自分の娘を被写体にしたホラー写真集、米写真家が発売 大人が見ても怖すぎると話題に
夜トイレに行けなくなるやつだ……。
アメリカのホラー写真家ジョシュア・ホッフィンさんが写真集の製作費をクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で募集し、目標額だった2万ドル(約220万円)を大きく超える約3万5000ドル(約380万円)を集めて話題を呼んでいます。写真集の中で特に注目を集めているのが、実娘を被写体にしたホラー写真シリーズ。
ジョシュアさんはある日友人と話していて、「ホラー映画」「ホラー小説」「ホラーコミック」「ホラーゲーム」はあるのに「ホラー写真」というジャンルは聞いたことがないということに気づいたそうです。それをきっかけに、2003年のハロウィンシーズンから5人の娘を被写体としたホラー写真シリーズ「AFTER DARK, MY SWEET」を開始。発表された作品は、不気味な男が薄暗い階段で懐中電灯片手の少女を待ち受けている写真や、子供部屋のベッド下から伸びた化物の手に怯える少女の写真など、大人でも思わずヒヤリとするものばかり。同シリーズはジョシュアさんのホームページ上で公開されており、現在でも閲覧できます。
写真を発表した当初、ショッキングな内容に反発を覚えた閲覧者から苦情のメールもたくさん届いたとのこと。実子を被写体とした過激な写真集といえば、フランスの写真家イリナ・イオネスコさんが1977年に娘のエヴァさんをヌードモデルに発表した「鏡の神殿」が倫理観をめぐり賛否を呼んだことが思い起こされます。イリナさんの場合、後に成長したエヴァさんから「子ども時代を奪われた」として裁判を起こされてしまいましたが、Joshuaさんは「娘たちは撮影にノリノリ」だと説明します。
例えば少女と不気味なピエロが写った写真では、実はピエロは娘さんの祖母が演じているのだとか。ジョシュアさんは ABC NEWSの取材に対し「彼女たちは僕のことを信頼してくれていて、かつ撮影を怖がらない世界で唯一の子どもたちなんだ。他の制作方法はありえなかったよ」と撮影時の様子を振り返っています。
ジョシュアさんの写真集「HORROR PHOTOGRAPHY」は現在もKickstarterで製作費を募集中。ハードカバーでオールカラー150ページ、撮り下ろし写真を加えた豪華仕様となる予定で、写真集本体が貰える支援プランは50ドルから。1250ドルでジョシュアさんとホラー写真のツーショットが撮れるプランもあり。商品発送は12月を予定しており、日本からでも注文可能となっています。
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悲鳴で満たされる会場。
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