Facebook、亡くなったあとのアカウント管理者を「生前に指定」する機能を日本で利用可能に

「SNS」から「その人が生きた証」へ。

» 2015年05月12日 11時49分 公開
[太田智美ねとらぼ]

 日本時間5月12日、Facebookの利用者が亡くなった後の「追悼アカウント」の管理人を、利用者自身が生前に指定できる機能が日本でも利用できるようになった。今回利用可能となったのは日本、オーストラリア、ニュージーランド。


画像

 利用者は、自身の死後にFacebookアカウントを永久に削除するか、追悼アカウント管理人を指名するかを選択。追悼アカウント管理人を指名する場合はFacebook上でシェアしていた写真や投稿、プロフィールなどのアーカイブのダウンロードの可否を設定できる。

 その他の設定は追悼アカウントに切り替わる前のものが継続される仕様。なお、追悼アカウントの管理人であっても本人としてログインはできず、故人のプライベートなメッセージは閲覧できないという。

 設定は、「設定ページ」から「セキュリティ」を選択後「追悼アカウント管理人」をタップし、「追悼アカウントを有効にする」から「管理人」を選択。オプションで、管理人に指名する人へメッセージを送ることもできる。


画像画像

画像画像

 また、これまでは利用者が亡くなった場合、家族や友人からのリクエストに応じて故人のアカウントに「追悼」と表示する機能のみだったが、今回の機能追加により内容の変更にも対応。管理人が葬儀のお知らせや特別なメッセージを投稿しタイムラインの最上部に固定表示したり、つながっていない家族や友だちからのリクエストへ対応したり、プロフィール写真やカバー写真を変更するといったことができるようになる。

 これらの機能は2015年2月より米国で追加。Facebookは「亡くなった方のFacebookアカウントは、周りの方にとって故人の生きた証、思い出、その方との友情を思い起こす場所となることもあります。今回の機能が、ささやかながら故人を追悼する方々への心の支えになればと願っています」とコメントしている。

 Facebookは、交流を楽しむ単なる「SNS」から「その人が生きた証」を残すものへと変化しているのかもしれない。

太田智美

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」