艦これ提督に挑んでもらいたい「ゲームマーケット2015春」索敵報告ダウン・イン・フレイムズで“合コン”空戦!(3/4 ページ)

» 2015年06月14日 18時25分 公開
[長浜和也ねとらぼ]

新作続々で盛り上がる同人レーベル

 同人レーベルを積極的に扱っているゲームショップ「BOARDWALK」のオンラインショップ「i-OGM」のブースでは、現代海戦を扱う人気同人ゲームレーベル「Technical Term Game Company」の「4th FLEET」などの「FLEET」シリーズや盆栽ゲームズのウォーゲーム付きレビュー冊子「このシミュレーションゲームがすごい2015」(付録ゲームは「ガダルカナル!」)のほかに、新作として、国際通信社の戦車戦ゲーム「TANKS!」の追加シナリオ&ユニットを頒布していた。

 追加シナリオでは、欧州西部戦線や東部戦線の実際にあった戦いのほかにも、映画「FURY」や小林源文氏のコミック「黒騎士」シリーズ、実在の人物でドイツ軍戦車エース「ミハエル・ピットマン」の戦歴を再現するシナリオを用意している。


戦車戦ゲーム「TANKS!」の追加シナリオ&ユニットを頒布していた

 「平田晋作著作集刊行会」は、かつてアバロンヒル/ホビージャパンが出版していた「Victory in the Pacific」(邦題「太平洋の覇者」)の非公式追加ユニット&マップを扱っていた。追加ユニットでは、史実では計画だけで終わった(でも艦これ提督にはおなじみの)戦艦「扶桑」「山城」の航空戦艦ユニットだけでなく、戦艦「伊勢」「日向」では、3番4番主砲も撤去した航空戦艦ユニットや完全空母改装ユニット(こちらは艦これでも出てこない)も登場する。

 また、同様にアバロンヒルが出版していた海戦“カード”ゲーム「NAVAL WAR」のバリエーションとして中小国海軍の戦艦を加えた「Minor NAVALWAR」と解説冊子「小国海軍主力艦艇名鑑」も頒布していた。


計画だけだった扶桑型の航空戦艦や全面改装の伊勢型のユニットも加えた「Victory in the Pacific」非公式追加ユニット&マップ(写真=左)に、ブラジルやアルゼンチン海軍の戦艦も加えた「Minor NAVALWAR」(写真=右)

 「グループ乾坤一擲(けんこんいってき)」は、太平洋戦争における空母戦を題材にした「日本空母戦記」シリーズの最新作「暁の真珠湾」を出品した。日本海軍の真珠湾攻撃を題材にした空母戦ゲームだが、史実では日本海軍のワンサイドとなっているだけに、仮想戦シナリオを用意している。その内容は、史実では中止した第2次空襲を実施したものの所在不明の米空母部隊から反撃を受けるシナリオのほかに、奇襲攻撃の情報を得た米国指導者が逆襲を決断した場合を想定したシナリオを用意している。


日本空母戦記シリーズ最新作「暁の真珠湾」が登場。同人レーベルの空母戦としては最も成功したシリーズもこれで完結

 ウォーゲームサークル「千葉クラブ」(ウォーゲーマーには“千葉会:Tiba Club”として知られている)は、市販のウォーゲームの改良アイテム(マップやユニットデザインシール)をメインに用意したほか、オリジナルウォーゲーム「血戦桶狭間」が付録の「お茶セット」、そして委託取り扱いで、歴史戦史研究「ちはら会」メンバーデザインのオリジナルウォーゲーム「ペデスタル作戦1942」を扱っていた。(掲載当初、サークル名に誤りがありました。おわびして訂正いたします)


千葉クラブのブースでは第2次世界大戦の地中海戦域で最も激しく、そして、劇的な海空戦をテーマにしたウォーゲーム「ペデスタル作戦1942」を委託販売していた


人気の同人レーベルがプレイしやすいマルチ「三国志」ゲームで競作

 さいたまオフラインでは、“ワンコインで購入できるウォーゲーム付き専門誌”で知られる「SL Gamer」の最新号Vol.11を販売していた。付録はマルチゲームの「猛虎三国志」だ。デザイナーによると「ゲームの終了条件は場の雰囲気に合わせて変更可能」という柔軟なシステムになっているそうで、参加者やイベントの時間的都合やゲームの展開に応じてプレイヤーが“協議”して設定できるとのことだ。


