【ネタバレ注意】アニメ「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」第1話の衝撃に視聴者が「そっちかよ」

幼馴染ってだけでフラグだと思っていた時期がありました。

» 2016年01月07日 11時50分 公開
[高城歩ねとらぼ]

 テレビアニメ「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」の終盤、視聴者に衝撃が走りました。まだアニメ第1話を視聴されていない方はこの先ネタバレなどにご注意ください。


ハルチカ 「ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜」公式サイトより

 「ハルチカ」は初野晴さんによる連作短編推理小説のシリーズをアニメ化した作品。高校への進学を機に、吹奏楽を始めることで清楚で乙女なキュートガールを目指すことを決意した主人公・穂村千夏(チカ)ちゃんが、幼馴染の上条春太(ハルタ)と9年ぶりに再会。音楽講師の草壁先生への憧れを募らせつつ、廃部寸前の吹奏楽部ととも吹奏楽の甲子園・普門館(全日本吹奏楽コンクール)出場を目指す青春ストーリーであり、校内で起こる事件を解決していく学園推理ミステリー、加えて三角関係という恋愛要素も兼ね備えているという内容です。てんこ盛りでお腹いっぱいになりそう。


ハルチカ 穂村千夏ちゃん。私はあのくしゃみがかわいいと思います

 第1話「メロディアスな暗号」では春太くんの音楽の知識と推理が冴えわたり、見事に謎の暗号を解読。その翌日、千夏ちゃんが吹奏楽部の部室に行くと春太くんが事件解決の鍵となった曲を演奏していて……。

「肝心な事に気づいちゃったんだね。チカちゃんも草壁先生の事が好きなんだろ?」  「も!?」

 視聴者も同様に「も!?」となったに違いありません。「どうせ春太くんと千夏ちゃんのラブコメ展開なんでしょ? 知ってた!」と想像していた人が大多数のはず。三角関係の矢印の方向が草壁先生に集中するという斜め上の展開に衝撃が走ります。メインビジュアルでは後ろの方で小さくまとまっていた先生。春太くんの片思いの相手、そっちだったかー! もう本当にお腹いっぱいだよ!


ハルチカ 上条春太くん。「草壁先生のために」……ほぅ

ハルチカ 三角関係の矢印が集中するイケメン草壁先生。先生もミステリアスな存在だったりします

 「普門館の舞台に立つまでは、お互い抜け駆けしない。恋も部活も真剣なんだ。男だからって負けないよ」と千夏ちゃんに恋の宣戦布告をした春太くん。実はよく思い返すと、草壁先生から「ホームルームが始まるよ。今はこのままにしておくけど、帰るまでには消すからね」と言われた時にはすでに頬を赤く染めていました。伏線は張られていたのです。

 「幼馴染と再会」というだけでフラグが立ったな、と確信していた時期が私にもありました……。「青春にはいつも、解き明かせない沢山のミステリーが溢れてる。」――あらためてそう思わせてくれる第1話の衝撃のラスト。動揺しつつも、これから彼らの三角関係がどのように展開していくのかとても気になりますね。学校生活で巻き起こる謎解き要素もあり、第2話以降も注目していきたい作品です。

高城歩

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