ウォール・トーキョーの兵士となり心臓を捧げよ! 「進撃の巨人展」で恐怖と興奮の展示を体感してきたぞ(2/2 ページ)
リヴァイ兵長のブレードに触れる!? 実物アイテム展示の数々にドキドキ
展覧会では原画だけでなく、原作に登場するアイテムの実物が多く展示されています。地下室のカギやミカサのマフラー、エレンの立体起動装置、イルゼの手帳とマント、巨人結晶化の謎を解く鍵となる、アニの全身を覆う結晶の欠片。そして蒸かした芋……!
すべてリアルに再現されており、「進撃の巨人」の世界とこちらの世界が地続きになっているかのような、本当の物語であるかのような錯覚に。そして、こちらの展示ではなんとリヴァイ兵長の超硬質ブレードに直接触ることができるのです! き、金属だ。非常に重厚なブレード。これを手にして巨人を駆逐しているとは。想像以上の腕力に違いない……さすがは人類最強。同じようなブレードを手に、立体起動装置を装着して戦う調査兵団はやはりまぎれもなく人類の希望なのです。
リアルスケール超大型巨人現る
「進撃の巨人展」オープニングセレモニーには「進撃の巨人」原作1巻発売当初から大ファンだというタレントの吉木りささん、そして巨人に似ている(?)千原せいじさんが登場。「リアルスケール超大型巨人」のお披露目を行いました。
垂れ幕が下りた瞬間、報道陣の前に現れた超大型巨人を目の前にして、「その日、人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を、鳥かごに囚われていた屈辱を」――というアルミンのモノローグが脳裏をよぎりました。筋肉、血管、目の造形がリアルすぎて、赤い照明に巨人の姿が浮かび上がるたび逃げ出したくなります。ぶっちゃけ無力感と絶望感しかありません。エレンたちはこんなにも大きな存在に立ち向かっていたのか……! ひぃぃ。
闘え!! 360度体感シアター「哮」で君も調査兵団の一員に
今回の展示会の目玉は何といってもVR(バーチャルリアリティ)ヘッドセット「Oculus Rift」を用いた全周3D映像による映像体験でしょう。舞台はトロスト区攻防戦。来場者はこの作戦に参加し、エレンやミカサ、アルミンたちとともに巨人と戦い、巨人に奪われた土地を奪還する任務を遂行します。Oculus Riftを装着すると、まさに自分が兵士の1人になったかのような没入感を得ました。「心臓を捧げよ!」
立体起動装置で家々の屋根をヒュンッヒュンッと飛び越えながら進むと、み、ミカサ……!! ミカサがいます!! さらに横に目をやるとアルミン、ジャンの姿も……! しかも話しかけてくれるではありませんか! 彼らの実在感がすさまじく、まるで「進撃」の世界に生きているかのような気分です。
いや、この瞬間、私は完全に調査兵団の一員でした。上を見上げれば壁の高さに目がくらみ、空の高さに心が震えます。原作やアニメで見たあの名シーンに自分が登場しているのですから、感激もひとしおです。そんな気分に浸っていると、目の前に巨人が現れ、逃げる暇もなく捕えられてしまいました――絶体絶命。ここから先はぜひ自分の身体で体験してみてください!
「恐怖」と「絶望」を全身で体感。人類よ、生き残れ
コミック累計発行部数4000万部を超える「進撃の巨人」。その魅力は、作者・諫山創さんの描き出す物語世界にありました。原画の展示はもちろん、立体造形、ギミックを駆使した大型映像、最新の映像技術による立体映像体験など、平面世界にとどまらない現実世界での「絶望」と「恐怖」、そしてとてつもない興奮に包まれた展覧会となっていました。
”ウォール・トーキョー”から無事生還した後、胸に手を当てれば、早まる鼓動とともに確かに感じられるはずです。「壁の外で、生きたい」と。
「進撃の巨人展」
会期:2014年11月28日〜2015年1月25日
先行公開日程:11月28日・29日・30日 / 前期日程:12月1日〜12月31日 / 後期日程:1月1日〜1月25日
休館日:無し(年末・年始も開催)
会場 :上野の森美術館
開催時間 平日|午前10時〜午後5時 土日祝|午前10時〜午後8時 ※12/30、12/31、1/1、1/2は祝日扱い
入館時間 :会期中は全日・日時指定での入場
チケット料金(税込): 一般・大学生|前売 1900円/当日 2000円 中学・高校生|前売 1400円/当日 1500円
4歳〜小学生以下|前売 900円/当日 1000円
360°体感シアター 「哮(こう)」 :600円
巨人展ツアー音声ガイド:800円
(高城歩)
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