間違った意味で使われる言葉ランキング第1位は「ハッカー」と判明

「間が持たない」って言っちゃうかも。

» 2013年10月15日 14時00分 公開
[ねとらぼ]

 小学館の国語辞典「大辞泉」編集部が、10月16日が辞書の日であることを記念し、「間違った意味で使われる言葉ランキング」と「言い間違いされる言葉ランキング」を発表。間違った意味で使われる言葉1位が「ハッカー」だと判明した。

 編集部が50の言葉を選び、「普段、あなたが次の言葉を使うとき、どのような意味で使っていますか? 本来の意味かどうかは問いません」と質問。「よく見かける、本来と異なる意味」と「本来の意味」を2択で提示。前者の回答が多かった順にランキングした。

 ハッカーは本来、コンピューターで不正行為をする人という意味ではなく、多くの人が「クラッカー」と混同しているもよう。また、「確信犯」や「他力本願」も誤用率が高くなっているとの調査結果が出た。

 「確信犯」は「道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪」が本来の意味だが、転じて「悪いことだと分かっていながら行われた犯罪や行為」として使用されている。ちなみに、2002年の「国語に関する世論調査」(文化庁発表)では誤用率57.6%だったのに対し、今回の調査では73.0%にまで広がっていた。「他力本願」は、「自らの修行などによらず、阿弥陀仏の本願で救済されることという浄土教の言葉」だったが、すっかり「人まかせ」という意味が定着している。

 また、「途切れがちの会話などを、うまくつなぐことができない」と言いたい時に、「間が持てない」を「間が持たない」と言い間違いしていることも多かった。

大辞泉 「声をあらげる」は正しくは「声をあららげる」

 編集部ではあえて「間違った意味」「言い間違い」としてランキングしたが、「言葉というものは、それ自体も意味も、時代によって変遷していくのも事実。必ずしも間違いとは言い切れない場合もあり」、言葉の変遷を随時追跡し、辞書に反映していくとしている。

 調査はインターネットで、15歳以上の男女各年代1200人に対して行われた。

関連キーワード

ランキング | 辞書 | ハッカー | 小学館


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」