見てもいいんですよ? 写真展「パンチラ2015」開幕
記者も参戦「自分の性癖を晒すみたいで照れる///」が、それも醍醐味。
パンチラをテーマにした写真展「パンチラ2015」がスタートしました。会場には写真家・イラストレーターらによるパンチラ作品が計約50点、1階にはA4サイズまでの当日参戦者の作品が、2・3階にはA2サイズまでの本戦参戦者の作品がそれぞれ展示されています。偶然の瞬間を再現した正統派パンチラあり、パンモロじゃねーか!とツッコまずにはいられない作品あり、キラキラした幻想的なパンチラありと、パンチラ好きもそうでない人もトキメかずにはいられない作品ばかりです。
初日となった9日は平日の月曜日にもかかわらず、開場から4時間で約300人ほどが訪れたそうです。浅草橋の路地裏が、ものすごい熱気に包まれていました。来場者は、カップル、男性グループ、単独女性などさまざまで、作品を見ながら「あるある」「こういうの理想!」「こんなパンチラありえねー。でもいいな(笑)」と、話しながら盛り上がっているグループも。
パンチラに対する思い出や理想は人それぞれ、作品をとおして、お互いの性癖がチラリとこぼれている風景は、それ自体が作品になってしまっていました。
1階の記念撮影ブースでは、主催者の1人ナマダさんのパンチラ撮影用スカーツ付き等身大パネルが用意されていました。記者もまわりの目を気にしつつ、スカートを片手で持ち上げて撮影していたら、ナマダさん本人から「めくりますか?」と声をかけていただきました。まさか本人にスカートをめくってもらうとは……。
ナマダさんは、パンチラについて「老若男女共通の、うれし恥ずかし奇跡体験だと思います。恥じらいの思想が発達している日本ならではの感覚かもしれませんが、世界に羽ばたいて欲しい日本の奥ゆかしい文化です!」とも語っていました。
ちなみに、実は記者もこの写真展に参加しています。1階の何か全体的に赤い写真です。撮影プランを考える過程では、自分の頭の中にあるパンチラに関する思い出、理想、希望、夢、逆にパンチラる側の感覚にも思いを寄せました。また、他人のパンチラ作品がどうなるのかも気になり、自分の作品がパンチラ愛を刺激できるのか、苦しい日々がずっと続いていました。
他の写真家も同じような思いだったのか、話を聞いてみると「どこまでやっていいのか、他の人がどんなパンチラ撮ってくるのか、プレッシャーでしたよ」など、それぞれ葛藤があったようでした。撮影裏話も人それぞれ。
「冬の屋外撮影だったので、ちょうどいい風がなかなか吹かなくて苦労しました。風が強すぎると髪の毛や顔がちょっと乱れすぎるし、弱すぎるとパンチラが弱い。顔とパンツをいったりきたり、そのバランスと寒いなかどこまで待つかで」
会期中、会場には作家も在廊している時間も多いそうです。作品を楽しみつつ、そういった話をして楽しむというのもよいのでは?
パンチラ2015は、東京都台東区浅草橋のレンタルギャラリー「Photons Art Gallery」にて2月9日から15日までの10時〜20時に開催。展示作品を集めた写真集(A5フルカラー64ページ、1000円)も販売中。
(林健太)
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