艦これ提督に捧げたい「ゲームマーケット2014秋」索敵報告関係者ー、もっとガンガン攻めていこうぜー(1/3 ページ)

海軍逸話に興味ある提督ならきっとできるぞー。海軍逸話に興味ある提督さんになら、たぶん買ってもらえるぞー。

» 2014年12月05日 12時52分 公開
[長浜和也,ねとらぼ]

古参兵が思っている以上に盛り上がっているイマドキウォーゲーム事情

 11月16日に東京ビッグサイトの西4ホールで行われた「ゲームマーケット2014秋」は、アナログゲームを楽しむ多くの同好の士によって盛り上がった。来場者数が事務局発表で7200人と前回の6500人からさらに増え、古くから参加している出展者の多くが「上野の産業貿易センターでやっていたころと比べると(雰囲気が)かなり変わった」と驚く。

 そんな、大きな転換点にあるかもしれないアナログゲームの新作や名作がプロもアマチュアも関係なく一堂に集まるこのイベントにやってきた“ねとらぼ取材班”は、「このブースを取材している場合ですか」とゲームマーケット2013秋と同じブースで同じ人に同じセリフで心配されながらも、ウォーゲームを扱っている企業や同人さんのブースという、ものすごくニッチな針路で索敵を行うのであった。

ゲームマーケット2014秋の来場者は7200人に達し、またしても前回の数を大幅に上回った。次回はゲームマーケット大阪で3月1日にハナミズキホールで、ゲームマーケット2015春が5月5日に東京ビッグサイト西2ホールでそれぞれ開催する

太平洋戦域も欧州戦線も海陸空で絶好調というa-game

 ウォーゲーム専門誌「コマンドマガジン日本版」「ウォーゲーム日本史」を発刊している国際通信社のオンラインショップ「a-game」のブースでは、太平洋戦争を扱った「太平洋戦史 デラックス版」「激突南太平洋」「決戦連合艦隊」、そして、新作の先行販売となった「零戦:海軍航空隊の戦い」などなど、艦これ提督的にも気になる太平洋戦争を扱ったウォーゲームを幅広く販売していた。

新作の空戦ウォーゲーム「零戦:海軍航空隊の戦い」をはじめとする太平洋戦争モノ以外にも、戦車道の「ぱんつぁー・ふぉー」や、第1次出荷分が即完売となった人気の名作リメイク版「バルジ大作戦」など、注目のウォーゲームで好調のa-gameブース

ゲームマーケット2014秋で先行販売となった「零戦:海軍航空隊の戦い」は、11月27日から一般販売も開始した。空戦ウォーゲームというと「難しい」というイメージがあるが、太平洋戦争初期の横機動を前提とすることで、“操作”が簡単なゲームシステムとなっている。1人の士官として編隊を率いて成長していくキャンペーンシナリオも人気が高い

 太平洋戦史デラックス版は、空母、戦艦、重巡洋艦が1隻単位で登場する太平洋戦争の戦略級ウォーゲームだ。“艦これ”でも体験する「限りがある資源をやりくりしながら艦隊を出撃させる」という太平洋戦争における海軍作戦の仕組みや、“慢心、ダメ、絶対”“レイテ海戦における謎の反転”的な有名な逸話をシンプルなルール構成で再現している。

 そのおかげで、ボードウォーゲームの経験がない艦これ提督でも理解しやすく、それでいて、簡単なウォーゲームにありがちな「ゲームとして単純でワンパターンな流れ」となることもなく、お互いに多彩な戦略を競い合うことができるゲームとしての面白さも兼ね備えている。

 久々の太平洋戦争戦略級ウォーゲームの新作ということもあって、デラックス版の前身となる“通常版”は、事前予約分だけで完売し、その後2回にわたって登場した重版分も短期間で完売となり、その後、マップやユニットをグレードアップしてルールに改良を加えたデラックス版となって再登場した。

 デラックス版の改定ルールでは、通常版にはなかった選択ルールを追加して、航空戦艦「伊勢」「日向」、重雷装艦「大井」「北上」、そして、史実では未完成だった空母「笠置」「伊吹」、さらには、“戦艦”「信濃」が登場する。

名作の復刻版が多い太平洋戦争ウォーゲームにあって、新しくデザインした戦略級として注目されていた「太平洋戦史」は、前評判だけでなく、分かりやすいルールとプレイ可能なスケール、それでいて、取り得る戦略の幅広さやゲームとしての絶妙な勝敗バランスがベテランウォーゲーマーからも高く評価されている

 「激突南太平洋」は、空母戦を扱ったウォーゲームなのだ。オリジナルは、エポックが入門者向けに「現代空戦」「太平洋戦争夜戦」「空母戦」をセットにして出版したものだが、空母戦ウォーゲーム「日本機動部隊」の“予想外の完売”をうけて、急きょ“拡張”リニューアルして出荷した。オリジナルは、史実の「南太平洋海戦」だけを再現するものだった。

 しかし、拡張リニューアル版では、珊瑚海海戦や第2次ソロモン海戦、そして、ソロモン諸島攻略戦を舞台にしたキャンペーンといったシナリオを追加した。さらに、「赤城」や「加賀」「飛龍」「蒼龍」といったガダルカナル作戦には縁のなかったユニットも追加している。この追加ユニットと「日本機動部隊」公式Webページからダウンロードできるマップとルールブックを使えば、ミッドウェー海戦も再現できる。要は“「日本機動部隊」を「決戦南太平洋」として再販したのとぼぼ同じ”といえる。それでいて、日本機動部隊にはなかった「パイロットの練度」的なルールも取り入れている。

