等身大のダンボーに会える!! 10年間分の見どころいっぱいな「よつばとダンボー展」開催
生原稿にダンボーのジオラマなど、「よつばとダンボー展」は見どころだらけだった。
2013年8月31日から、渋谷パルコPART1にて「よつばとダンボー展」が開催された。これは連載10周年を迎えるあずまきよひこの人気コミック『よつばと!』と、作中に登場するダンボールで作られたキャラクター「ダンボー」をテーマとしたイベントだ。
まず入り口で最初に目にするディスプレイは、今まで発売されてきた『よつばと!』のコミックと、それに合わせて制作された、たくさんの販売促進グッズや広告だ。コミックといっしょに配られたと思われるしおりや、さまざまなブックストアとのコラボレーションで生まれたブックカバー、さらに新聞に掲載された広告など、このチャンスがなければ2度と見られないのでは? と思うほどのレアなアイテムを見ることができる。
次のコーナーに進むと、『よつばと!』の生原稿と、原稿を描くために使われたたくさんの資料が展示されている。よつばが愛用している一輪車やキックボード、ぬいぐるみなどの遊び道具をはじめ、よつばのお父さんが仕事で使っているキーボードなど、実物のアイテムが多い。それらを見ると、『よつばと!』は実在するアイテムを作品に取り入れることによって、リアルな世界観を作り出していると確信できる。
また、原稿の制作に関しても、ペンやスクリーントーンを中心としたアナログ原稿から、パソコンを導入したデジタルの作画に移っていく様子も紹介されている。それぞれの原稿を比較して、違いを発見する楽しみがあるのだ。
最後に登場するのが、展示会のタイトルにもなっている「ダンボー」のコーナーだ。すでに複数の企業とコラボしたキュートなダンボーはもちろん、ダンボーを題材に、凄腕のモデラーたちが、それぞれの創作意欲を込めて制作したハイクオリティーのオリジナルダンボーが集まっている。その様子は来場者を圧倒するだろう。
特に注目して欲しいのは、ダンボーコーナーの中心に展示されている荒川直人氏制作のジオラマだ。その中で妖しく、そして悲しげなダンボーのドラマが展開される、ジオラマは360度、どの角度からも見られるので、思わず足を止めて見てしまう来場者が多く見られた。
『よつばと!』の世界をたっぷり楽しめる『よつばとダンボー展』は9月16日まで開催されている(注:本記事は9月13日にTokyo Otaku Modeに掲載された)。
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© Tokyo Otaku Mode Inc.
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