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» 2015年08月11日 16時48分 公開

ちょっと気が早すぎ!? 来年の今日(8月11日)は、8月初となる国民の祝日「山の日」です!

祝日のお話。ややこしいのは4月29日。

[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp

 日本における「国民の祝日」は15日ありますが(2015年時点)、他国の法定休日数と比較すると日本は世界第3位(※)!

  • 1位は「18日」のコロンビアとインド。
  • 2位は「16日」のタイ、レバノン、韓国。
  • 3位の「15日」は、日本のほかにアルゼンチン、チリ、フィンランドが肩を並べます。

 ところで、来年から新たな祝日が一日増える日本は、世界第2位にランクインすることになりますが、気になる「山の日」とはどんな祝日なのでしょう?

※マーサー ジャパン:年間祝祭日数世界ランキング

天気 2016年から新施行! 8月11日は国民の祝日「山の日」です

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する山の日」

 日本山岳会をはじめ、山岳関係者、自然保護団体、さらに、すでに「山の日」を制定していた地方自治体の声を受けて設立(2013年)された超党派の議員連盟によって、「山の日」制定に向けた活動が加速。

 結果、2014年1月24日に開会した第186回国会にて、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」改正案が衆議院に提出され、4月25日に賛成多数で可決。

 当初は8月12日で進められていたのですが、「日本航空123便墜落事故」が起きた日であることに配慮し、盆休みと連続させやすい利点がある8月11日が、2016年より国民の祝日「山の日」に制定される運びとなります。

 当初、「海の日があるなら、山の日がないとおかしい」という意見や、「海だ山だと祝日が多すぎる」という慎重派の意見などが噴出。さらに、昨今相次ぐ山での事故や火山噴火もあり、今後の課題は「山の日」の意義浸透となりそうです。

 ちなみに、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する山の日」が初施行される2016年8月11日は木曜。15日のお盆は月曜ですから、お勤めの人は長期休暇が取りやすくなりそうですね。

ところで、2015年現在、国民の祝日がない月は○月と○月?

 あるテレビ番組の「即答しづらいクイズコーナー」に出題された設問のひとつが、「2015年の現在、国民の祝日がない月は?」でした。皆さんは即答できますか?

 答えは「6月」と「8月」なのですが、あらためて「国民の祝日」を列挙すると……

  • 1月1日――元日
  • 1月第2月曜――成人の日(1月15日を、2000年からハッピーマンデー制度に)
  • 2月11日――建国記念の日
  • 3月21日頃――春分の日
  • 4月29日――昭和の日(2007年、「みどりの日」から「昭和の日」に)
  • 5月3日――憲法記念日
  • 5月4日――みどりの日(2007年、国民の休日から、祝日「みどりの日」に)
  • 5月5日――こどもの日
  • 7月第3月曜――海の日(7月20日を、2003年からハッピーマンデー制度に)
  • 9月第3月曜――敬老の日(9月15日を、2003年からハッピーマンデー制度に)
  • 9月23日頃――秋分の日
  • 10月第2月曜――体育の日(10月10日を、2000年からハッピーマンデー制度に)
  • 11月3日――文化の日
  • 11月23日――勤労感謝の日
  • 12月23日――天皇誕生日

※ハッピーマンデー制度とは、従来の日付から特定の月曜日に移動させ、土曜から月曜を3連休にすることで余暇を充実してほしいという趣旨で制定

祝日法上に存在しない「祭日」の記述

 1947年、「国民の祝日に関する法律(祝日法)」で「国民の祝日」に統一されて(「祭日」の記述が廃止)以来、宗教儀礼上重要な宮中祭祀以外での「祭日」表現は公式に存在しないのです。

 例えば、「今度の祭日は〜」といったように“祭日”表現を常用する人以外にも、4月29日は「みどりの日」、5月4日は「カレンダー次第では休みにならない日」、「成人式」は1月15日、「敬老の日」は9月15日、「体育の日」は10月10日……といった具合に、古い祝日イメージから脱却できていない人もまだまだ多いよう。

 それもそのはず。もともと1966年に制定された「体育の日」といえば、制定2年前の64年に開催された東京五輪の開会式に所以した記念日 = 国民の祝日でしたし、同様に「成人の日」「敬老の日」も、日本特有の風習や趣旨のもとに制定されたものでした。ところが、それら記念日がいつしか「ハッピーマンデー」なるものになり変わってしまった……、そう感じている人も多いのではないでしょうか。

ちょっとややこしい、4月29日の祝日の変化

 1年を通して15日ある「国民の祝日」の中でも、ちょっとややこしいのが4月29日です。

  • 平成元(1989)年以前→昭和天皇の誕生日により、4月29日が「天皇誕生日」に
  • 昭和64(1989)年1月7日→昭和天皇崩御
  • 1月8日からの平成元(1989)年→今上天皇即位により祝日法が改正。「天皇誕生日」を4月29日から12月23日に ※ときの官房長官・小渕恵三氏が「昭和天皇は植物に造詣が深く、自然を愛されたことから“緑”にちなんだ名がふさわしい」と発言。4月29日を「みどりの日」に改称
  • 平成19(2007)年→「みどりの日」を、従来「国民の休日」であった5月4日に移動し、4月29日を「昭和の日」に改称

 さまざまな時代背景を受け、いく度も改正されてきた日本の祝日ですが、昭和世代はカレンダーを見て、「あれ? 5月4日がみどりの日になってる。このカレンダー間違ってない?」と、いまだ勘違いしてしまいがちなのも事実。

 来年新たにお目見えする「山の日」を機に、「国民の祝日」の意義、経緯をいま一度認識しておきたいものですね。

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