日本機動部隊が予定より早期に完売してしまったため、急きょ、空母戦ウォーゲームとして登板することになった「激突南太平洋」もリメイク版だ。ただし、ユニットとシナリオを大幅に拡張し、ゲームスケールとユニットレーティングを日本機動部隊に合わせて修正するなど、実質的には日本機動部隊の重版に近い形になった

 そのほかにも、日本語版としては久々に登場した太平洋戦争戦略級ビッグゲームの「アクロス・ザ・パシフィック」や、ガールズ・パンツアーの公式“戦車道”ボードウォーゲーム「ぱんつぁー・ふぉー」の貴重な在庫放出、そして、名作のリメイク版で初回予約分が短時間で完売したというエポックの名作「バルジ大作戦」などのウォーゲームタイトルをイベント価格で販売していた。

 いずれも販売は好調で、太平洋戦史デラックス版やぱんつぁー・ふぉー、バルジ大作戦など多くのタイトルが昼過ぎには完売となっていた。特に、イベント価格でも1万円を超えるアクロス・ザ・パシフィックを「売れないだろうけど、宣伝代わりに」と2パッケージほど“展示”していたら、開場10分で売れてしまい、その後も購入希望者がやってくるという状況だったという。

 ゲームマーケット以降も、a-gameのWebページやゲーム専門店で購入可能だ。税別の価格は、太平洋戦史デラックス版とバルジ大作戦が4600円、零戦:海軍航空隊の戦いと激突南太平洋は2200円、ぱんつぁー・ふぉーが2800円、そして、アクロス・ザ・パシフィックが1万6000円になる。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2406/13/news123.jpg 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  2. /nl/articles/2406/13/news046.jpg 飼い主のことが好きすぎる超大型犬、最後は勢い余って…… 直視できないレベルの一撃に「何回見ても笑っちゃう」「襲われてる人がいます!!」
  3. /nl/articles/2406/13/news014.jpg これは知らなかった! 現役清掃員が教える“タバスコのびんの捨て方” 意外な盲点に「そうだったんだ」「タメになる」
  4. /nl/articles/2406/13/news151.jpg 「全ての瞬間がアウト」と物議 Mrs. GREEN APPLEが“差別的”と炎上のMVを削除&事務所謝罪…… 「深くお詫び」
  5. /nl/articles/2406/12/news050.jpg 「俺溶接うまいからな!」と調子に乗ったら…… “きれいな溶接”が続々集結し、Xが「うまい溶接博覧会」状態に
  6. /nl/articles/2406/12/news126.jpg 185センチ木村沙織、生放送で櫻坂46メンバーの横に立つと……朝8時51分に驚きの光景 「あれ? 子供が混じってる?」「親子すぎる」
  7. /nl/articles/2406/12/news033.jpg 「その手があったか!」 「シャア専用ズゴック」にモデラーが仕込んだ“まさかの仕掛け”に驚きの声
  8. /nl/articles/2406/11/news164.jpg 道路で死にかけていた巨大カメを保護、好物をあげると……? さらされていた危機的状況に「良かった〜!」「危なかった」
  9. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  10. /nl/articles/2406/12/news176.jpg 「分かっててこんなに産んだ」にハァ〜? 8児の母・美奈子、弱音許さない“声”にイライラ 愚痴解禁で即号泣「こんだけ育児してきてるはずなのに」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「虎に翼」、共演俳優がプライベートで旅行へ “決別中”の2人に「ドラマではあまり見ることが出来ない全力笑顔」
  2. 「ハードオフには何でもある」 → 4万4000円で売られていた“とんでもないモノ”に「これは草www」「見てるだけでワクワクする」
  3. 釣りから帰宅、持ち帰った謎の“ニュルニュル”を水槽に入れてたら…… いつの間にか誕生した意外な生き物に「すごおー」「どこまで育つかな!?」
  4. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  5. 「さざれ石に苔のむすまで」何日かかる? 毎日欠かさず水やりし続けてまもなく1年、チャレンジの結果に「わびさび」「継続は力」
  6. 朝ドラとは雰囲気違う! 「虎に翼」留学生演じた俳優、おなかの脇がチラ見えな夏らしいショットに反響「とてもきれい」
  7. フードコートでふざけたパパ、1歳娘に怒られる→8年後の“再現”が1185万再生 笑えるのに涙が出る光景に「大きくなった!」「泣ける」
  8. 1歳妹「ん」だけで19歳兄をこきつかい…… 「あれで分かるにいに凄い」「ツンデレ可愛い」マイペースな妹にほんろうされる姿が280万再生
  9. 「ベランダは不要」の考えを激変させた“神建築”が200万表示 夢のような光景に「こんな家に帰りたい」「うっとり」
  10. 三重県沖であがった“巨大マンボウ”に漁港騒然…… 人間とサイズ比較した驚愕の光景に「でっか!!」「口から何か出てますね」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  2. 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
  3. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
  4. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
  7. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
  8. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  9. JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
  10. サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」