ミジンコの交尾を見守るニコ生 ♀「クリスティーナ」と♂「お前ら」が人気で応援イラスト盛り上がる

番組は、約20時間クリスティーナにお前らがアタックし続けるも……。

» 2015年07月20日 19時02分 公開
[黒木 貴啓ねとらぼ]

 交尾の仕方を忘れてしまったミジンコのメスがオスと交尾しないかを見守る生放送が、7月18・19日にニコニコ生放送「ニコニコ23.5時間テレビ」で配信されました(関連記事)。番組では視聴者のアンケートによってメスを「クリスティーナ」、オスを「お前ら」と命名。約20時間の放送の末に交尾は一度も果たされなかったのですが、2匹の恋路を応援するイラストがニコニコ静画に数多く投稿されるなど人気を見せています。

画像 擬人化された「クリスティーナ」(左)と「お前ら」(右)のイラスト(ニコニコ静画「お前らとクリスティーナ」

 そもそも番組は、日本のミジンコは長らくメスだけで子を産む単為生殖で繁殖してきたため、絶滅の危機に立たされているという前提で実施された企画。交尾をせず単為生殖を続けていると遺伝子の多様性が大きく損なわれ、病気などに感染しやすくなってしまうのだそうです。なのでミジンコのメスとオスを1匹ずつそろえて「お見合い」の場をセッティングし、顕微鏡内の様子をみんなで観察しました。

advertisement
画像 観察された「クリスティーナ」(上)と「お前ら」(下)

画像 メスの名前がアンケートで決定した瞬間

画像 オスが「お前ら」になった瞬間

画像 二匹の交尾を見守る いけそう?

画像 クリスに蹴られたお前ら(3時間20分頃)

画像 盛り上がる(20時間頃)

 番組では冒頭で、両者の名前をそれぞれ9つの候補からアンケートで決定。メスは「ミジ子」「悦子」などのなかから、得票率41%というぶっちぎりの人気で「クリスティーナ」に。オスは「ひろゆき」「おかりん」など有力候補をなんとか抑えて「お前ら」に決まりました。その後、クリテスティーナに対しお前らがフックを使って迫るも拒み続けられるというラブコメ的展開が約20時間続いて、交尾することなく番組終了となります。

advertisement
画像 イラストも続々投稿(ニコニコ静画「クリスティーナ」)

 放送を受けて、ニコニコ静画では2匹をポップに描いたり擬人化したりするイラストが続々と投稿。クリスティーナは体がお前らよりも3倍ほど大きく、交尾を拒否する立場にあったことから、クリスティーナはツンデレもしくは余裕のあるキャラ、お前らはヘタレキャラとして描かれているようです。

画像画像 ツンデレキャラとして描かれがちなクリスティーナ(ニコニコ静画「ミジンコのクリスティーナちゃんのつもりその2」と「お前らとクリスたん」)

画像 古風もかわいい(ニコニコ静画「お見合い」)

 番組の評価はアンケートで「とても良かった」が91%と非常に高く、イラストへのコメントでも「お見合いがんばれ!!」「“お前ら“がんばれ!!」「グソクムシ以来の人気生物になったな」と応援する声も多いです。ニコニコ生放送では深海生物であるダイオウグソクムシが食事を摂るか見守る番組から、ダイオウグソクムシの人気に火が着きました。ミジンコもこれに続く人気生物となるか見どころです。お前ら、くじけるな……!

advertisement

黒木貴啓


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/11/news009.jpg 鮮魚店で瀕死の“巨大ガニ”を購入→家に連れて帰り、お風呂場に放ってみると…… まさかの展開に「こわっww」と800万表示
  2. /nl/articles/2502/12/news018.jpg 雑草ボーボーの荒れ地に“牛3頭”を放牧→2週間後…… まさかの光景に「感動しました」「いい仕事してますねぇ~!!」
  3. /nl/articles/2502/12/news033.jpg 5歳のときにトレーニングを始めた女の子→3年後…… 現在の姿が「ハハハすごすぎる」「めちゃくちゃ尊敬」と250万再生【海外】
  4. /nl/articles/2502/12/news022.jpg 古いタオルを手で裂いていくだけで→「すごい…」「意外!」便利アイテムに! 生活の質“爆上がり”アイデアが話題
  5. /nl/articles/2502/12/news007.jpg 「夢見たディスプレイ」空中浮遊するガンダムのプラモデル、その仕組みは…… “122時間”かけて作った超大作が40万再生「マジで感激」
  6. /nl/articles/2502/12/news013.jpg 海外で暮らすパパとビデオ通話中、1歳娘がとったけなげな“行動” 大反響から約1年後……家族の現在を聞いた
  7. /nl/articles/2502/11/news025.jpg ←夫に出すやつ 自分で食べるやつ→ 目を疑うレベルの“落差”に爆笑「わ~おw」「なんかとんでもないのいた」
  8. /nl/articles/2502/11/news033.jpg 妻「“157センチ、43キロが理想”と言う夫に、かわいいと言われたい」→プロに依頼したら…… 「エグッ!」「黒木瞳さんかと」
  9. /nl/articles/2502/12/news028.jpg 伸び放題になった実家の庭木→50代女性が2日間どんどん切ったら…… “見違える光景”に「さすがですね!」「明日は我が身」
  10. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい~」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7-2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議