へんないきもの、盛りだくさん!  「切手の博物館」で海の珍生物(へんないきもの)に大量に会ってきた

なまこ、クラゲ、タツノオトシゴが迫り来る!!

» 2015年01月27日 09時33分 公開
[増山かおり,ねとらぼ]

 東京・目白の「切手の博物館」にて、「海の珍生物(へんないきもの)」展が開催されている。海の珍生物・ウミウシの切手だけでもなんと60点以上、全部で800点あまりのへんないきものを描いた切手が集合しているそう! たまらず、行ってきました!


画像 約100の国と地域の切手が展示されている

 海で生きる珍生物の切手ばかりを集めた「海の珍生物(へんないきもの)」展。1960年代以降に発行された切手の約80%、35万種ほどにのぼる膨大なコレクションの中から、海で生きるさまざまな珍生物の切手だけを約800点もセレクト。1月7日より展示を行っている。


画像

 館長を除けば男性スタッフは学芸員の田辺龍太さん1人という同館。そのほか多数の女性スタッフがワイワイキャイキャイと、なまこやクラゲ、ウミウシなどの珍生物の切手を集め、手作りの展示を作り上げたのだそうだ。


画像画像 例えば、こんなのがいっぱい!

※今回は取材のため特別に許可を得て撮影しています。

「初めは気持ち悪かったけど、探してるうちに快感に変わっていったよね」(田辺さん)

「ハイ。ウミウシは結構カラフルで、切手はすごくカワイイんです。でも貝はエグイです」(女性スタッフ)

 さて、そのウミウシと貝の切手を見てみよう。


画像 確かに、けっこう可愛い

画像 これもファンシー

画像

 一方、貝のほうは……。

画像 なかなかエグイ

画像

画像 ちょっとヒョウタンツギっぽい貝で一休み

 これは館内一、色鮮やか大賞(筆者主観)。


画像

 こちらはもはや映画ポスターのよう。欧米では切手を家に飾る人も多いそうだ。


画像

 それぞれの国特有のデザインにも注目したい。全展示品の中でも群を抜くカッコよさを見せつけていたのが、ソマリアの切手だ。


画像

画像

画像

 クラゲだけでもこんなにある。


画像

画像

画像

 ちなみに、展示ケースのボタンを押すとパッと光る仕掛けのクラゲもいた。サイケだ。


画像

 「1959年、アメリカ統治下の沖縄でできたこの切手が、世界初のクラゲを大きく扱った切手なんです」(田辺さん)というクラゲ切手の道を切り開いた1枚がこちら。


画像

画像 みんな大好き! タツノオトシゴもチェック

画像

 なまこコーナーも、忘れてはいけない。なまこの切手だけで、なんと16点! 「たぶん、本当はもっとあると思います!」(田辺さん)


画像 よく見ると「海のきゅうり」と書いてある。英語の勉強にもなりますな

画像 なまこの一瞬を、鮮やかに切り取った作品

画像 なまこの横で微笑む、ブルネイのエライ人

 ショップは展示に関連する切手のほか、「売り切れちゃったけど、フィンランドのゲイの切手もあった」(田辺さん)という幅広い品ぞろえ。切手に目覚めてしまった人のために、コレクション用のグッズも取りそろえているので、安心して珍生物切手の世界に身をゆだねてほしい。

  • 【開催期間】2015年1月7日〜3月29日
  • 【休館日】月曜日(祝日の月曜日も休館)
  • 【開催場所】切手の博物館 1階 企画展示室
  • 【観覧料】大人200円、小中学生100円、障害者無料 ※1月23日は「ふみの日」で無料、2月と3月は月曜日休館のため翌24日が無料
  • 【問合せ】03-5951-3331
※今回は取材のため特別に許可を得て撮影しています

増山かおり

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2504/16/news035.jpg 「ウソだ…」「言葉が出ない」 幼少期から絵を描き続けた少年→15年後…… 大人になって描いた絵が100万再生【海外】
  2. /nl/articles/2504/16/news023.jpg 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  3. /nl/articles/2504/18/news025.jpg 2日かけて組み立てたのに動かない!? 自作PC初心者あるあるの再現が1460万再生「いまいましい」「同じミスしたよ」【海外】
  4. /nl/articles/2504/19/news044.jpg 「これは名品」「大当たり」 ユニクロの新作春夏コレクション、“売り切れ続出”だったアウター3商品とは
  5. /nl/articles/2504/18/news140.jpg 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」話題になった飼い主に聞いた
  6. /nl/articles/2504/19/news063.jpg 皇后さま、「ロイヤルブルー」で華やかさ演出 天皇陛下は黒の蝶ネクタイ【10万いいね】
  7. /nl/articles/2504/19/news036.jpg 折り紙を三角に折り続けていくだけで……「天才だ!」 驚きの作品に「すげーーーーー!!」「折ってみます!」
  8. /nl/articles/2504/18/news018.jpg 磯で見つけた“謎の穴”に釣り糸を垂らすと…… 「デカい!」牙をむいた“海のギャング”に「こんなことあるんですね」
  9. /nl/articles/2504/19/news051.jpg 湘南の砂浜に打ちあがった“超危険生物”を飼育したら…… 貴重な姿に「初めて見ました」「かっこいい」と大反響→2年後の現在について話を聞いた
  10. /nl/articles/2504/18/news172.jpg 「1回もエンジン掛けてない」 寺門ジモン、“希少な高級外車”を7年放置で廃車寸前に……ボロボロで激ヤバな相棒へ「ごめんな〜!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  2. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  3. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」
  4. なんとなく捨てにくい紙袋→2カ所切り込みを入れるだけで…… 目からウロコの“活用術”に「これすごくいい!」【海外】
  5. 「見習うことばかり」 80代おばあちゃんの春服&収納術がステキ! 上品かつオシャレで「憧れです」「尊敬します」
  6. ファスナーに直接毛糸を編み付けていくと…… 完成した“便利でかわいいアイテム”が100万再生「天才だ」「これ大好き」【海外】
  7. 「尊厳を踏みにじる行為」 八代亜紀さんの“物議のCD”は「流通会社がすでに流通を中止」 タワレコが回答
  8. 古くなったジーンズは捨てないで! 目からウロコの“アイデア”に大反響「なにこれかわいい!」「こんなの作れるんだ」【海外】
  9. 指先サイズの小さな器に木を植えて、育てたら…… 「芸術だ」「半端ない」鳥肌モノの“神盆栽”に反響
  10. 義母「ランドセル代を振り込みました」→銀行口座を見ると…… 2児ママ絶叫の“神対応”が1520万表示「凄すぎる!」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  3. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  4. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  6. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  7. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  8. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  9. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  10. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】