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» 2013年12月20日 09時22分 公開

ボードウォーゲームでも資源が大事!:艦これ提督的ウォーゲーム要務令「珊瑚海キャンペーン」編 (2/2)

[長浜和也,ねとらぼ]
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将棋とトランプのハイブリッドでユーロゲーム感覚のプレイが可能に

 艦これ提督的に、ウォーゲームというのは「駒を動かしてマス目を進んでいって敵を攻撃する将棋みたいな感じ?」というイメージだろうか。確かにそのイメージは正しい。将棋と違って、一度にたくさんの駒を動かしたり、必ず駒を取れる将棋と違って攻撃が成功するかどうかはサイコロの目で決まる「運」が影響したりするが、珊瑚海キャンペーンも基本的には将棋のように艦隊や陸軍部隊を動かしてゲームを進める。

 ただ、最近のウォーゲームでは「カードを引いて手札に加えて、手札からカートを使って(もしくは捨てて)ゲームを進める」という“トランプ”のような仕組みも組み込んでいる。珊瑚海キャンペーンの提督は、自分の番が来るたびに、トランプのようにカードを引いて手札を使うか、将棋のようにゲーム盤のマス目で駒を動かすのかを決断しながらゲームを進めていく。

 このようなゲームでは、カードを特殊効果や特定な行動を起こす「イベント」のように使うことが多い。珊瑚海キャンペーンでも、日本軍と米帝、いや、連合軍用に別のカードを用意していて、それぞれ「艦隊の増援」というイベントや「零戦」「レーダー」という敵の攻撃を無効にできる特殊効果などをそろえている。

特殊効果や増援、勝利条件を示したカードを山札から引いて手札にして、タイミングよく使う“トランプ”的プレイもある(写真=左)。戦闘解決では、それぞれが引いたチットの種類にあわせた戦術で敵にダメージを与えたかサイコロを振って判定する。しかし、このシルエットはウルトラセブンのオープニングっぽくてかっこいいなあ(写真=右)

 加えて、珊瑚海キャンペーンのカードには、艦これでいうところの「資源」(でた!)のような役割もある。作戦行動では、カードを使うか、カードを捨てて得た資源を消費する必要がある。行動を起こす提督は、作戦に必要な部隊の規模に見合った資源を手持ちのカードで確保できるか、もしくは、手持ちのカードで得られる資源で必要な部隊を動かせるかを考えて作戦を立案することになる。

 珊瑚海キャンペーンは、一方のカードを山札からすべて引いた時点で終了する。これは艦これ的な「イベント開始前に貯めこんでおいた資源を使い切ったら終了」に近い。さらに、カードには「サドンデス」という、条件(ポートモレスビーとヌメアという連合軍重要拠点をどちらも占領している、など)を満たしているときに使うと、そこでゲームが終わってしまう“即決勝利”的なカードもある。

 そういうわけで、プレイヤーは“資源を使い切る前”に、敵の撃破と敵基地の攻略で得る点数をできる限り貯めておくのと同時に、サドンデスカードの条件を満たす敵重要拠点の攻略を目指すという、これも、艦これ秋イベントに近いシチュエーションで勝利を目指すことになる。

このゲームでカードを使う“キモ”が、作戦で消費する「資源」として使えることだ。1枚のカードで1RP(ドラム缶ユニット1個分)を調達できて、1RPが6SP(Supply Point:補給ポイント)に両替できる。作戦を行う駒は、このSPを消費して行動する(写真=左)。なお、イベントによって3RPなど多めに調達することも可能だ(写真=右)

人間相手に「鉄底海峡」を目指せ! きっと面白いから!

 珊瑚海キャンペーンが付属するボードウォーゲーム専門誌「コマンドマガジン」114号は、書泉グランデやYellow Submarineなどのボードゲーム専門ショップやコーナー、または、コマンドマガジンのオンラインショップ「a-game」で購入できる。

 最近盛り上がっているボードゲームを持ち出すまでもなく、人間相手に戦うのは、お互いの性格や思考を探り合う「声なき対話」を楽しむのに似ている。艦これの秋イベントでは、単独で髪が抜けるような思いをしながら激戦をくぐりぬけてきた艦これ提督諸氏も、顔を向き合わせた生身の提督同士で、鉄底海峡の先を目指しあうのは、また違った世界があるはずだ。

 この金曜日の帰り道に、コマンドマガジンを購入して、3連休やこれからやってくる年末年始の休みに友人の艦これ提督と顔を突き合わせてソロモン諸島で戦ってみるも一興、だろう。

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