「日本タイトルだけ大賞」2014年度の受賞作発表 大賞「人間にとってスイカとは何か」、残念賞「永遠のエロ」

手に取りたくなるタイトルばかり。

» 2015年02月20日 18時06分 公開
[黒木 貴啓,ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 1年で出版された書籍のなかからタイトルが秀逸なものを表彰するアワード「日本タイトルだけ大賞」の2014年度受賞作品が2月14日に発表されました。2014年度の大賞は臨川書店発刊「人間にとってスイカとは何か」(著者:池谷和信/編集:印東道子、関雄二、白川千尋)に決定。確かに何かとそそられるタイトルです。

画像 「日本タイトルだけ大賞 第7回」公式サイト

画像 大賞の「人間にとってスイカとは何か」。前書きと目次が気になる……

 「日本タイトルだけ大賞」は2009年度からスタートし、今回で7回目。内容の良し悪しは関係なく、タイトルのみのコピーや美しさ、おもしろさが際立つ書籍を表彰し、出版におけるタイトルの重要性を発信していく賞です。審査方法はTwitterで募集したノミネート作品の中から審査委員が選定するというもの。対象作品は、1年で発売されたものなら作家のキャリアやジャンルも問いません。

 今年の審査には、第1回から選考を務める山田真哉さん、ヨシナガさん、上田渉さんの3人に、ゲーム音楽家の佐野電磁さん、モデルの結さんも参加。選考会と発表は2月14日にCBCラジオ番組「電磁マシマシ」内で行いました。第7回の受賞作品は以下の通りです。

大賞

「人間にとってスイカとは何か」

著者:池谷和信/編集:印東 道子、関雄二、白川千尋/出版社:臨川書店

個人賞

  • 佐野電磁賞

「さわらせて」

著者:みやまつともみ/出版社:アリス館

  • 山田真哉賞

「俺流処方糖尿病・腎・内分泌疾患編」

著者:伊藤裕/出版社:南山堂

  • ヨシナガ賞

「怒りっぽい人は脚が太い」

著者:Hanae/出版社:宝島社

  • 上田渉賞

「星降る夜は社畜を殴れ」

著者:高橋祐一/イラスト:霜月えいと/出版社:KADOKAWA

  • 結賞

「忍者ダイエット」

著者:植田美津恵/編集:サイドランチ (編集), 小山喜崇 (イラスト)

出版社:サイドランチ

  • 電磁マシマシ ツイートディレクター賞

「精神世界ゼロからのすごい覚醒元メガバンク管理職が語るありがたき宇宙の10倍返し」

著者:畠山晃/出版社:ヒカルランド

残念賞

「永遠のエロ」

著者:睦月影郎/出版社:二見書房

 大賞には過去に「スラムダンク孫子」(著:遠越段)や「奥ノ細道・オブ・ザ・デッド」(著:森晶麿、イラスト:天辰公瞭)などが選ばれてきましたが、今回は「人間にとってスイカとは何か」が受賞。スイカを飲み物だけでなく鍋、石けんなどさまざまに利用する、南部アフリカ・カラハリ砂漠の狩猟民を切り口に、日本の栽培スイカまでの道のりをたどる内容になっています。

 過去には「もし、ドラッガーを読んでも勝てないと悟った女子マネージャーが肉体を駆使したら…」(著:千匹屋某、イラスト:ミヤスリサ、そらもとかん)などが選ばれた残念賞。2014年度は官能小説「永遠のエロ」でした。主人公は昭和初期の海軍飛行兵長と、やっぱりあの話題作と同じ匂いが。巧妙です。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」