「危険」「PCにエラーがあります」――IT初心者を狙った警告風の広告に注意 被害者急増中

国民生活センターへの相談が急増し、同センターが注意喚起。

» 2014年04月30日 14時30分 公開
[ねとらぼ]

 国民生活センターが、PCに不具合が出たかのように見せかける警告メッセージ風の広告に関して、安易にクリックしたりしないよう注意喚起しています。同センターによると、関連トラブルの相談件数が年々増加しているとのこと。2013年度は、前年度の約4倍となる1505件の相談があったそうです。

photo

 みなさんは、Webサイトのバナー広告枠などに「パソコンが脅威にさらされています」「パソコンにエラーがあります」といった警告文のようなメッセージが出たことはありませんか? セキュリティソフトやPCの性能改善をうたうソフトの広告に、こうしたメッセージがよく見られます。

 この手の広告は、警告文で消費者を不安にさせて、ソフトを購入させるのが狙い。ネットやPCにある程度詳しいユーザーなら「物騒な広告だな」といぶかしむだけで済むのですが、そうでないユーザーの中には、自分のPCに問題があると勘違いし、誘導されるままソフトを購入してしまうケースがあるようです。

 こうしたトラブルの相談件数は、2012年度は400件だったのが、2013年度は1505件と急増しています。ソフトの購入後に不審さに気づいて解約したくなるケースや、「無料」という案内から安易にソフトをダウンロードしてしまったことで、有料ソフトの購入画面が消せなくなるケース、購入後のやり取りが英語のみで容易に解約できないといったケースなど、さまざまな相談が寄せられているそうです。

 同センターではこうした相談増加を受け、(1)警告表示が出ても、信頼できる表示か分からない場合はクリックしない、(2)日本語の窓口の有無なども基準にして、複数のソフトを比較検討する、(3)情報処理推進機構(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口のホームページで情報収集する、(4)カード番号の入力前に、商品の料金や有効期間を確認する、(5)トラブルがあった場合は消費生活センターに相談することを推奨しています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」