ニュース
» 2015年09月01日 22時17分 公開

桜島の噴火警戒レベルを4から3へ引き下げ、気象庁が発表 火山活動は前の状態に戻ったと判断

大規模な噴火への警戒は、約2週間で解かれることとなりました。

[黒木 貴啓,ねとらぼ]

 気象庁が9月1日16時、鹿児島県の活火山・桜島の噴火警戒レベルを4(避難準備)から3(入山規制)へと引き下げました。火山活動はレベル4に引き上げた8月15日以前の状態に戻っているとの判断からです。

画像 レベル引き下げが発表された9月1日16時の桜島(南日本新聞社「桜島ライブカメラ」より

 桜島は15日に島内を震源とする地震が多発し、山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されたため、噴火警戒レベルが運用開始の2007年以来初となる4へと引き上げられました。以降レベルに変わりはなく、これに警戒して鹿児島市も九州最大級の花火大会を中止するなど、県内に影響を及ぼしていました。

画像 レベルが4に引き上げられた8月15日7時時点の桜島(南日本新聞社「桜島ライブカメラ」より

 気象庁によると、16日から島内の南岳直下あたりで多発していた火山性地震は急減して、今年1月以降の活動時期と同じくらいになったとのこと。傾斜計や衛星で地殻変動を観測しても、17日から地盤の隆起は見られませんでした。よって南岳の地下に貫入したマグマが浅部へ上がってくるのは停まり、深部から新たなマグマが貫入することもないと、庁は判断。19日からごく小規模な噴火も観測しましたが、従来桜島で観測されたものと同じ規模だと考えられるそうです。

 これらのことから桜島は以前の火山活動に戻っているとし、9月1日に火口周辺警報を発表して、噴火警戒レベルを3に引き下げました。なおレベル3における防災上の警戒事項は、昭和火口・南岳山頂火口から約2キロ内では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石および火砕流に注意するといったもの。爆発的噴火の際には大きな空振によって窓ガラスが割れる恐れがあるそうです。気象庁では、引き続き火山活動の変化を注意深く監視していくとしています。

黒木貴啓


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2007/13/news009.jpg 犬「わーい!」飼い主「あああああ!!!」 全力で泥水に突っ込むゴールデンレトリバーに絶叫する飼い主が面白い
  2. /nl/articles/1808/22/news101.jpg 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  3. /nl/articles/2007/11/news038.jpg 「これは神の料理ですか!?」 レンジで作る「豚肉と大葉の茄子サンド」がうますぎて無限ビール案件
  4. /nl/articles/1809/03/news057.jpg 「稟議=りんぎ」「消耗=しょうもう」ではない? 現代人には分からない“漢字の本来の読み方”
  5. /nl/articles/2007/12/news005.jpg 子猫におっぱいをあげるオス猫さん……! 子猫がやってきて母性が目覚めた猫ちゃんのエピソードにほっこり
  6. /nl/articles/2007/12/news038.jpg 査読時に「ポンコツ博士でごめんね」と泣く 論文が受理されるまでの苦悩描いたパネル「ろんぶんができるまで」が学者あるあるで泣けて笑える
  7. /nl/articles/2007/12/news028.jpg 総額いったい何十億円だこれ!? 米クルマ好きおじさんが公開したガレージがドリームすぎる 億超えスーパーカーずらり
  8. /nl/articles/2007/13/news127.jpg 「お前を消す方法」でおなじみの“Excelイルカ”、最新版でも予想外の場所で生存が確認される 「なつかしい」「再雇用枠か」
  9. /nl/articles/2007/13/news002.jpg 子どもにジュース買おうとしたら「わたしたち無課金勢なので」と断られる 善意が理不尽となって返ってくる「耐え子の日常」ー子ども&動物編ー
  10. /nl/articles/2007/12/news007.jpg 愛猫と「何かが通じた…!」と感じる瞬間 猫との会話を楽しむ飼い主の漫画に共感の嵐