伝説の格ゲー「エアガイツ」の世界大会(17年ぶり2回目)が開催! 全国から猛者集結:1000人が見守った?(1/4 ページ)
エアガイツ仮面、一体何者なんだ……。
1998年、クラウドやティファなど「ファイナルファンタジーVII」(スクウェア・エニックス)のキャラクターたちが登場する格闘ゲームがあるという触れ込みで話題になった3D格闘ゲームがある。それが、“早すぎた格闘ゲーム”として語り継がれている「エアガイツ」(開発はドリームファクトリー)だ。ガードしながらの移動や上中下段の攻撃、フィールド内を縦横無尽に駆け回れる自由度の高さ、ステージの段差や障害物を利用した攻防、インタラプトという独特のカウンターアクションなど、2Dが主流だった当時の格闘ゲーム界にとって斬新すぎるゲームシステムが一部コアユーザーの心をがっちりとつかんだ。そんな知る人ぞ知るタイトルの第2次世界大会が1月11日、新宿・ネイキッドロフトで17年ぶりに開催された。
全国(といっても国内)から40人の新旧プレイヤーが集まり、熱い戦いを繰り広げた。主催は最大5セット(10台)のエアガイツを稼働させる「高田馬場ゲームセンターミカド」で、同店のイケダミノロック店長が実況を行い、国内最大級の格闘ゲーム大会「闘劇」の司会も務める郡正夫さんが司会を務めた。世界大会なのに日本人しかいないんですけど! などというやぼなツッコミを吹き飛ばすほどの熱気に包まれ、Ustream中継の同時接続者数は900人を突破。決勝戦では1000人を超えたという声が聞こえるほど、ゲーマーたちの熱いまなざしが注がれていたのだ。
いつの間にか世間から姿を消したゲームの世界大会がなぜ今開催されたのか? エアガイツ人気再燃の裏にあるものとは? と、気になることも多いが、その裏話は記事後半でたっぷりと紹介したい。記事前半では、激戦の様子と結果を余すことなくお伝えしよう。
全国(国内)の猛者による新旧バトル勃発
大会は3本先取で勝ち抜けのトーナメント形式で、優勝者1人を決める。優勝賞品などは特になく、ただただ圧倒的な名誉が手に入るのみ。関東、関西だけでなく、仙台、名古屋などからもエアガイツァーが駆けつけた。エアガイツはキャラクターとステージ選択がかなり重要になってくるのだが、参加者の4分の1が“強キャラ”のティファを選択。優勝候補の「東のエアガイツ仮面」もティファを選んでいた。
エアガイツ仮面とは、「エアガイツがちょっと好きな人たち」なら誰でも名乗れる名前らしく、他にもエアガイツ仮面を名乗っている人が何人かいた。よくよく聞いてみると、「エアガイツ仮面(悪)」「西のエアガイツ仮面」など、表現が微妙に異なる。さらに突っ込んで聞いてみると、東のエアガイツ仮面は東京、西の仮面は大阪、北の仮面は京都、南の仮面は兵庫を所在地としているとかいないとか。ツッコミどころが多くて追いつかない読者諸氏のために、早速大会レポートに入っていきたい。
実は筆者もミカドでエアガイツに再会した“古参エアガイツァー”で、プレイヤーとして本大会に参戦。くじで決まった対戦カードでは、開幕戦を担当することになった。最終ラウンドまでもつれ込むも、最後は防御がおろそかになり残念ながら1回戦敗退。これが世界か……。
大会に向けて各プレイヤーはミカドや他のゲームセンターで練習を積み重ねており、大会中も心理的な読みあいや、慎重な試合運びが目立った。特に関西勢同士がぶつかるカードが多く、お互いの手の内を知り尽くしているからこその高度な読みあいが繰り広げられた。
トーナメント後半になると、レベルの高いプレイヤーが会場を沸かせる妙技を連発。初心者には難しいインタラプトを要所で確実に決めるのはもちろん、タイミングが非常にシビアな投げ抜けを5回も6回も連続で行うなどの超人的なテクニックを披露した。エアガイツをプレイしたことがない人が見ると、「こんなにポンポン決まるんなら、投げ抜けも簡単なんだろうな」と思うかもしれないが、それは間違いだ。少なくとも「やってみよう」でできるレベルではない。
決勝まで勝ち残ったのは、優勝候補の東のエアガイツ仮面と、関西最強の刺客エアさん。お互い切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲で、どちらもキャラクターはティファを選択。プレイスタイルだけでなく、キャラクターの特徴や弱点も知り尽くした上での頂上決戦となった。最終戦はステージ特性を生かすといったごまかしが全く効かないオーソドックスなドームステージ。両者の実力がそのままぶつかり合うことになる。
間合いをうかがいながらのけん制が続き、一瞬の隙を突いてヒット&アウェーを繰り返す手に汗握る展開が繰り広げられる。決勝戦にふさわしいレベルの高い攻防戦に会場のボルテージも高まっていく。要所で体力ゲージを大幅に削る投げ技を確実に決めていったエアガイツ仮面が、世界一の座に輝いた。
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