「将棋電王戦FINAL」出場棋士5人が決定 若手精鋭を揃えた「勝つためのメンバー」でコンピュータ将棋に対抗
結果にこだわる姿勢を強く示しました。
» 2014年10月14日 15時59分 公開
[たろちん,ねとらぼ]
2015年3月から4月にかけて開催される「将棋電王戦FINAL」に出場するプロ棋士5人が発表されました。
将棋電王戦はプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトが戦う5対5の団体戦。前回、前々回はともに人間側の1勝4敗と苦戦が続いており、同様の形式での開催は今回が最後となることも発表されていました。
今回の出場者は、斎藤慎太郎五段、永瀬拓矢六段、稲葉陽七段、村山慈明七段、阿久津主税八段の5人。「これまでの将棋の常識にとらわれないことがコンピュータに勝つための第一歩」という基準のもと、最新の将棋研究に明るい20代から30代前半の若手実力棋士が選ばれています。これまでは「将棋ソフトとの対局を通して自分が強くなりたい」など棋士によって出場動機はさまざまでしたが、今回は全員が「勝つために出る」と宣言。斎藤五段からは将棋ソフトと既に「数百局の実戦」をこなしているといった発言も出るなど、コンピュータ対策を徹底し、結果にこだわる姿勢を強く示しました。
また、将棋電王戦FINALに出場する将棋ソフトを決める「将棋電王トーナメント」にエントリーする26ソフトも決定。前回の「第3回電王戦」に出場した、「ponanza」「やねうら王」「習甦」の他、市販の強豪将棋ソフトとして知られる「激指」の参戦などが発表されています。
(たろちん)
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