もう一度最初から見たくなる。
大手自動車メーカーのトヨタ自動車が、心温まるPR動画を公開しています。犬と飼い主の関係を描いた動画です。
動画に登場するのは、娘が大学進学のために上京し、1人と1匹で暮らすお父さんと犬。娘がいなくなり、心にぽっかりと穴があいてしまったお父さんは、かつては大好きだった釣りにも行かなくなり、だんだんと外に出なくなってしまいました。「なあ、太郎。ユカ(娘)がいない暮らしは、想像以上に静かで、寂しいんだな」「なあ、太郎。なにをやってもうまくいかないことばかりで、嫌になるよな」という心の声が響きます。
一方、飼い犬の方は釣りに行きたくてしかたない様子。釣り番組が映るテレビや、釣竿の横に座って、一生懸命にほえ続けます。「お前の気持ちは痛いほど伝わってる。でも、俺の気持ちも、少しくらい、分かってくれないか」。そんな声が流れます。お父さんは部屋の電気を消し、寝室へ。

娘と離ればなれに

男1人とイヌ1匹の生活がはじまります

自分の誕生日を1人で祝うお父さん

釣竿の横で健気に吠え続けます
お父さんが起きてみると、飼い犬の姿がありません。遠くから鳴き声が聞こえ、お父さんは外へ。「なあ、太郎。みんなで釣りにでかけたこと、覚えてるか。本当、楽しかったよな」。お父さんが物置小屋の中に入ると、そこにはお父さんが笑顔で釣りをしている姿を描いた絵が立てかけてあり、その横に犬が座っていました。「なあ、太郎。俺はただ、太郎にもう一度、笑ってほしいんだ。なあ、太郎」。そして、お父さんは飼い犬に向かって呟きます。「ジョン……」

飼い犬の姿がありません

外から吠え声が

物置小屋の中に入ってみると

絵の横に「ジョン」が座っていました
聞こえていたのはお父さんではなく、犬がお父さんを心配し、元気づけようとしていた心の声だったのです。
お父さんの「太郎」と犬の「ジョン」は、一緒に釣りへ出かけていきます。太郎の顔には、娘と暮らしていたときのような笑顔が戻っていました。1人と1匹の絆にうるっと来てしまいます。

「なあ、太郎。男2人も、そう悪くないだろ」
この動画は、イヌにとっての快適と安全を求めるプロジェクト「トヨタドッグサークル」の特別企画として制作されたもの。「出かけた記憶は、イヌにも残っている」というメッセージが込められています。
(笹原新之介)