ゲームの動画、ネットに投稿しても大丈夫? → 「鉄拳」原田Pが回答「むしろ感謝してるからお好きにどうぞしてやがれください」

「鉄拳は私がやってるうちはこれまでもこれからも、配信が常識的である限り大丈夫ですよ」。

» 2015年02月08日 19時06分 公開
[ねとらぼ]

 今やすっかりゲーム文化の一角を占めるまでになった、「ゲーム実況」や「プレイ動画」。しかし著作権の問題もあり、いまだグレーな側面が色濃く残っているのも事実です。

 そんな中、「鉄拳」シリーズや「サマーレッスン」などで知られる、バンダイナムコゲームス・原田勝弘プロデューサー(@Harada_TEKKEN)が、フォロワーからの「『鉄拳7』の動画をネットに上げたいが、権利的に大丈夫でしょうか」という質問にTwitterで回答し話題になっています。



 原田Pは「なるほど、では建前無しで説明します」と前置きしたうえで、「正面から質問すると『厳密にはダメです』という杓子定規な回答が返ってきます」「版元の我々が様々ケチをつければなんとでもできます」とまずは一般論から説明。

 しかし、あくまでこれは「杓子定規な」回答。現実的には「(鉄拳に限っては)版元である我々が『広告宣伝である』とみなしている限りは、訴えたりすることはありません」と正直に答えます。特に鉄拳の場合、ファンによる配信や観戦行為は重要な盛り上がりの1つと捉えており、よほどの逸脱行為がない限りは黙認というスタンスだそうです。

 「鉄拳は私がやってるうちはこれまでもこれからも、配信が常識的である限り大丈夫ですよ」と原田P。さらに「盛り上げてくれるなら、むしろ感謝してるから配信でも二次創作でもお好きにどうぞしてやがれください」と本音もぶっちゃけます。



 ただ今回のような回答はかなり例外的で、通常、権利者側がこういう質問に本音で回答してくれることはまずありません。原田Pも「ほんとうは『大丈夫ですよ』なんて事をいうのが問題あるんですよ」「なので言わせないで、表立って質問しないで、まずは好きにファン活動してくださいよ」と、難しい立場にあることもうかがわせています。

 それでも、言いにくいことも含めてファンの質問にちゃんと答えてくれた原田Pの姿勢は「鉄拳」やゲーム実況ファンの支持を大いに集める形に。Twitterでは「心が広い!」「こういう方に作られている鉄拳がうらやましい」など好意的な反応が多く寄せられていました。

「鉄拳が好きでいてくれてありがとう、遊んでくださってありがとう。そういう事です。お互いに」(原田P)

 もちろん、上記の回答はあくまで「鉄拳」シリーズに限っては、というのが前提。すべてのゲームにあてはまるわけではないためご注意を。





Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/10/news163.jpg 「えーー」「衝撃!」「食べれるんですか!?」 大沢たかお、“まさかの食事風景”にファンびっくり 「明日は雪かな」
  2. /nl/articles/2412/09/news077.jpg 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. /nl/articles/2412/09/news063.jpg 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  4. /nl/articles/2412/11/news042.jpg 「脳がバグるw」 妹の結婚式で乾杯音頭をとる兄、二度見必至の“完璧な正装”に「なんでやねんwww」「良いお兄さん」
  5. /nl/articles/2412/11/news006.jpg 毛糸でポコポコ模様を編んでいくと……「私史上いちばん可愛い!」完成品に称賛の声殺到! センス爆発のおしゃれアイテムが「目を奪われました」と話題
  6. /nl/articles/2412/11/news133.jpg ゴミ収集所をあさっていた保護猫、今でもギュウギュウだった首輪の跡が残り…… やす子が溺愛する猫の“衝撃のご褒美”に反響
  7. /nl/articles/2412/11/news074.jpg 「最新のガンダムです」→円熟味あふれるガンプラの登場に笑い 「ある意味うそは言ってないw」
  8. /nl/articles/2412/11/news014.jpg 初心者「ぶどうは紫で丸いっぱい描いとけば完成でしょ!」→“絵の先生”がちゃんと描いたら…… “段違いのクオリティー”になるコツが目からウロコ
  9. /nl/articles/2412/11/news012.jpg 「破格ですね!」 セカストで9900円→即買いした“メーカー不明品”に「超掘り出し物……!」と驚きの声
  10. /nl/articles/2412/10/news042.jpg えっ、これのどこが……? 「オシャレに見せかけたオタク部屋」の写真が「理想」「住みたい」と喝采浴びる 投稿者に話を聞いた
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」