突然のアカウントBANを防ぐ その便利さの裏にある危険「Google+」の設定を確認すべし

Google+のインスタントアップロード機能を有効にしていると、勝手に写真がアップロードされる。

» 2013年06月25日 09時08分 公開
[livedoorニュース]
livedoorニュース

つい先日、海外在住の筆者の友人から「Googleからアカウント停止の連絡が来た。何が原因かさっぱりわからない」と連絡があった。「Googleアカウントが停止されるような規約違反はしていない。問い合わせを行ったが、まったく音沙汰がない」と言うのである。若干気になっていたことがあったのでその友人にある質問をぶつけてみた。

その質問というのは「Androidスマホのカメラを使って撮影をしたときにGoogle+にアップロードされる、または自動バックアップされるように設定していないか?」という内容だ。PCでGoogle+を利用している人の場合、「カメラと写真」機能の「インスタントアップロード機能」や「自動バックアップ」が有効になっていることが多く、スマホで既存のGoogleアカウントを登録すると、そのスマートフォンのカメラ機能で撮影を行うと、そのままGoogle+の非公開領域に自動的にアップロードされてしまう。

AndroidでGoogle+を初めて起動すると、まずこのインスタントアップロード機能を使うかどうか聞かれるようになっているのだが、この機能を知らずに有効化している人がほとんどだったりする。というより、それをどう設定したかすら覚えていないという人が大半だろう。案の定、その友人はその機能が有効になっていて、しかも勝手に写真がアップロードされていたことに気が付いていなかった。

便利なインスタントアップロード機能のおかげでアカウントBANの憂き目に

インスタントアップロード機能とは、スマホのカメラで撮影した時点でGoogle+の非公開アルバム上に追加してくれる機能のことだ。たとえば食事時においしそうな食事を撮影して、コメントを付けてGoogle+のタイムラインに投稿したいとしたときに、すでにアップされている非公開エリア内の写真から選択すればいいので非常に便利だ。特に撮影する対象が違法なものではない限り、この機能を使うほうが使い勝手は確実に上がる。

ただ、GoogleがBAN対象として目を付けるとしたら、アダルト関連かいわゆる違法と考えることができる内容の写真がアップされているケース。超が付く真面目な友人がその手の写真を撮影するようなことはないと断言できるが、念のためにここ数日でスマホを使って撮影をしたか聞いてみると、公園で水遊びをしている自分の息子の姿を何枚か撮影したが女性の裸等は撮影していないという。

この段階で「そういうことか……」と思いつくことがひとつだけあった。友人の息子が上半身裸で水遊びしている写真をインスタントアップロードが非公開エリアにアップし、Googleの違法画像の自動検索機能が「幼児の裸」としてアラートを発し、Googleチームが児童ポルノの疑いありと判断して「アカウント停止通告」となったようだ。結局は問い合わせへの返答が来ないままBANされてしまったということだ。

その友人曰く「自分の子供の水遊びの写真を撮影して何が悪い?」と怒っていたのだが、すでにイギリスでは自分の孫の水遊び写真をPCに保存していた祖父が児童ポルノの単純所持で有罪にされるといった冤罪事件が起きるなど、厄介な問題になっている。たとえば実際は無罪なのに疑われて逮捕された結果、家庭を壊されて自殺した人まで出てきており、親切なインスタントアップロード機能が逆に不親切になってしまうといった本末転倒なことになってしまったわけだ。

Googleアカウントを停止されるとGoogleに関するサービスすべてが無効になる。もちろんGmailやAdSense関連の機能も完全に停止されてしまう。何より有料アプリを購入していた場合、起動時にアカウントが有効化をチェックするアプリの場合、利用できなくなる可能性もあるわけで、GoogleアカウントのBANは、このように色々と不都合が起きる。BANされたときに使っていたものと同じメールアドレスと同じクレジットカード番号では、二度と登録を受け付けてもらえないようで、その友人は仕方なしに別アカウントを違うメールアドレスとクレジットカード番号で再登録し直したそうだ。もちろんGoogle+の自動バックアップは無効にしてある。

Google+の設定で自動バックアップは無効にしておこう

特に小さいお子さんを抱えているお父さんお母さんは、そろそろ夏本番が近付いているのでGoogle+の設定を見直しておきたい。日本でも児童ポルノの単純所持が有罪になりそうな雰囲気だ。自衛のためにインスタントアップロード機能が使われないように「自動バックアップ」機能を無効にしておこう。あらぬ疑いでアカウントをBANされるような理不尽な目には遭いたくないものだ。

Google+を起動
設定メニューを呼び出す
カメラと写真をタップ
自動バックアップをタップ
自動バックアップのスイッチを左にスライド
このようにグレーアウトしてれば自動バックアップは無効だ

Googleの記事をもっと見る

記事提供元:ITライフハック

関連キーワード

Google+ | 撮影 | 写真


livedoor CC-BY-ND

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」