次世代の党が「日本のこころを大切にする党」に改名 Twitterで「長い」の声 党員からの反発も
選挙のときに覚えにくいのでは? という政策として悪手だとする意見も。
12月21日に「次世代の党」が党名を「日本のこころを大切にする党」へと正式に変更しました。21日午前に開いた党の総務会で、変更への賛成派が多数だったため決定。日本の政党では「生活の党と山本太郎となかまたち」に次いで2番目に表記の字数が多い政党となります。Twitterでは「長い」といった疑問の声が、党内からは決定後も反発が出ているようです。
同党は2014年に「日本維新の会」から分党する形で「次世代の党」として結党。2015年10月から中山恭子参院議員が代表を務めています。中山代表は11月に入り党名の変更を提案していましたが、10日に党の総務会で「慎重にするべきでは」との意見が多数出たため見送りに。ところが21日の総務会で改めて変更が決まりました。中山代表は決定について「党名を新しくすることで党を発展させ、進化させたい」と意気込みを見せています。
同党の公式Twitterが新しい党名を発表したところ、「何を伝えたいのかさっぱりわからない党名」「本当にその名前で風を起こせますか? 党名変更に幾ら必要ですか?」「党名じゃなくてスローガンにしろよ」など、難色を示すリプライが数多く付けられています。「この名前は長すぎる」「覚えやすい、短い、選挙の時に書きやすい、など重要ですよ」と、長さについての批判がもっとも割合を占めているもよう。
党員の和田政宗参議院議員は変更についてTwitterで「私は党名継続を主張し反対しましたが、採決の結果、賛成多数で党名変更となりました」と報告。19日にも「次世代の党は党名継続が望ましい」「次世代の党は党名継続が望ましい」と党名変更の動きについて異論を唱えていました。17日には党顧問だった江口克彦参院議員も、党名変更の動きに反発して離党届を提出していたなど、党内における改名反対派は少なくないようです。
(黒木貴啓)
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