ジャポニカ学習帳の過去の表紙が電子書籍で復活! 発売当初は売れていなかった?
イメージキャラクターなんていたんですね。
ジャポニカ学習帳でおなじみのショウワノートと、JTBパブリッシングが運営する旅行本「たびのたね」がコラボレーションし、ジャポニカ学習帳の表紙が電子書籍版で復活します。昆虫嫌いの子どもが増えて、姿を消したとも言われていた昆虫表紙も満載です。
「たびのたね」で購入したタイトルをまとめた「オリジナルガイドブック」の表紙に、ジャポニカ学習帳の歴代の表紙たちをダウンロードできるというもの。以下、歴代の表紙たちです。
1970年から。金箔ロゴの初代ジャポニカ学習帳。表紙はひまわり。
1973年から。ホッカイエビ(タラバエビ科)表紙の右上には当時のイメージキャラクターの「しょうちゃん」が進化
1974年から。表紙はナメコ(マツタケ科)。なぜナメコ……?
1978年から。世界特写シリーズ・熱帯アジア編。アカエリトリバネチョウ(アゲハチョウ科)。ここから昆虫表紙のターン!
1981年から。世界特写シリーズ・ニューギニア編。表紙はナンヨウゾウムシ(ゾウムシ科)。ここから「しょうちゃん」のロゴが消えています。
1983年から。世界特写シリーズ・ヒマラヤ編。表紙はポリオマティス ネパレンシス(シジミチョウ科)。
1986年から。世界特写シリーズ・総集編。表紙はパプアキンイロクワガタ(クワガタムシ科)。この頃からサイズの主流がA5判からB5判に。
1993年から。世界特写シリーズ・マレー諸島編。表紙はゼブラホソミトンボ(トンボ科)。右上のロゴマークの色味が少し明るくなります。この頃から表紙の写真は昆虫と花のみに。
1998年から。世界特写シリーズ・オーストラリア編。表紙はシャイニング・ブローチ(科名不詳)。
2004年から。世界特写シリーズ・赤道編。表紙はベニサンゴバナ(キツネノマゴ科)。
2012年から。世界特写シリーズ・アフリカ編。表紙はプロサンセマム・ビコロール(ハマミズナ科)。
年代不明。珍表紙「筆と硯」。ロゴマークから初期のものと思われますが、当時の担当者がいないため、詳細不明。
ジャポニカ学習帳は今年で発売から45周年を迎えました。今や誰でも一度は目にしたことのあるジャポニカ学習帳ですが1970年の発売当時は、一般的な学習帳よりも高く、表紙のロゴも金箔押しにするなど高級感をアピールしていたせいか、思うように売り上げが伸びませんでした。
知名度を上げるため、テレビCMを企画するも、子どもが視聴するゴールデンの時間帯は料金が高く、仕方なく昼さがりの時間帯にオンエアをすることに。ところが、それがかえって幸運を呼びました。ちょうどその時間帯は学習帳を扱う文具店が暇な時間。昼メロドラマの合間に流れるCMを見た文具店から「指名買い」で注文が入るようになったそうです。
旅行本の電子書籍版として蘇った歴代のジャポニカ学習帳の表紙。レトロ感を味わいつつ、旅を楽しめそうです。
(姫野ケイ)
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ノートの分野では日本で初めて。
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