これは心臓止まる 「差別ツイート」投稿者の自宅近くにアイコンとツイートを載せた看板を設置するキャンペーン

自分の発言を見つめ直すきっかけになりそう。

» 2015年12月02日 20時05分 公開
[コンタケねとらぼ]

 匿名性を利用し、ネットに攻撃的だったり差別的な内容を投稿する人は後を絶ちません。しかし、もしもそんな投稿が、自分の家の近くに、しかも巨大な看板に張り出されていたらどう思うでしょうか。これは、黒人差別に対抗するためのキャンペーンとして、ブラジルで実際に行われたものです。


看板 実際に張り出された看板


看板


看板

 看板の下には、”仮想世界での差別、現実世界での結果”の文字。7月、ブラジルで初めて黒人天気キャスターとなった女性Maria Júlia Coutinhoさんに対して差別的な発言が多数投稿されたことを受けて、同キャンペーンは実施されました。キャンペーンの実施者はブラジルの反黒人女性差別団体で、投稿者の住所はジオタグ(写真の位置情報)から特定したとのこと。


キャスター ブラジル初の黒人天気キャスターMaria Júlia Coutinhoさん

 仮に普通の投稿であっても、自分のアカウントがこんなに大きく貼られていたら仰天することは間違いありません。さらに、それが差別的な内容とあれば、投稿者にとってはかなりの衝撃でしょう。

 ただし、同キャンペーンの目的は投稿者を衆目にさらすことではなく、”インターネットに発言を投稿する前に結果を考えてほしいから”としており、投稿者のアイコンと名前にはモザイクが入っています。たしかに、投稿者はもちろん、この看板を見た人たちもいろいろとインターネット上の投稿について、一度考え直すきっかけとなりそうです。

 かなりインパクトのあるキャンペーンですが、実際に攻撃的・差別的な内容を投稿し続けているともっと大きなしっぺ返しを食らう日がくるかもしれません。ネットも現実世界につながっていることを、忘れないようにしたいものです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評