いっけなーい! テンプレテンプレ! 食パンをくわえてダッシュしそうなツイートがTwitter上にあふれて“大喜利”状態に

一般ユーザーのみならず企業がこぞって参戦……。というか企業発信だった可能性も!?

» 2015年12月04日 18時00分 公開
[高城歩ねとらぼ]

 主に漫画やアニメのヒロインたちが「いっけなーい! 遅刻遅刻!」と食パンをくわえてダッシュする朝の光景は一種の様式美。その形式を受け継いだ「いっけなーい」ネタ合戦がTwitter上で大きなムーブメントになっています。タイムラインでよく見かけるそのツイートたち、実は企業公式アカウントが今夏前から取り入れていた……?


いっけなーい! 遅刻遅刻! 「いっけなーい 遅刻遅刻」で画像検索するとこうなりました

 実はシャープ公式アカウントでは今年の7月に「いっけなーい!」シリーズを展開。先見の明があったのかもしれません。さすが目の付け所がシャープだね。なお、他の企業アカウントも続々参戦していたようで、王道展開の人気の根強さを感じさせます。

 夏に盛り上がり、夏の終わりとともに消えたかと思われた「いっけなーい」ブームですが、じわじわと生き残り続け、昨今よく見かけるツイートへと徐々に進化を続けていたようです。

 どうやら再浮上のきっかけとなったと言われているのは11月末にとあるTwitterユーザーが投稿したツイート。「いっけなーい」の後が「殺意殺意」とアレンジされているうえ「私○○ババア」との怒涛(どとう)の自虐に、絵文字も多様化。そして次回予告でオチをつけるという一連の流れがテンプレに加わっています。なんだか深遠な世界になってきたぞ……。

 企業アカウント以前にも、もしかすると「いっけなーい」を先取りしていたツイートもあるかと思いますが、王道のなかの王道展開に伝統的な様式美ゆえなのか情報が錯そう。初出の投稿は残念ながら発見することができませんでした。


いっけなーい! 遅刻遅刻! 王道ですからね……

 「いっけなーい」テンプレがヒロインのかわいさを強調するものでなく、旬ネタと自虐、殴りにいくぞという攻めの姿勢からの次回予告タイトルオチという大喜利スタイルに変化し、「あるある」「私も(俺も)そう思ってたわ」を誘発する一種のコミュニケーション手段になった流れはとても興味深いものです。今後、一過性のブームとなり収束するのか、それともさらなる進化を遂げるのかに注目したいと思います。

 いっけなーい! 仕事仕事! 私ねとらぼライター。旬ネタをこうして記事にするのがお仕事なの。でもある日編集長に「神木隆之介くん交際発覚を記事にしましょう」と言われて大変! 実は2次元に夢中になるあまり3次元の事情には疎いの。思わず「るろ剣は好きでしたねー」とトンチンカンな返事をしたら別のライターさんにネタが割り振られてしまって大変! 仕事の機会も逃して、私の趣味趣向も完全にバレたけどアニメやゲームのネタなら任せろテヤンデーバーローチクショー! 次回「かわいい猫の記事も書けます」。テンプレよ永遠なれ。

高城歩

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news034.jpg 古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」