ワンコインで購入できるウォーゲーム付録雑誌として人気の「SLGamer」が1年半ぶりの新刊を発売。付録のマルチゲーム「猛虎三国志」もウォーゲーマーの中で評価が高い

 機動戦士的な戦略級ウォーゲームや地球防衛軍的なカードゲームで人気のTachibana Designers Factoryは、新作「三国戦記」を発表している。すでに発表済みの「三国盛衰記」をベースに1日でキャンペーンゲームができるようにデザインした3人用ゲームだ。扱いが難しい劉備にたいして「放浪ルール」を設定して勝利条件を工夫することで、ゲームバランスと「序盤に劉備を潰して勝ち逃げ」(Tachibana Designers Factoryのデザイナーズノートより)を回避している。


デザイナーによると「三国志演義のストーリー全体を再現できる」数少ないゲームとのことで、定評のあるTachibana Designers Factoryブランドということもあって持ち込み分は完売。ただし、オンラインショップの委託販売もあるので、高額オークション出品を購入する必要はない


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2505/15/news035.jpg “1K8.5畳”の新居を一人暮らし男子が模様替え→1年後…… 「もうホテルやん笑」生まれ変わった空間に驚き「こんな部屋に住みたい」
  2. /nl/articles/2505/18/news010.jpg 日本人のママと米国人のパパが国際結婚→生まれた子どもは…… 290万再生の“まさかの現在”に「びっくりしました」「心温まる」【海外】
  3. /nl/articles/2505/17/news021.jpg 50年間放置して“ジャングル化”したおばあちゃんの家 → 掃除したら…… “木の中から現れたもの”が170万再生 「予想を超えた」「ブラボー」【海外】
  4. /nl/articles/2505/18/news015.jpg シャンプーした柴犬、乾かしたら“ふわふわ”ではなく…… 飼い主驚がくの姿に「今年1番笑った」「そうはならんやろ」と370万表示
  5. /nl/articles/2505/17/news018.jpg 白猫だと思っていた子猫→4年後…… 「ええええ」飼い主も驚いた“現在の姿”が472万再生「不思議ですね〜」
  6. /nl/articles/2505/16/news039.jpg 古いセーターは捨てないで! チョキっと切って縫うだけで…… 毎日使いたくなる“ぬくもり雑貨“が112万再生 「最高に素敵」【海外】
  7. /nl/articles/2505/18/news005.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」 所有者に“他のレア品”を聞いた
  8. /nl/articles/2505/18/news030.jpg 「アムロ専用ザクか……」 ガンダムが奪われた世界でアムロが乗る機体を“妄想したガンプラ”に反響 「すごく“ありそう”」
  9. /nl/articles/2505/15/news025.jpg のどかな釣り場に現れた“妙に風格のある”おばあちゃん→釣り上げた“とんでもないヤツ”に仰天「本当におばあか?」
  10. /nl/articles/2505/13/news129.jpg 「ちょっと意味わからん」 藝大卒業生が“色鉛筆1本”で絵を描く→たった10分で…… 衝撃の仕上がりが100万再生「わぁー!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
  2. 万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
  3. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」 投稿者に話を聞いた
  4. 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
  5. 「女の子みたいな顔だね」と言われ続けた男の子、20歳になったら→「神がかってる」姿に驚がく 「人体の不思議」「オーラが凄い」
  6. 使わなくなったカラーボックス→“ずぼらシンママ”が簡単DIYしたら…… 天才的な仕上がりに「かしこーい!!」「これ作ってみよう」
  7. クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
  8. カルディ全店で販売の生ハムから「サルモネラ属菌」検出…… 「心よりお詫び」7万個自主回収
  9. マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「待ってました!」 人気作の登場に混乱の懸念も「すぐ売り切れそう」「初週ヤバいぞ」
  10. お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
  3. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  4. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  5. 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
  6. 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
  7. パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
  8. 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
  9. 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
  10. 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」