にのぼる「鳥はむ」。実は10年以上も前に、2ちゃんねるユーザーによって考案されたレシピなんですって。

 なぜ「鶏ハム」ではないのかという疑問も、その歴史を遡れば解決する。Wikipediaの「鳥はむ」ページによると、2001年に2ちゃんねるの料理板スレッド「鶏肉 むねVSもも」内で、鳥はむ考案者がレシピを書き込んだ。

画像 「鳥はむ」で検索すると作ってみた写真が山のように

 当時は「鷄ハム」表記が多かったが、あまりの人気から同年5月に「鳥はむスレッド」が独立した形で作られる。それと同時に「鳥はむ」表記が初登場し、徐々に「鳥はむ」が主流となっていく。

 これを契機に2ちゃんねる発レシピとしてネット上に広く波及し、2001年にはクックパッドで「(゜д゜)ウマー2ちゃんの鳥ハム」レシピが公開され、以降さまざまなユーザーが鳥はむ(鶏ハム)レシピを公開しはじめた。今回は上記レシピのほか、「しっとり鶏ハム」を参考に作ってみることにした。

画像 完成した「鳥はむ」。これが家で作れるんです!

まずは下ごしらえ

 材料は鶏むね肉、塩、砂糖、黒コショウのみ。まず、鶏むね肉をぬめりがなくなるまで水洗いし、表面の皮や余分な脂肪を取り除いておく。キレイになった鶏むね肉は結構な分厚さで、重量感もある。これに包丁を入れて、薄く2枚に分ける。

画像 材料は鶏むね肉、塩、砂糖、黒コショウのみとシンプル

画像 洗ったあと、皮などを取り除く

画像 薄く2枚にする

 スライスした肉の両面に、塩と砂糖をかけて、すり込んでいく。塩と砂糖の量はレシピによってさまざまだが、筆者は2つの鶏むね肉に対し、塩と砂糖をそれぞれ小さじ5杯ほど使った。あまり使いすぎても塩辛くなるので注意したい。

画像 両面に塩と砂糖をまぶす

画像 黒コショウも両面に

画像 塩、砂糖、コショウをもみ込む

 塩と砂糖をていねいにすり込んだ後は、黒コショウを両面へかけて、同じようにすり込んでいく。塩、砂糖、黒コショウをまぶした肉はビニール袋に入れて密封し、冷蔵庫へ2日間入れておこう。初日の準備はこれでおしまい。

画像 肉を密封して冷蔵庫へ

2日後、ハムっぽくなった!

 そして2日後。冷蔵庫から取り出した肉を、水に1時間ほどつけて塩抜きする。「(゜д゜)ウマー2ちゃんの鳥ハム」レシピのように、塩の量が少なめだと塩抜きの工程は不要のようだ。

画像 冷蔵庫から取り出して塩抜きをする

 塩抜き後、水洗いした肉の水気をキッチンペーパーで取り、ラップで海苔巻きのようにくるくると巻く。輪ゴムがなければ、両側を一つ結びにすればOKだ。

画像 塩抜きして洗った肉の水気を切る

画像 ラップでハムの形に包んで丸める

 それらを沸騰した湯の中へ入れ、再び沸騰してきたら火を止め、しばらくフタをして放置する。冷めた頃に湯からあげて、冷蔵庫で冷やそう。もう完成は間近!

画像 沸騰した湯の中で煮立たせる

画像 しばらく蓋をして放置

画像 鍋からあげて冷蔵庫で冷やす

安価な鶏むね肉がごちそうに!

 いざ食べるタイミングで、冷蔵庫から取り出して、10ミリ幅程度に切っていこう。や、やわらかい! 本当にハムだ、いや普通のハム以上にやわらかいのではと思いながら、包丁を入れていく。

画像 食べる前にラップから取り出す

画像 10ミリ幅程度に切っていく

 食感はしっとり感がハンパなく、絶妙なやわらかさ、もっちり感もある。そして黒コショウがしっかり効いていて、香り高く上品な味を楽しめる。しっかり塩抜きしたので、塩辛さもない。

 ごはんをお代わりしたくなるくらい、美味しかった。箸が進んで仕方ない。もっとまんまるの美しい形に作れば、人に振る舞っても喜ばれるレベルだと思う。

画像 鶏むね肉2つ分でこんなにいっぱい!

画像 しっとりやわらか鳥はむの完成

 安く手に入れた鶏むね肉が、びっくりするくらいごちそうメニューになることが分かった。日数や手間はかかるものの、決して難しくはないし、作る時間自体はそれほど長くはない。皆さんも鶏むね肉をおトクに手に入れて1度試してみてはいかが?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/08/news180.jpg ミス東大の水着グラビアデビューに「東大まで行って」と失望の声 本人&現役グラドルも加わるネット論争に
  2. /nl/articles/2312/08/news148.jpg DAIGOの姉・影木栄貴、ノーメイク姿の姉弟ショットで美形ファミリーぶり際立つ 「目元瓜二つ」「すっぴんでも綺麗」
  3. /nl/articles/2312/09/news008.jpg ゲーム中も寝るときも……大好きなママから片時も離れない元野良ネコ 無防備すぎる寝顔が本当の子どものよう
  4. /nl/articles/2312/09/news030.jpg 飼い主、猫ちゃんの様子を見に行くとPCの前に座っていて……? 衝撃の展開に「独学で学んだ…?」「見なかったことにw」
  5. /nl/articles/2312/08/news013.jpg 愛猫が息を引き取る直前「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けたら…… 家族みんなが久々に集った夜の奇跡に涙
  6. /nl/articles/2307/04/news021.jpg 息子に「ラーメンでも適当に作って食え」→男子高校生らしい自作ランチが「天才」「ヨシ!」と大好評
  7. /nl/articles/2312/08/news109.jpg 小木博明の妻、52歳のサプライズ誕生日会に「負荷などありましたが嬉しくて」 “母”ら豪華メンバー集結に「みなさんいい笑顔」「ハッピーで最高」
  8. /nl/articles/2312/09/news012.jpg 12歳のシニアワンコをドッグランに放ったら…… 目を疑う脚力にびっくり「カメラが追いつけない」「愛されてるんだなぁ」
  9. /nl/articles/2312/09/news002.jpg 「ちいかわ」知らない母が“ガチャ”挑戦→「変なの出てきた」と思わず泣き顔…… 珍エピソードに「笑った」
  10. /nl/articles/2312/05/news140.jpg どこの温泉地に行くか迷ったら…… 「行きたい温泉が見つかるチャート」が参考になると話題に
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」