ニュース
» 2015年01月05日 18時06分 公開

犯罪係数高い人逃げて! 「サイコパス」シビュラシステムが新宿駅に出現したので強制執行覚悟で体験してきた

現代の新宿、小さなお友達からお年寄りまでシビュラシステムに監視されています。

[高城歩,ねとらぼ]

 「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」が1月9日より公開されるのを記念し、東京メトロ丸ノ内線新宿駅のメトロプロムナードに1月11日(午前6時〜午後11時)までの期間限定で「シビュラシステムゾーン」が登場。友人から「お前絶対色相濁ってるだろ」と言われたことがある筆者が強制執行覚悟で体験してきました。


画像

 シビュラシステムとは、人間の心理状態や性格的傾向を「サイコパス」という値で数値化し管理するシステム。作中では犯罪係数と呼ばれるパラメータが上昇し、色相(心理状態を色として視覚化したもの)が濁ると、シビュラシステムの携帯型心理診断・鎮圧執行システム「ドミネーター」を携えた公安局の刑事によって強制執行されてしまいます。

 メトロプロムナードのシュビラシステムゾーンにはすでに多くの人だかりが。小さな子どもたちからお年寄りまで「サイコパスってなぁに?」「なんか数字出てきた!」とモニターに釘付けです。中には「俺もしかしたら潜在犯かもしれん」と同僚に告げるサラリーマンの姿も。ここは現代の新宿。面白い光景です。


画像 小さな子どもも「なんだこれー!」と歓声をあげていました。

画像 この一帯だけなんだか物々しい雰囲気

 シュビラシステムゾーンはエリア内に60インチディスプレイ16台を設置しており、モニターの前に立つと骨格認識センサーや高解像度カメラを実装したMicrosoft Kinect V2が作動し、顔写真入りのプロファイルシートが表示されます。

 プロフィールシートを基にサイコパスを測定し、犯罪係数が100を超えると判定された場合、ドミネーターは執行モードになります。どれどれ、私も測定してもらおうか(震え声)。


画像 モニター中央に立ってみます

 おそるおそるゾーンの中央に立つと……あれ、なかなか認識されない。モニター前を足早に素通りしていく人は数値がしっかり表示されたりしています。なるほど、動けばいいんだ! というわけで、なかなかサイコパスの測定が始まらない方は少し首を振ったり左右に移動してみると良いでしょう。

 ドキドキとワクワク、そして「私も潜在犯かもしれん」という不安が入り混じった複雑な心境で数値の上昇を見守ります。お、プロファイルシートが表示されたぞ……私のサイコパスは「58」。「犯罪係数アンダー(100以下)。執行対象ではありません。トリガーをロックします」。……めっちゃ色相クリーンだった(これで分かったことと言えば腐女子であるかどうかは犯罪係数とは関係がないということです。腐女子の皆さん安心して測定してください)。


画像 やだ……私の犯罪係数低すぎ……!?

 強制執行覚悟だったので、なんだか逆に物足りなさを感じてしょんぼりしていたところ、私の横にいた方々が次々と執行対象に。「執行対象です。セーフティを解除します。落ち着いて照準を合わせ、対象を排除して下さい」との声が聞こえると同時に、狡噛慎也や常守朱、宜野座伸元などのキャラクターがランダムに現れ、ドミネーターを用いて次々と強制執行していきます。これは犯罪係数高い人がうらやましくなりますね!! 


画像 狡噛さんー! 私だー! 執行してくれー!

画像 朱ちゃん! 私だー! 執行(ry

画像 どのキャラクターに執行されるかお楽しみに

画像 ドミネーターも登場

 メトロプロムナードでは大柱巻き広告も登場し、「サイコパス」ファンにはたまらない空間となっていました。


画像 サイコパスる新宿!

 公安局刑事課に執行される覚悟のある方、むしろ執行してくれという方、シビュラシステムは体験する価値ありですよ! それ以外の皆さんはどうか心を健やかに保ち、ゾーンを通過してください。

高城歩

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/1605/20/news111.jpg 絶対にプラスチックのカップで「焼きプリン」を作るという執念 森永「焼きプリン」の製法特許がすごいと話題
  2. /nl/articles/2312/09/news033.jpg 13年外につながれボロボロのおばあちゃんワンコを保護 人間を信じ始める姿に涙「今まで苦労した分以上の幸せな余生を送れますように」
  3. /nl/articles/2312/10/news011.jpg 犬同伴OKのビュッフェに柴犬と行ったら…… 全く別の楽しみ方をしてしまう姿に「かわいいいいい」「気持ちよさそう」
  4. /nl/articles/2312/10/news019.jpg 入院で2週間不在だったママを待ち続けた猫、再会の瞬間…… 涙を誘う喜びあふれる“お返事”に「深い絆に涙が」「嬉しさがひしひしと」
  5. /nl/articles/2312/10/news018.jpg 同居猫のおしりを嗅いで「テメェ屁こいたなぁ!!!!!??(怒)」と理不尽ギレする猫の姿に抱腹絶倒「夜中に爆笑させないで」「名作」
  6. /nl/articles/2312/10/news061.jpg 遠藤憲一、保護犬を家族に迎える 「保護時には栄養失調と足に怪我を」悲しい過去も、ウキウキお散歩ショットにほっこり
  7. /nl/articles/2312/08/news013.jpg 愛猫が息を引き取る直前「ありがとう、楽しかったよ」と声を掛けたら…… 家族みんなが久々に集った夜の奇跡に涙
  8. /nl/articles/2312/09/news081.jpg 短編ホラーゲーム「8番出口」で“開発者も知らない異変”が発生し笑いと恐怖 「マジでホラー」「本物の『怪異』だ」
  9. /nl/articles/2312/10/news033.jpg 捨てられて真っ黒だった元野良猫が、家猫になった今では…… 真っ白で幸せいっぱいの暮らしに「ほんときれいな美猫さんに」「胸が熱くなる」
  10. /nl/articles/2312/08/news180.jpg ミス東大の水着グラビアデビューに「東大まで行って」と失望の声 本人&現役グラドルも加わるネット論争に
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」