10年以上「創業25周年特別企画(価格)」で運営し平日でも満室に 新潟の謎の激安宿「公楽園」は田んぼの中のオアシスだった
風呂掃除はセルフサービス。
日本に訪れる外国人客の増加や、東京オリンピックへ向けた客室の改装のための価格上昇など、今日本中のホテルの宿泊料金の値上げが加速しています。中には、一般的なビジネスホテルでも「1泊3万円」という高価格帯も続出しているとか。でも、これから訪れるゴールデンウイークや夏休みに向けて、「できることなら宿代はなるべく抑えて、観光や食事を楽しみたい」というのも正直なところです。
ホテル代の爆上げが加速する中、比例するように日本各地の激安宿にも注目が集まっています。とくに新潟県燕市にある「公楽園」は、珍スポットマニアの心をくすぐるレトロな自販機や、懐かしのアーケードゲームなどがズラリと並び、その宿そのものが一種の観光名所となってジワジワと人気を集めているようです。
なんといっても驚きなのはその価格。新潟市と柏崎市を結ぶ国道116号沿いにあるこの宿の料金は、全室バス・トイレ付きで平日・土日祝日問わず2880円という激安っぷり。宿泊施設のほか、喫茶・コインスナック・ゲームコーナーを備えるドライブインとして、長距離ドライバーにも重宝されているとか。空いていれば日中の休憩も可能で、最大10時から16時まで滞在も可能。価格は6時間で1200円というネットカフェ顔負けの安さです。
創業は昭和51年(1976年)。従業員いわく「10年以上『創業25周年特別企画(価格)』で運営している」とか。
正しくは39周年なのですが、細かいことは気にしちゃいけない。ほどよく緩く、田園風景に癒される、それが“公楽園スタイル”です。
思いのほか居心地のいいレトロな客室
この値段でやはり気になるのは客室。二階部分が宿泊施設になっており、外のフロントから外階段で移動できるようになっています。
部屋数は10部屋ほど。和室と洋室があり、筆者が案内されたのは8畳ほどの洋室でした。
値段や築年数的にある程度の覚悟もしていたのですが、内装は至ってシンプルかつ清潔感も抜群。
埃っぽくもなく、ベットのシーツもパリッとしていて心地良い!
しかも頭上には立派なシャンデリアがこうこうと輝き、一泊2880円の激安宿とは到底思えないような雰囲気です。そして当然風呂も完備されており、こちらも部屋から直結。シンプルイズベスト!
中をのぞいてみると、こぢんまりとしてはいるものの、シャンプーやリンス、ボディーソープも完備されているじゃないですか。そしてポンと置かれた掃除用スポンジも発見。「入るなら自分で洗ってね」的なセルフサービス。この安さならそれくらいどうってことはありません。
休憩室が緩い
部屋で休んだあとは、お待ちかねのゲームコーナーを探索してみました。一階部分は喫茶&ゲームが並ぶ休憩所になっており、長距離ドライバーをはじめ地元の憩いの場所。
なんでも、2015年にNHKの番組で「田んぼの中のオアシスホテル」として報道されて以降、さらにじわじわと観光客や地元民からも注目を集めているのだとか。記者が訪れた日も、若いカップルがカメラを片手に施設内を見学していたり、駐車場には埼玉や東京、静岡など他県ナンバーもかなり多く見られました。
レトロ自販機として現在人気なのが、焼き立てあつあつのトーストが食べられる“トーストサンド”。ハムサンドとチーズサンド(250円)が選べて、2分待つだけ。
アルミホイルに包まれたチーズサンドはヤケドしそうなくらい熱く、「ガタン!」と落ちてきてもすぐにつかもうとしてはいけません。少し待って静かにホイルを剥がして、パクッといただく。口の中でジュワッととろけるチーズサンドは、クセになるほどおいしいです。
そしてゲームコーナーには、パズルや麻雀などの年代物のアーケードゲームがズラリ。
一見地元のちょっとやんちゃなお兄さんたちが集まりそうなスポットにも見えますが、その点はご安心あれ。年配のお年寄りや若い観光客の姿も多く、ほのぼのとした雰囲気がさらに居心地の良さを増しています。
一階がゲームセンターだと騒音が気になるところですが、二階の客室には音はほとんど聞こえてきません。利用者も大騒ぎをすることもなく、新聞を読んだり自販機トーストに舌鼓をうったりと、それぞれがまったり流れるこの空気を静かに楽しんでいるようにも見えました。
ホテルの窓からは一面の田園風景が広がり、どこか懐かしさも覚える新潟の激安宿「公楽園」。宿代の節約として利用するもよし、長距離ドライブの休息場所に使ってみるもよし。田んぼの中のオアシスに癒されてみてはいかがでしょうか。
公楽園
住所:新潟県燕市熊森1283-1
電話番号:0256-97-1575
アクセス:越後線「分水駅」から徒歩40分弱(車の利用がおススメ)
(青山ゆずこ)
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