ニュース
» 2014年07月20日 22時01分 公開

豪雨に負けない、ニコ厨パワーを見せてやる! 世界で一番アツい夏祭り「ニコニコ町会議in 長野県」完全リポート

歌ってみたり踊ってみたりオキュラスやってみたり……、みんなで青春しました。

[高城歩,ねとらぼ]

 ニコニコ動画の世界をちょこっと地上に再現する移動式文化祭「ニコニコ町会議」が7月19日長野県・須坂市横町で行われました。通算21カ所目、そして2014年最初の開催地となる須佐市には約5000人が集結し、ネットでの生放送視聴者は累計25万人にものぼる大イベントとなりました。ときおりやってくる豪雨にも負けなかった世界で一番アツい夏祭り、その熱気をお届けします。

開場前からアツかった。「カッタカタにしてやんよ!」

 筆者は1日前に長野県入り。善光寺にて「町会議」の成功をお祈りしてきました。なぜならば翌日の長野県はところにより雷をともなった非常に激しい雨のおそれとの予報が出ていたからです。

画像 頼む、晴れてくれ……!

 翌朝、午前9時30分ごろ須坂駅に到着。曇り空ですが、ときおり日がさしこんでかなり蒸し暑い。これなら町会議も無事開催されそう。お祈りした甲斐があったな、とニマニマしながらロータリーを見渡すと、ゴミ1つ落ちていないキレイな歩道。朝早くから地元の方々がお祭りにくる人を迎えるために清掃活動をしていたとのこと。「蔵造りの町並み」が今もなお残る道中ではいたるところに町会議のポスターが掲示されており、おもてなしの心がうれしくなります。

画像 須坂駅。改札では駅員さんによる検札が行われノスタルジックな空気です

画像 あ、ポスター! 地元の人いわく「テレビCMもたくさん見た」

 会場は駅から歩いて10分ほどの場所にあ須坂市営駐車場。「カッタカタ祭り」の踊りやみこしの行列などを見ることができる市のメインストリートに面しています。それにしても、まだ開場の3時間前だというのにすでに長い長い行列ができているではありませんか。

 「昨日から興奮して眠れなかった!」「1時間おきに起きちゃって。もうテンションがおかしいです……」と話してくれたのは地元須坂の中学生たち。今朝の始発電車で来たという女の子は「ゲーム実況が見たいです」「踊ってみたをやりたい」「繚乱さんのたこ焼き食べたい!」「カッタカタにしてやんよ!」とまぶしい笑顔で今日の意気込みを話してくれます。松本市からお孫さんと一緒に来ていたおばあちゃんは「孫がね、長野に町会議がくるんだよ。これってすごく貴重なことなんだよって毎日教えてくれたの」と目を細めていました。みなさん本当に町会議開催を心待ちにしていたのですね。

画像

画像

画像 みんな、いい笑顔

 町会議のスタッフと出演者は円陣を組み、「ずくだせー!(元気出せ!)」の掛け声とともに気合いを入れました。

 開場の合図と同時に列に並んでいた人々がオリジナルうちわを受け取り、メインステージ付近にむかって走り出しました。BGMとして流れている小林幸子さんが歌うこぶしのきいた「ぼくとわたしとニコニコ動画 盆踊Remix」が夏祭りムードをいっそう演出します。

画像 「楽しみましょう!」左から出演者のうぇるさん、けいたんさん、しゃけとりくまごろうさん、暴徒さん

画像 「名産、なすのポーズです」左から千野ちゃん(中継MC)、ほるすさん(町MC)、みるきぃぬさん(実況MC)

 午前11時30分からのオープニングセレモニーは須坂市消防団による目が覚めるようなファンファーレで幕を開けました。ステージ上に今回の町会議の出演者がずらり勢揃いすると、拍手の代わりに持っていたうちわをバンバンボンボンと叩く音が響き、「キャアアアアア」という歓声とともに倒れそうになる女の子の姿も。そうだよね、いつもは画面の向こう側にいる憧れの人が目の前にいるんだもんね……、分かる。

 須坂市長の三木正夫さんによる挨拶では「実は今朝神社でおみくじを引いてきたのですが、大吉でした! しかも“よい出会いがある”と書かれています。ここにいるみんなが天使です」との言葉に会場は盛り上がります。テープカットが行われ、ついに「町会議in長野」が本格始動です!

画像 出演者勢揃いに会場が沸く

画像 須坂市長からの「みんなマジ天使」発言

踊ってみたり、歌ってみたり! 町会議は参加者全員が主役! 

 ニコニコ町会議はもちろん出演者も主にニコニコユーザー。そしてイベントでは彼らユーザーを中心に「歌ってみた」や「踊ってみた」などがメインステージや会場内で同時進行していきます。普段ニコニコ動画で見ている光景が目の前で、しかも地元で繰り広げられるということに対して「信じられない。でも最高ー!」と参加者のノリは天井知らず。

 「ナーガノッ! はい、ナーッガノ!」――ステージにニコ生主の恭一郎さんと歌い手の鋼兵さんが姿を現すと、まるで事前に打ち合わせていたのかように見事なコール&レスポンスが会場中にこだまします。生ならではの音響トラブルもなんのその。恭一郎さんの軽妙なトークでピンチを笑いに変えます。鋼兵さんののどから絞り出される熱いシャウトでステージ周辺はヒートアップしました。ホントに気温が3度ぐらい上がったんじゃないかな。

画像 恭一郎さんが歌うのはメタボリック……ではなく「メランコリック」。会場はほわほわ

画像 話題となった「Let it Goを炎属性にするとこうなる」を熱唱する鋼兵さん。少しも寒くないぜ!

 一方「踊ってみた」レッスンが行われたのは、道のど真ん中。なんと会場横にのびている道路を封鎖し、歩行者天国にしてしまったのです。そこで50人近くの参加者が踊るというのですから……、口をポカーンと開けて見つめるおじいちゃんの姿も納得です。けいたんさんと暴徒さんから直々にレッスンを受け、驚異の吸収力で「ってゐ!」と「いーあるふぁんくらぶ」の振り付けをマスターした参加者の皆さんはメインステージでダンスを披露。見事に「踊ってみた」デビューをかざっていました。はじけるような笑顔がその楽しさを物語ります。レッスン中に突然降りだした雨の中、ずぶ濡れになりながらもダンスしつづけた成果ですからね!

画像 振り付けをレッスン中。どっどーん! とノリノリです

画像 なにこれ楽しそう

画像 練習の成果を披露、全員主役です

「まるなげ広場」が町会議にも降臨!

 企画・準備・運営すべてをユーザーに丸投げするというアイデアで、今年開催されたニコニコ超会議でも話題となったエリア「まるなげ広場」が町会議に初進出。「ニコニコ技術部」や「作ってみた」系の展示、またVRヘッドセット「Oculus Rift」も登場し、多くの人で各スペースがにぎわっていました。初めてOculus Riftによるホラーゲームを体験した小学生は「ギャアアアア」とすさまじい叫び声を上げていたので、もしかしたらトラウマになったのでは……、と心配になりましたが、終了後に「すげーリアルでした! オキュラスが欲しいです」と大興奮していたのでひと安心。

 しかし、午後2時ごろに激しい豪雨が! あわてて撤収するも、その30分後にはまた晴れ、また午後3時ごろ豪雨になるという天候に振り回されつつも展示を続けるガッツには心を打たれました。

画像 お母さんもOculus初体験。普段とは異なる客層に触れてもらう機会も新しい技術の普及には重要

画像

画像 女の子は「酔った……」、ARマーカーを使ったゲームに男の子は「これ欲しい!」

画像 ゆきりんロボの出会いも町会議ならでは

画像 「ボカロチップeVY1部」のボカロキーボードで「演奏してみた」デビュー

画像 名産品「八町きゅうり」撮影会。まるなげなのでなんでもあり

画像 ダンボール「松本城」に思わず目が釘付け

画像 雨ニモマケズ……

まだまだあるぞー! 一気にイベント紹介

 ニコニコ動画で人気のコンテンツを地上に再現した移動式文化祭である町会議はもちろん他にもイベントが盛りだくさん。特に「町ゲーム実況」や「町集合似顔絵」、「繚乱たこ焼き」が行われているテントではあふれんばかりの人だかりで、もはや長蛇の列があたりまえになっていました。

画像 町会議MCの百花繚乱さん自らが焼きあげるたこ焼きは無料! 外はカリッと中はトロりの絶妙な焼き加減でした。プロか

画像 似顔絵をひたすら書き続ける絵師の5月病マリオさの集合イラストは圧巻

画像 自分の似顔絵を写真におさめる女子高生。「待ち受け画像にします」

画像 こちらも人気コンテンツの「ゲーム実況」。うぇるさん、しゃけとりくまごろうさん、ガッチマンさん、そらるさんの人気もすごい

画像 ゲーム実況の様子が映し出されるモニター前には小さなお友達の姿も

画像 「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」でユーザーと対決。3連勝したそらるさんだが、馬がシュール

画像 雨の中行われる「町神社」。アンカンミンカンさん頑張ってください……!

一体感が生まれた感動のフィナーレ! 飛べー……!

 会場中央にそびえるやぐらには、DJをつとめる八王子Pの姿が。「Weekender Girl」のイントロが流れ始めるとやぐらをぐるりと囲んだ参加者からはワーッと歓声と拍手が沸き起こります。有名ボカロ曲のリミックスが刻むリズムに身を任せ、腕を突き上げピョンピョンと飛びはねれば、もう会場のお祭り気分は最高潮。この熱さ、この興奮――きっと世界一アツい夏祭りが、たしかにこの場所にありました。

画像 飛びはね、踊り、歌い騒ぐ!「長野、飛べー!」

 そしてメインステージには再び出演者のみなさんが集合。ああ、終わってしまうんだな……。しかし悲しいムードを吹き飛ばすかのように最後は全員で「千本桜」を大合唱。大人も子どもも関係なく、この瞬間全員が「青春」していました。

画像 「千本桜」の大合唱で会場全体が1つに

画像 ボランティアスタッフのみなさん、お疲れ様でした!

