寿司に野菜に楽器……リアルすぎる「おもしろ消しゴム」ってなんだ?(1/3 ページ)

集めたい。

» 2016年05月16日 09時00分 公開
[青山ゆずこねとらぼ]

 動物や野菜の形をしたユニークな色とりどりの消しゴム。一度は学生のころは近所の文房具屋や駄菓子屋で手に取ったことがあるのではないでしょうか。しかし今、そんな私たちになじみのあるおもしろ消しゴムが、驚異的なクオリティの高さとともに“唯一無二のクールジャパン”として世代を問わず一大ブームを巻き起こしているんです……!


消しゴム とにかくクオリティの進化が半端ない!(中華シリーズ)


消しゴム 小指の先くらいのりんご飴がめちゃカワイイ

 日本のユニーク消しゴムのパイオニアでもあり、第一線を突っ走っているのが、創業43年の老舗イワコー。「消しゴムは何で四角じゃないといけないんだ!」という創業者の発想を原動力に、これまで発売した消しゴムの種類は600種類を超え、その精巧さも相まって、老若男女問わずそのハートをガッツリわしづかみにしています。しかも税込54円という激安ぶりです。


消しゴム あんこの“もったり感”の再現率もすごい


消しゴム 必勝お守りシリーズと開運だるま(片目もちゃんと入れられる)縁起が良さそうな変わり種消しゴムも

もはや芸術作品! “リアルさ”にこだわる理由とは


消しゴム ロブスターの爪やヒゲもめっちゃ細かい


消しゴム ひっくり返してもこのクオリティ

 例えばこのロブスター。爪や殻など細部にまでこだわり、どこまでもリアルさを追求しています。裏を返せば、まるで本物さながらのリアルな足や尻尾の再現まで……。見えない場所にも手を抜かない、それがイワコースタイルなんです。でも、なぜここまで精巧さにこだわるのでしょうか。


消しゴム 歯医者さんでもディスプレイ用として大人気

 代表取締役の岩沢努さんいわく、「子ども向けの消しゴムだからといって、質感や細部の造形をないがしろにしてしまうと、飽きられるのも早い」のだとか。

「子どもだってちゃんと細かいところまで見てるんです。それに精巧さを適当にしてしまうとコストはかからないんですが、なにより作っている自分たちが納得できないんですよね。もう商品というより一つの芸術作品というくらい誇りをもって作っているので、たとえ発売してからも自分たちが納得できるまで何度も作り直します」(岩沢さん)

 実際に「お寿司シリーズ」の海老に至っては、「形や色合いが納得できない」ということで、発売後でもデザインを一新して作り直したといいます。その力の入れ具合、もはや本当に芸術作品です。


消しゴム お寿司シリーズ。特にうにがまるで本物みたい……


消しゴム いちごのツブツブ感じと、生クリームの質感、タルトやクッキー生地のリアルさに注目!

 リアルな質感だけではなく、実際に「消しゴムの一部を動かして遊べる」のもおもしろ消しゴムならではの楽しみ方です。例えば、支えの棒や中心部分だけプラスチックになっている(それ以外はすべて消しゴム)のけん玉やヨーヨーのシリーズ。


消しゴム けっこう夢中になるほど遊べます

 「けん玉は50回に一度くらいの確率で、玉が乗っかるんです」と岩沢さん。記者が自宅で試したところ、79回目でキレイに玉が乗りました。なにこれめっちゃ気持ちいい。


消しゴム ヨーヨーだってきれいに巻き上がります

 昔懐かしの鉛筆削り機も取っ手がくるくると回ったり、ランドセルもめくりあがるのがなんともうれしい……!


消しゴム 削りカスを入れる引き出しも動く


消しゴム はさみだって動くんです


消しゴム リコーダーも分解できるこの懐かしさ!

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/15/news044.jpg コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
  2. /nl/articles/2503/14/news041.jpg 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
  3. /nl/articles/2503/11/news009.jpg 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  4. /nl/articles/2503/14/news019.jpg ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
  5. /nl/articles/2503/09/news003.jpg 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  6. /nl/articles/2503/15/news054.jpg 106キロの女性、1年かけて約40キロ減量したら…… “別人級”の変化が1740万再生 「尊敬します」「私も頑張る!」【海外】
  7. /nl/articles/2503/08/news018.jpg 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
  8. /nl/articles/2503/13/news112.jpg 「ひどすぎて販売中止に」 ウエディングドレスをネットで買ったら大失敗→完璧にリメイクした結果…… 「もはや芸術」
  9. /nl/articles/2503/14/news052.jpg 高3男子、髪を切る間も惜しんで受験勉強を頑張って…… カット後の“別人級の変化”に称賛「コレはモテる」
  10. /nl/articles/2503/11/news017.jpg 着古したマフラーとセーター、切らずに手縫いするだけで…… 春も大活躍のリメイクに「アイデアに脱帽」「素晴らしい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  2. 愛猫が見つめる先にいるのは……? “まさかの来訪者”に思わず仰天 「うそっ?」「お庭に来るんですね!!」
  3. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  4. 壊れて捨てるしかないバケツをリメイクしたら…… 想像もつかない大変身が830万再生「想像力がすごい」【海外】
  5. そうはならんやろ ヤマト運輸公式とLINEで遊んでいたら…… 突然訪れた“予想外の展開”に28万いいね
  6. 「ウソやろ」 松屋の“530円丼”、衝撃的なビジュアルにネット騒然 「コレで良いんだよ丼」「開き直り感がすごい」
  7. ダイソーのセルフレジが「身に覚えのない商品」を認識→“まさかの正体”に大仰天 「そんなことあるんですね」
  8. 余ってるクリアファイル、半分折ってカットするだけで…… 目からウロコな便利グッズに「天才すぎる!」「素晴らしいアイデア」
  9. 「マジで天才」 無印良品から新発売の“350円文房具”に絶賛の声相次ぐ 「便利すぎる!」「これはいい」
  10. 「スト6」の公式世界大会で福島県のチームに所属する「翔」が優勝 賞金100万ドル獲得
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に