実写映画「テラフォーマーズ」、主演の小町小吉役に伊藤英明さん決定!

日本原産オオスズメバチが伊藤さんか……(強そう)。

» 2015年05月01日 05時00分 公開
[ねとらぼ]

 2016年公開予定、三池崇史監督による実写映画「テラフォーマーズ」の主演・小町小吉役を伊藤英明さんが務めることが発表された。

 週刊ヤングジャンプに連載されている「テラフォーマーズ」(作:貴家悠、画:橘賢一)が原作。舞台は絶望的人口爆発を迎えた約500年後の地球。人類の未来をかけた「火星移住計画」のために放たれたゴキブリが人型へ進化した「テラフォーマ」たちと、それを駆除するために特殊な手術が施された人類との戦いが描かれたSF漫画。小町小吉はオオスズメバチをベースに手術が施されている。

テラフォーマーズテラフォーマーズ 実写版「テラフォーマーズ」の主演に伊藤英明さん

 伊藤さんは「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」や「悪の教典」の主演作のほか、昨年公開された「喰女 クイメ」に出演するなど三池監督映画の常連。実写映画化にあたっては2年ほど前から準備をすすめていたという。

 戦いの舞台となる火星は、リドリー・スコット監督の「プロメテウス」やトム・クルーズ主演の「オブリビオン」、クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」などハリウッド映画のロケ地としても注目を集めているアイスランドが選ばれた。

 脚本は劇団☆新感線の中島かずきさんが務め、製作幹事・配給はワーナー・ブラザース映画が担当する。公開は2016年、撮影開始時期は5月中旬からを予定している。作品のストーリー設定やキャスト情報などは今後順次公式サイトなどで発表される。

テラフォーマーズ 公式サイト

伊藤英明さんコメント

 まず最初は、「火星に行く」という設定があまりにも壮大すぎて一度は断ろうと思ったのですが、監督が三池さんだったことと、原作がとても面白かったこともありこれはぜひやりたいと思いお受けしました。今はできることを最大限にやるべきと覚悟してクランクインの準備をしています。監督といつもの三池組の大の大人たちと真剣に遊べるのが、今から楽しみです! どこまで体力が持つか、自分との戦いになりますが、とにかく全力で挑みます。三池組は朝から夜まで寝ずに撮影し、妥協しないので、それがまた始まると思うと……正直嫌ですが(笑)、本当に楽しみです。

 とにかく撮影中は健康維持! 食べ物に気をつけてちゃんと休める時は休んで、ジムに行って体力作りして何とか若返ってみせます(笑)。衣装合わせや色々な打ち合わせをして、ちょっとずつ形になっていくプロセスが楽しいです。これだけの予算と時間をかけて豪華なキャストで作る映画は滅多にないので、期待と緊張で胸が高まります。原作ファンの多い作品なので、皆様にどういった感想を持たれるかも気になります。映画の仕事は最後に必ず舞台挨拶があるので、どういう顔で見てもらえるのかそれも想像しながら頑張ります。とにかく今は、「お祭り」が始まるような気持ちでいっぱいです!

 三池さんには、「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」でベネチア国際映画祭、「悪の教典」でローマ国際映画祭と世界の舞台に連れていってもらっているので、今回はどこに連れていってくれるのか、そして、この映画がどこまで世界に通用するのか楽しみです! ぜひご期待ください。

三池崇史監督コメント

 逆境にこそ伊藤英明は光る。だから、史上「最凶の火星」に送り込もうと思っている。故に、この作品は世界で最高に輝く映画になる。

原作者:貴家悠さんコメント

 映画化……? できるのか……!? というのが、お話を頂いたときの最初の印象でした。昨今の日本映画界の筋肉不足に僕は一抹の不安を覚えずにはいられなかったのです……。しかしそれは杞憂に終わりました。筋肉は、ありました。熱き魂は、ありました。三池崇史監督、主演の伊藤英明さん、そして製作陣と、昆(むれ)が集まってゆくにつれ、僕の不安はそのまま期待へと変わっていったのです。間違いなく今世紀日本最高峰の筋肉映画となるでしょう……!! 映画化…………やれます!!

画:橘賢一さんコメント

 これほど人類を救うのが似合う男が他にいるでしょうか。屈強な肉体。優しくて力強いその眼差しはまさに小町小吉! スクリーンの中で暴れまわる日本原産オオスズメバチを今から楽しみにしています!!


テラフォーマーズ

(C)貴家悠・橘賢一/集英社 (C)2016 映画「テラフォーマーズ」製作委員会


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