ニュース
» 2014年05月08日 17時53分 公開

“無音”で2万ドル稼いだインディーズバンドのアルバム、音楽サービスSpotifyから削除

“無音のアルバム”を眠っている間にかけつづけると……という斬新な発想。

[ねとらぼ]

 定額制音楽サービス「Spotify」で“無音のアルバム”をリリース――そんな変わった試みが海外で行われていましたが、このほど削除されました。

 このアルバム「Sleepify」はVulfpeckというインディーズバンドが制作し、30秒の無音の曲10曲で構成されています。Vulfpeckは3月半ばにこのアルバムをSpotifyでリリース。その際に「このアルバムを寝てる間にかけっぱなしにしてほしい」と呼びかけました。曲が1回再生されるごとにVulfpeckに支払われるロイヤルティー(使用料)は0.5セント。ファンが眠っている間にリピート再生すれば、ちりも積もってそれなりの金額になるというわけです。売り上げはツアー費用にして、Sleepifyが一番再生された地域で無料コンサートを開くというプランも掲げました。

 Spotifyの楽曲ロイヤルティーについてはアーティストから「低い」という不満が上がっており、例えばレディオヘッドのトム・ヨークは同サービスから楽曲を引き上げています。Sleepifyはトリッキーな手法でそうした問題を解決しようとするもので、約2万ドルを稼いだそうです。

 しかしSpotifyは4月後半に、規約違反であるとしてSleepifyを削除するようVulfpeckに通達。その後アルバムは削除されたようです。Vulfpeckは、Sleepifyの売り上げは入ってくると思うとしており、その売り上げを使ってツアーに出るとViceにコメントしています。

Vulpeckの公式サイトではSleepifyは「Currently Unavailable」(現在利用不可)となっている

 Spotifyはこの件についてノーコメントを通しているようですが、Sleepifyがリリースされたばかりのときに、同社の広報担当者は「賢いやり方だけどVulpeckの前のアルバムのほうが好き」「ジョン・ケージの派生作品みたい」とBillboardにコメントしていました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 自分のことを“柴犬”だと思っている猫ちゃん!? 犬猫4きょうだいの息ピッタリな「いただきます」がお見事
  3. 圧倒的疾走感ッ! 深田恭子、ドローン撮影のサーフィン動画が「うわぉ カッコいい!」「水を得た魚のよう」と反響
  4. セーラームーンを自分の絵柄で描く「sailormoonredraw」チャレンジ 漫画家やイラストレーターの美麗なイラストが集まる
  5. 印刷した紙がプリンタから次々消失 → 原因を突き止めた動画に爆笑 「紙隠し」「ピタゴラスイッチだ」
  6. 「イチャイチャ感半端ない」 ヒロミ、妻・松本伊代をヘアカットする動画が130万回再生超えの大反響
  7. 「パワポで作った」 離れると意味が分かる岐阜新聞の「Stay Home」広告が話題、制作したのはデザイン経験のない営業社員
  8. 仕事のLINEに「洗濯たたみましたほめてほめて!」 応募総数8000件の「LINE誤爆」最優秀作品が決定
  9. 「私も撮りたい、貸して!」と言われて娘にカメラを渡したら―― 26万いいねを集めた衝撃写真を御覧ください
  10. 「レターパックプラスがボロボロの状態で郵便受けに入ってた」 受領印必須のサービス、明らかな過失でも補償なし? 日本郵便に聞いた