ニュース
» 2013年06月11日 12時46分 公開

「ほこ×たて」セキュリティ対決の裏側、ネットエージェントが説明

「どんなプログラムにも侵入できるハッカー VS 絶対に侵入させないセキュリティプログラム」で実際にどんな攻防が行われていたかを詳しく説明している。

[ねとらぼ]

 6月9日にフジテレビで放送された「ほこ×たて」のセキュリティ対決について、防御側として参加したネットエージェントが、番組の裏側を説明するブログを掲載した。

 同番組では「どんなプログラムにも侵入できるハッカー VS 絶対に侵入させないセキュリティプログラム」として、ロシアのハッカーチームとネットエージェントが対決した。セキュリティに関する部分が編集でカットされ、実際にどんな攻防が行われていたのか分かりづらくなっていた。同社はこの点について詳細に説明している。

 対決で防御側に求められたのは、「サービスパックや修正プログラムの全く当てられていないパソコン上で、脆弱性が確実に存在しているサービスを動かし、容易に侵入され得る環境の中で写真を隠して見つからないように守る」こと。例えば1台目のPCはサービスパックなしのWindows 2000 Server、2台目はサービスパックなしのWindows XPと、10年以上前の脆弱性を抱えたシステムを使っていた。

 同社は1台目のPCについて、一般的な攻撃ツールの無効化や大量の同名ファイルの用意、cmd.exe(コマンドプロンプト)のリネームといった対策を用意。番組では「30分で侵入された」という表現があったが、30分で突破されたのはOSの脆弱性であり、ソーシャルエンジニアリングですべての防御対策が破られて写真を奪取されるまでには数時間かかったと説明している。

1台目のPC。30分で突破されたのは「OSによる防御」までとネットエージェントは説明

 また2台目のPCでは対象の写真ファイルを暗号化で隠す対策を取ったが、番組内で暗号化が「ファイル名の変更」と言い換えられたことで視聴者の混乱を招いたようだとしている。暗号化のほか、ソフトの使用履歴の解析を妨害する対策や、偽ファイルなどのトラップを設けた結果、攻撃側は目的のファイルへの痕跡を見つけたものの、時間的な問題もあってギブアップする結果となった。

 ネット上では「侵入された時点で防御側の負けでは」という声もあったが、今回の勝負は「さまざまな制約を課された上で写真を守る」というものだった。「残念ながら実際の放映ではその点が伝わりにくかったように思います」と同社。「暗号化のことをファイル名の変更と言い換えるなど、技術を持っている方にとってはなおさら混乱を招く表現となっていた箇所もあったように思います」

 「一方で、『様々な制約が課されたなかで最善を尽くして資産を守る』という点では、まさに弊社としてはお客様へのサービスの提供として日常的に目指している点でもあり、今回の収録においても学ぶべき点は多数ありました」と同社は締めくくっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2108/04/news015.jpg 柴犬「メシ、よこさんかーい!!(激怒)」 ごはんを忘れた飼い主に皿をぶん投げる柴犬、荒ぶる姿に「爆笑した」
  2. /nl/articles/2108/03/news132.jpg 海外記者「最高のコンビニアイスを発見した」 森永チョコモナカジャンボ、ついに世界に見つかってしまう
  3. /nl/articles/2108/04/news138.jpg アゼルバイジャン五輪代表チーム内で、意外な日本語がトレンドに 「落ち込んじゃったら日本のみんなはなんていうの?」
  4. /nl/articles/2108/04/news164.jpg 「可愛いいいい」「ハートに恋の毒が回りました」 本田真凜、『鬼滅の刃』胡蝶しのぶのコスプレでファンを魅了
  5. /nl/articles/2108/03/news029.jpg もしや女として見られていない? 突然の別れ話に「勝負メイク」で抵抗する漫画 彼氏の言葉がじんと響く
  6. /nl/articles/2108/05/news122.jpg キモノ風ですてき! 英金メダリスト、プールサイドで編んでいたカーディガン披露「五輪を思い出させる何かが作りたくて」
  7. /nl/articles/2108/05/news015.jpg 飼い主がお風呂に入ろうとしたら……ワンコの先客が!? 一番風呂でくつろぐゴールデンレトリバーに爆笑
  8. /nl/articles/2108/05/news142.jpg おうちに帰るまでがオリンピックです! 五輪参加アスリート&ジャーナリストが感動した日本式“お見送り”
  9. /nl/articles/2108/04/news086.jpg パパから5歳娘へ「もし車に閉じ込められたら、クラクションを鳴らして」 注意喚起する漫画に「目からウロコ」「早速教えます」の声
  10. /nl/articles/2108/04/news154.jpg Twitterで「今見てたツイートが急にスクロールしてどっか行く現象」を抑える方法が話題 「助かる!」「地味にストレスたまってた」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「くたばれ」「消えろ」 卓球・水谷隼、SNSに届いた中傷DM公開&警告「然るべき措置を取ります」
  2. 「貴さん憲さんごめん。いや、ありがとう」 渡辺満里奈、とんねるずとの“仮面ノリダー”思い出ショットが大反響
  3. 怖い話を持ち寄って涼もう→「オタバレ」「リボ払い」 何かがズレてる怪談漫画がそれはそれで恐ろしい
  4. おにぎりパッケージに四苦八苦していた五輪レポーター「日本の素晴らしい人々に感謝」 大量アドバイスで見事攻略
  5. 「助けてください」 来日五輪レポーター、おにぎりパッケージに四苦八苦 海外メディアにコンビニが大人気
  6. 「うちの子に着せたい」の声殺到 五輪会場で編み物をしていた英金メダリスト、作っていたのは「ワンちゃんの服」
  7. 五輪飛び込み金メダリスト、“手作りメダルポーチ”披露 英国と日本にちなんだデザインが「これまた金メダル級」と反響
  8. 武井壮、行方不明だった闘病中の父親を発見 「電気ついてるのに鍵閉まってて……」本人は自宅外で休憩
  9. 「涙が止まらない」「やっと一区切り」 東原亜希、夫・井上康生の監督退任で“17年分の思い”あふれる
  10. 水谷隼スタッフが一部マスコミの“行き過ぎた取材”に警告 住民を脅かすアポなし行為に「しかるべき措置を検討」

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥
  2. 笠井アナ、日比谷公園で「信じられないことが…」 サンドイッチを狙う集団に「何? えーっ! まさか、それはないでしょ!」
  3. 62歳の宮崎美子、マクドナルドCMで初々しい中学生少女を見事に演じる 「暖かい目でぜひ見てください」
  4. 瀕死のスズメのヒナを助けたのに…… 「助けたヒナたちに完全にナメられた」動画がほほえましくて面白い
  5. ハート打ち抜かれました! コロンビアのアーチェリー女子選手が「かわいい」「エルフ」と注目の的に
  6. 散歩中のラブラドール、助けを求める子猫を発見→保護 親子のような仲むつまじいふたりに涙が出る
  7. 宮迫博之、美容整形から2週間のビフォーアフター公開 手術直後の腫れ&炎症だらけな顔に「暴漢に遭ったんかって」
  8. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  9. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  10. 「本人にしか見えない」「めっちゃ似てる」 霜降り明星せいや、オリンピック開会式に“ガチのそっくりさん”を発見する