ニュース
» 2016年06月21日 20時10分 公開

宿泊中ずっと読書にひたれる「泊まれる図書館」 佐賀の温泉地で実現へ

クラウドファンディングの成功で実現の運びに。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 佐賀県佐賀市の古湯温泉に、夜通し読書ができる宿泊施設「泊まれる図書館」ができることが決定しました。プロジェクトはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」での資金調達を経て、今夏のオープンを目標に進行しています。


クラウドファンディングサイト CAMPFIREでのクラウドファンディング

 築110年の古民家をリノベーション。昼はカフェ付きの図書館として、夜は図書館を丸ごと独占できる1日1組限定の宿泊施設として営業するとのこと。本に夢中になっているうちに、いつの間にか迎える朝をイメージし、名前は「暁(あかつき)」と決めているそうです。


物件 空き物件を宿泊施設として再構築(画像はクラウドファンディングサイトより)

間取り 図書館の間取り図(画像はクラウドファンディングサイトより)

 主催者は福岡の企業でWebデザインを務めるかたわら、古本屋を営む白石隆義さん。ネットカフェのように漫画だけではなく、書籍を夜通し読める場所がほとんどない現状に気づき、「泊まれる図書館」を思いついたそうです。

 白石さんは九州各地の温泉を巡った結果、福岡市や佐賀市からのアクセスが良く、静かで風情のある古湯温泉での開業を選択。本を介して人がつながる、「本好きの聖地」を目指しています。

 プロジェクトには、寂れつつある温泉街を活性化する意図も。あくまでも「暁」は読書および宿泊の場とし、飲食や入湯は別の施設で。温泉街全体が1つの宿として機能する、「マチごと旅館」を構想しています。


構想 構想の模式図(画像はクラウドファンディングサイトより)

 蔵書数は2000冊を予定。公共図書館のように広範囲のジャンルをそろえるのではなく、本を読む「人」を基準に選定します。うち1600冊は、80人の読書家に20冊ずつ選んでもらい、1冊1冊に選者のコメントを添付。残りの400冊中、200冊はクラウドファンディングの出資者に、もう200冊は古湯温泉の住民に、渾身(こんしん)の1冊を選んでもらうそうです。

 クラウドファンディングは目標額の160万円を上回る、186万2000円の出資を受け無事成功。資金は本の購入費と本棚の製作費にあてられ、目標額を超えた分は、座布団や読書灯など、快適な読書の環境作りに用いるそうです。


(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「ブス、死ね」 りゅうちぇる、心ない言葉への返答が感銘を呼ぶ 「心もイケメン」「りゅうちぇるのおかげで自己肯定感上がった」
  2. 小林礼奈、4歳娘を連れて夕食中に客とトラブル 痛烈コメント受けて「私たち親子を悪にしたい人がいる」
  3. 熊田曜子、“離婚決意”後初の動画で銀座ホステスに 「極妻」の不用意発言に苦言も
  4. 「お」「ま」「ち」「こ」「う」「ん」の文字が書かれたダイスを振って役を作る神ゲー「んこダイス」登場 → 「ドラクエ」を抜いてSteam売上1位に
  5. 注射前は“無”の表情だったワンコ、帰りの車では…… 無敵になったワンコの表情ビフォーアフターが面白い
  6. めちゃくちゃ煽ってくる「GR スープラ」を捉えた1枚の写真が話題に モニターに映し出される「ようこそ、親の脛かじりさん」イタズラ 仕掛け人は父親
  7. 美術館に侵入する黒猫と警備員の攻防戦、4年の時を経て…… 「また来たニャ」な猫ちゃんと優しいスタッフのやりとりがあたたかい
  8. 子猫「おねがい、おねがい!」 ごはんの前でおねだりをする子猫ちゃんがかわいい!
  9. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  10. 「1万曲入りiPodをオークションに出したら飛ぶように売れた」 宮下崇『連続起業家のTHEORY』が物議、会社側は「事実確認中」

先月の総合アクセスTOP10