駅になぜ習字の添削が? 踏切の事故防止ポスターのセンスがいいと話題に

5年生の踏切守さんが書いた「ふみきり」という字が……!

» 2016年04月08日 18時07分 公開
[ねとらぼ]

 駅にどうして習字の添削が貼ってあると思いきや、交通安全の呼びかけだった……! 近畿日本鉄道やJR東海など中部地方の交通機関が展開している、踏切事故の防止啓発ポスターが「センスがいい」とTwitterで注目を集めています。

ふみきり 朱字の添削をよく見ると……!(写真提供:@lift13579さん)

 小学生が習字で書いた「ふみきり」の4文字を、先生が朱色で添削したというデザイン。朱字をよく見ると「近づきすぎない」「無理はいけません」と、文字の指導がそのまま踏切の事故防止を呼びかける言葉になっています。目を引く上に啓発にも効果的な、素晴らしいアイデアのポスターです。

 Twitterユーザーのリフトさん(@lift13579)がポスターの写真を「かなりセンス良い」と投稿したところ、1日で1万回以上リツイートされるなど話題に。「こういうセンスはうらやましい」「これ、『はねない』って注意いれたくなっちゃいません?」 と共感や賛同を集めました。

 ポスターは中部運輸局、中部管区警察局、名古屋鉄道、JR東海、近畿日本鉄道が「踏切事故防止キャンペーン」として共同制作したもの。4月6日〜15日は全国で「春の全国交通安全運動」を実施中で、これに合わせてポスターも中部地方で設置しているようです。ユニークなデザインの制作経緯については、現在近畿日本鉄道に問い合わせ中。

4月12日追記

 ポスターについて踏切事故防止対策連絡会から返答をもらいました。

ふみきり 話題の習字ポスター(画像提供:踏切事故防止対策連絡会)

 各鉄道事業者は全国交通安全運動の時期に踏切事故防止啓発キャンペーンを行っており、東海旅客鉄道、名古屋鉄道、近畿日本鉄道の3社も協力して共同ポスターを制作しているとのこと。企画立案は3社が持ち回りで担当し、幹事社の提案をベースに3社で意見を出し合いながらデザインを決定しています。今回の幹事は近畿日本鉄道でした。

ふみきりふみきり 2011年〜2015年のポスター

 習字ポスターのデザインについて担当者は、「書写の添削を『踏切のルールを守る』になぞらえて表現しています。『近づきすぎない』『ムリはいけません』『ルールはきちんと守りましょう』など添削や評価によって毛筆に積極的に取り組むイメージはまさに、踏切でのルールを守る行為を表しています」とコメント。

 Twitterの話題には「多くの方に関心を持っていただき、大変うれしく感じております」と喜んでいました。ポスターは3社の主要駅ほか、沿線の警察署、自治体、自動車学校などに配布し、掲示を依頼しているそうです。足を運ぶと実物が見られるかもしれません。

ふみきりふみきり 2011年〜2015年のポスター

ふみきり 2011年〜2015年のポスター

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. /nl/articles/2411/20/news049.jpg 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. /nl/articles/2411/20/news222.jpg ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  4. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. /nl/articles/2411/20/news054.jpg 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  6. /nl/articles/2411/20/news050.jpg プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  7. /nl/articles/2411/21/news083.jpg 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  8. /nl/articles/2411/21/news085.jpg 「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
  9. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. /nl/articles/2411/21/news018.jpg グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた