カクヨムWeb小説コンテストの大賞が発表 横浜駅が自己増殖する「横浜駅SF」の書籍化が決定
あらすじの段階で印象的すぎた“あのSF小説”です。
小説投稿サイト「カクヨム」にて、「第1回カクヨムWeb小説コンテスト」の大賞が発表されました。受賞作品の中では、以前にあらすじだけで面白いと話題になった「横浜駅SF」(関連記事)が、見事SF部門で受賞しています。
今回の受賞により「横浜駅SF」は書籍化が決定、今後カドカワBOOKSから刊行される予定です。
イスカリオテの湯葉さん(@yubais)のオリジナル小説である「横浜駅SF」は、自己増殖能力を獲得した横浜駅が、本州の99%を覆うほど膨張し続けた数百年後の日本が舞台……という突飛なアイデアながら、中身もよく練られたSFとしてレビューでも絶賛され、注目を集めていました。
KADOKAWA編集部は作品の講評で、「“駅”が自動増殖し日本を浸食していくという独創性の高い発想が印象的でした。自動改札が追ってきたり生体認証が電子切符だったりと、誰もがイメージ出来てユーモラス。世界観の作り方が魅力的で、読者が忘れられない作品であると明言できるキャッチーさが評価されました」と述べています。
コンテストの応募総数は5788作品で、その中から部門別に7作品が大賞。その他の部門で大賞に選ばれた6作品も同じく書籍化が決まっています。
大賞作品
ファンタジー部門
「誰にでもできる影から助ける魔王討伐」 著者:槻影
SF部門
「横浜駅SF」 著者:イスカリオテの湯葉
ホラー部門
「僕の妹はバケモノです」 著者:鹿角フェフ
現代ドラマ部門
「ヒーローは眠らない」 著者:伊丹央
現代アクション部門
「勇者のクズ」 著者:ロケット商会
恋愛・ラブコメ部門
「平安時代にタイムスリップしたら紫式部になってしまったようです」 著者:中臣悠月
ミステリー部門
「うさぎ強盗には死んでもらう」 著者:唐間ネロ
(宮原れい)
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