熊本地震でのLINEの対応に疑問の声 電話回線に負荷が集中する恐れ

災害直後は控えたほうがいい。

» 2016年04月15日 13時06分 公開
[ねとらぼ]

 熊本県で最大震度7の地震が発生した直後のLINEの対応に疑問の声が寄せられている。

 4月14日、地震直後の22時21分にLINEの公式Twitterアカウントが熊本在住の家族や友人の安否確認をしたい人向けに「電話がつながりづらい場合、スマホのネットがつながっていればLINEの通話機能が利用可能です」とハッシュタグ付きで投稿。次いで23時16分にLINEから固定電話や携帯電話にかけられる「LINE Out」機能で、「日本国内の番号への発信を1通話最大10分まで無料化」したとして、「家の電話やLINEでつながっていない方への安否確認にご活用ください」とツイートした。


LINEの対応 「LINE Out」はとても便利なサービスなのだが

 ツイートはたちまち拡散。15日11時までに14万5000ほどリツイートされている。「LINE Out」はデータ通信を利用しているが、音声通信網とも相互接続している。そのため、携帯電話や固定電話のネットワークに負荷をかける恐れがある。震災直後は輻輳(アクセスが集中して電話がつながりづらくなること)を助長するため、安否確認にはなるべく電話を利用しないよう公共機関は呼びかけている。本来は各キャリアが用意する災害用伝言板を使うのが鉄則だ。

 ネットでは「貴重な帯域を圧迫している」「むしろ迷惑なんじゃないか」と多くの批判の声が寄せられることに。LINE側もこのことに気付いたのか、前回のツイートから約2時間後に「先ほどご案内したLINE Outは回線に負荷が集中する恐れがあるため、緊急性が高い場合のみご利用いただくようご協力をお願いします」と訂正する事態となった。


 「LINE Out」は有用なサービスだ。しかし、緊急時でもLINEで通話したらつながりやすいという刷り込みは避けなければならない。

LINEの対応 LINE Out

関連キーワード

地震 | Twitter | 安否確認


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」