インパクトありすぎ! トマトを炊飯器にぶっ込んで炊くだけの「トマト丸ごとごはん」が意外なウマさだった:ねとめし
お米に調味料を加えた後、トマトをドボン。炊飯器で炊くだけの超簡単な「トマトまるごとごはん」に挑戦してみた!
いま旬の野菜といえばトマト。そんなトマトを主役にした「トマトまるごとごはん」なるレシピがネット上で「インパクトがありすぎる」と話題を集めている。
Twitter上は「これは上手くやれば確かに美味しいであろうぎゃああー(蓋を開けるとこを想像) 」のような戸惑い(?)の声もあるが、「意外とうまそうやんけ」「これめっちゃおいしそうやりたい」のような好意的な声も挙がっている。
見た目は確実におもしろいだろうが、お米、調味料、トマトを炊飯器に入れて炊くだけという、誰でも確実に作れる工程は魅力的だ。これはやってみたい!
そこでNAVERの人気まとめ「炊飯器にドーン! トマト丸ごとご飯のインパクトがすごい」に引用されたブログ「心おきなく好きなこと〜」のエントリ「丸ごとトマトの炊き込みピラフ」を参考に作ってみた。
材料を混ぜてトマトを置くだけ!
用意する食材は、お米2合、トマト、オリーブオイル、塩、黒こしょう(粗びき)、以上。普通にキッチンにあるものだけで作れてしまうのだ。まずはお米を研いだ後、2合のラインまで水を入れる。ここまでは普通。
次に、後で加えるトマトを炊いている最中に、トマトから水分が出ることを見越して、あらかじめ大さじ6杯分の水を捨てておく。ここで水を捨て忘れてしまうと、ごはんがビチャッとした状態になってしまうのでご注意を。
続いて塩(小さじ4分の3)、黒こしょう(小さじ4分の1)、オリーブ油(小さじ2)を加え、しっかり混ぜ合わせる。最後にトマトを乗せよう。ドーンと鎮座するトマトはなんとも堂々としているように感じる。果たしてどんなごはんになるのか……若干不安な思いで、炊飯器のスイッチを押した。
皮がズルむけ状態のトマトを全体にかき混ぜる
数十分後、炊飯器から炊きあがりを告げるメロディが流れ始め、ドキドキしながらキッチンへと向かった。フタ、オープン! 炊飯器の中にはオリーブオイルを含んで、心なしかピラフっぽい仕上がりになったごはん、その上にズルむけ寸前になったトマトの姿が……!
筆者にとって「トマトを炊く」という行為は初体験だった。トマトは炊かれることで、皮がこうやって剥けていくのか――と新鮮な感覚を抱きながら、トマトを全体的につぶしていく。元の形をなくした直後は種や水分があふれ出て、やや水分過多に感じられた。
ただ、トマトの欠片がごはん全体に行き渡るように混ぜていくと、ビジュアルが徐々に「混ぜごはん」的なそれに変化していく。見た目は洋風の混ぜごはんだ。フタをして、5分程度蒸らせば完成。
ほどよい酸味、プチプチ感がくせになる
茶わんに盛るのは変かなと思い、洋風の小さめな白いボウルへ盛ってみた。最後に粉パセリをかける。一目見ただけだと、トマトを使っていることすら分からないのではというくらい、トマトが自然となじんでいることが分かるはず。
では早速、いただきます! ほどよく酸味が効いていて、涼やかな味わいが口の中に広がる。トマトの種のプチプチ感もたまらない。だからといって、トマトの存在が主張しすぎるわけでもない。トマトは絶妙な役割を果たしているのだ。
また、オレンジがかったごはんが、トマトをまるごと1個ぜいたくに使っていることを感じさせ、幸せな気持ちにさせてくれるのもうれしい。ごはん自体はあらかじめ水分量を調節したことから、固くもなくやわらかくもない、ちょうどよい質感だった。ピラフのような印象だ。
昼食用に作ったが余ったため、夜も同じトマトまるごとごはんを食した。味に変化をつけようと、チーズを載せてレンジでチンしたところ、これもイケることが判明! 一気に洋風の味わいが加速する。個人的にはトマト以外にもベーコンやコーン、アスパラなどの具を入れた「豪華版」に挑戦したいと思った。
普通に食べるもよし、少し味に変化をつけるもよし……トマト好きな人は一度試してみてはいかがだろうか。
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