艦これ新サーバ群“戦歴的”プロフィール「幌筵泊地」編いやー、地図で見てびっくりだよ

艦隊これくしょんの第15サーバ群として「幌筵泊地」がまもなく稼働する(ひょっとすると今日にも)。みんな、幌筵の読み方と場所を知っているかーい。

» 2013年12月11日 10時50分 公開
[長浜和也,ねとらぼ]

ごらんあれがカムチャッカ半島、北のはずれもいいところ

 日本海軍の泊地で北方海域にあるところというと、「単冠(ひとかっぷ)湾」という地名が有名だ。先に稼働した第14サーバ群「単冠湾泊地」は真珠湾を攻撃する空母部隊が出撃前に集結した場所として知られているが、艦隊の出撃地として使われたのはこのときだけで、北方海域の主要な根拠地は第15サーバ群として稼働する「幌筵(ぱらむしる)泊地」だった。

 語感的に、“ひとかっぷ”湾は北の果てにある秘境、という感じがするが、じつは北海道にほど近い択捉島にあったりする。一方、幌筵は、字面的に「なんか、札幌の近くなんじゃね?」と思いがちだが、地図で調べてびっくり千島列島北の端という、なんとも遠く離れた地にある。北方四島なんかメじゃないぜ。ちなみにボードウォーゲーム「Pacific Theater of Operations」(TSR/SPI)のマップでは、幌筵から横須賀まで8へクス、幌筵からアッツ島までも8へクス。すぐ北にはソ連のカムチャッカ半島が迫っている。

ボードウォーゲーム「Pacific Theater of Operations」(TSR/SPI)のマップで幌筵泊地とアッツ島、キスカ島、そして、横須賀鎮守府の位置関係を確認する。下北半島の付け根に「Kamaishi」とあるが、場所的には大湊警備府になる

 北海道からも遠く離れた幌筵を拠点に、北方海域で戦ったのが第五艦隊だ。南の海で戦う印象が強い太平洋戦争だが、北の海でも、「ダッチハーバー空襲」「アッツ島キスカ島攻略」「アッツ沖海戦」「アッツ島玉砕」「キスカ島撤退作戦」などなどの戦いがあった。

 ただし、もともとアッツ島とキスカ島の攻略も、一時的なもので冬前には撤収するはずだったのが、ミッドウェー作戦の失敗で“実績作り”のために駐留を延長したという事情がある。そのおかげで、後々、アッツ島の悲劇とキスカ島撤収の苦労が起きることになる。

 太平洋戦争が始まったとき、第五艦隊の戦力は実質的に軽巡洋艦「木曽」「多摩」で構成する第21戦隊のみだったが、アッツ島キスカ島攻略作戦では、旗艦の重巡洋艦「那智」のほか、第4戦隊の重巡「高雄」「摩耶」、第4航空戦隊の軽空母「龍驤」「隼鷹」、第1水雷戦隊の軽巡「阿武隈」に第6駆逐隊「暁」「響」「雷」「電」、第7駆逐隊「潮」「曙」「漣」、第21駆逐隊「若葉」「初春」「子日」「初霜」が加わった、艦娘メンバー的にもにぎやかな大所帯(駆逐艦も全部カバーしている!)になっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/01/news004.jpg 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
  2. /nl/articles/2501/01/news052.jpg ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
  3. /nl/articles/2501/02/news027.jpg 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
  4. /nl/articles/2401/18/news015.jpg 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  5. /nl/articles/2501/02/news038.jpg 「どういうことなの!?」 ハードオフで13万円で売っていたまさかの“希少品”に反響「すげえ値段ついてるなあ」 
  6. /nl/articles/2501/02/news034.jpg 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. /nl/articles/2501/01/news051.jpg 「衝撃すぎ」 NHK紅白歌合戦に41年ぶり出演のグループ→歌唱シーンに若年層から驚きの声 「てっきり……」
  8. /nl/articles/2412/31/news047.jpg 知らない番号から電話→AIに応対させたら…… 通話相手も驚がくした最新技術に「ほんとこれ便利」「ちょっと可愛くて草」
  9. /nl/articles/2501/01/news001.jpg 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  10. /nl/articles/2501/01/news048.jpg 「見間違いかと思った」 紅白歌合戦「ディズニー企画」で起きた“衝撃シーン”に騒然「笑った」「腹痛い」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  2. 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
  3. 「すごい漢字!」 YouTuberゆたぼん、運転免許証公開 「本名の漢字」に衝撃の声続々
  4. 「麻央さんにそっくり……」 市川團十郎の11歳息子・勸玄の成長ぶりに驚きの声 「大きくなってる!」「すでに貫禄がある」
  5. チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
  6. 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
  7. 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
  8. 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
  9. 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
  10. 「デコピンを抱き寄せたのはもしかして」 妻・真美子さん第1子妊娠発表で大谷翔平の発言と行動に再注目 「“もう帰る?”は気遣っていたのかも」
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」