カインズホーム、掃除向けマジックハンドを「コタツから出なくてもリモコンが取れる」と紹介変えたら売上2倍に
家事の負担<<<<<コタツから出る苦痛
ホームセンターチェーン「カインズホーム」が販売している、棒の先っぽでモノをつかめるマジックハンドのような商品「マルチハンドキャッチャー」。もともと雑巾をつかませ狭いスペースを掃除するアイテムとして売り出していましたが、秋冬シーズンに合わせ「コタツから出なくてもリモコンが取れる」というポップでコタツ売り場近くに並べたところ、売上が2倍強に増えたそうです。なるほど、これが最適解だった。
経営しているカインズの広報部によると、「マルチハンドキャッチャー」(税込198円)は狭かったり高かったり手の届かないところのモノがつかめる“第2の手”として2009年に発売。当初は洗濯機と壁のすき間に落ちた服をつかむ洗濯小物を想定して開発したため、洗濯や掃除コーナーに陳列していました。
2014年8月には、つかむ部分のグリップ力を強化した改良版を発売したのですが、従来と同じように洗濯・掃除用品として展開。しかし同年冬、商品の使い方をゆるいテイストで提案する「らららポップ」の一環として、「コタツから出なくてもリモコンが取れる」というポップとともにコタツ用品近くで展開してみたところ、良い売れ行きを見せたそうです。
2015年秋からは去年の37店舗から77店舗に増やし、再びこの方針で販売したところ、8月から11月中旬までの売上が2014年に比べて2倍強までに上がったといいます。マルチハンドキャッチャーがつかんだのは家事の負担を減らせる喜びよりも、コタツという安息の地から出ずに済む喜びだったということでしょうか、わかりすぎてツラい。
Twitterでも@AKB_45さんが、カインズホームの店舗でマルチハンドキャッチャーが「コタツから出なくてもリモコンが取れる」と大量に陳列されている写真を「カインズホーム始まったな…」と投稿したところ、1万4000回リツイートされるなど大きな共感を集めました。商品の購買欲も紹介の仕方でがらりと変わる一例であるとともに、人々のコタツへの愛や怠け心が改めて分かる取り組みです。
(黒木貴啓)
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