 取材中、祭りの山車をひく方々が筆者に「須坂にこんなにもたくさんの人が集まるのは今まで見たことがなかった。すごいね。うれしいね」と熱っぽく語ってくださり、運営ボランティアスタッフさんは「長野県は……実はものすごく観光アピールが苦手なところがあって……。だから町会議か来てくれるって分かったとき、すばらしいおもてなしをしようってみんなで決めていたんです。成功してよかった!」と晴れ晴れとした表情を浮かべていました。

 晴れ→豪雨→晴れ→豪雨→晴れという不安定な天候の変化に悩まされ、音響や機材トラブルなどを運営スタッフとニコニコユーザーの愛と気合いで乗り越えた「ニコニコ超会議 in長野」。この「夏祭り」は全国各地を巡り、まだまだ続きます。日本のどこだってきっと世界で一番アツい場所になれる。そして、主役はあなたです。

画像

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2109/16/news095.jpg 中国版「FGO」で中国系キャラクターの名前・イラストが突然変更に 虞美人(アサシン)は「暗匿者230」、始皇帝は「裁定者229」に
  2. /nl/articles/2109/16/news101.jpg 光浦靖子、初めての“カナダ留学レポ”に反響 ナイアガラの滝観光ショットに「お元気そうでよかった」
  3. /nl/articles/2109/15/news022.jpg 豆柴の赤ちゃんから手を離すと…… “秒で寝た笑”かわいすぎる寝落ちに「心が浄化される」「母性が目覚める」
  4. /nl/articles/2109/16/news027.jpg 張り切って“アゴ乗せ”に挑戦したハスキー、しかし…… おちゃめに間違えたワンコの「てへぺろ」がかわいい
  5. /nl/articles/2109/15/news169.jpg オンライン麻雀ゲーム「姫雀鬼」、サービス開始と同時にサービス終了発表で話題に Twitterではバグ報告多数
  6. /nl/articles/2109/16/news126.jpg ダレノガレ明美、元保護犬リッツの早い旅立ちを報告 がんを何年も放置したブリーダーへ「本当に許せない」
  7. /nl/articles/2109/12/news041.jpg 小学生のころのトラウマ漫画がつらい 美術館の撮影OKゾーンで撮っていたら「常識ないのか」「全部消しなさい」
  8. /nl/articles/2109/16/news093.jpg あびる優「私の気持ちは私の中にしまっておきます」 核心に触れず、周囲から多くの声が届いていること明かす
  9. /nl/articles/2105/13/news011.jpg 夜にキッチンの窓から見た人影 振り返ってみると恐ろしかった出来事を描いた漫画がゾクッとする
  10. /nl/articles/2109/15/news175.jpg 「デンジャラス」ノッチの次女、完治困難な異汗性湿疹で“電流療法” 1年ごしの成果に妻も満足 「痛みの方が耐えられる」

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 田中将大、石川佳純ら卓球女子との集合ショットに反響 「夢の共演」「どちらから声を掛けたのか気になる」
  2. 田中将大の五輪オフショット集、最後は柔道・阿部詩との2ショットでシメ! “モテ男”の期待裏切らず「美女好きですね〜」
  3. 「マジで恥ずかしいです」 中川翔子、数年ぶりの“水着披露”に恥じらいつつもマネジャー大絶賛「スタイルめっちゃいいすね!」
  4. 里田まい、楽天ユニフォーム姿の長男に「違う、そうじゃない」 父・田中将大選手そっちのけの推し愛にツッコミの嵐
  5. 野々村真、動画で退院を報告 やつれた姿に衝撃広まる「コロナがより怖くなった」「ガリガリで衝撃を受けたわ」
  6. 「薬を問われ、アル中だと言われ」 西山茉希、“うわさ”ささやかれる痩せ体形に「懸命なもんでご了承願います」
  7. 柴犬「メシ、よこさんかーい!!(激怒)」 ごはんを忘れた飼い主に皿をぶん投げる柴犬、荒ぶる姿に「爆笑した」
  8. レイザーラモンRG、コロナ療養で“10キロ減”を告白 「顔が変わっちゃいました」とやつれた姿で復帰報告
  9. 海外記者「最高のコンビニアイスを発見した」 森永チョコモナカジャンボ、ついに世界に見つかってしまう
  10. 「ついついキレイな部分ばかり載せたくなりますが」 小倉優子が公開したインスタの“現実”に「勝手に親近感が」「共感しかない」