炎天下で行列、売り切れ続出……宮崎県の食フェスに批判殺到 実行委が謝罪

炎天下に長蛇の列ができ、料理は売り切れ続出。無事入場できても、数品しか食べられなかったとの報告も。

» 2016年07月19日 20時29分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 7月17日に宮崎県宮崎市で、屋外イベント「食フェスふるまい!宮崎」が催され、多くの人が訪れました。しかし、炎天下で行列に並ぶこととなった来場者が熱中症になったり、十分な量の食事がふるまわれなかっりといった報告があり、批判の声が多く上がりました。イベントの公式Facebookに批判が殺到したことを受けて、18日に実行委員会が謝罪文を公開。「イベント運営の数々の不手際でお客様にご迷惑をおかけしてしまった」ことを詫びています。


公式 イベントの公式サイト

謝罪文 実行委員会からの謝罪文

 イベントの内容は、大人4500円(前売り3500円)の入場料で、100種類以上の九州名物を、食べ放題で楽しめるというもの。ヒーローショーや、芸能人ゲストによるライブも用意と、魅力的なふれこみでした。ではなぜ、今回のような問題が起きてしまったのでしょう。


会場マップ 会場マップ。100以上の出店を、自由に食べ歩きできるという催しだった

 イベントで発生した諸問題は、公式Facebookのレビューページに寄せられた批判によって浮き彫りにされています。まず、開催前の6月22日時点で、料理の供給量や炎天下の場合の対応を心配する問い合わせが投稿されていました。これに対し、運営側はテント席を約1000席用意し、料理の食数も計算のうえ用意すると態勢を説明していましたが、実際はすべて対応し切れていなかったようです。

 そしてイベント当日は、地元紙によると約1万人が来場。会場のキャパシティを大きく超える数字だったようです。入場口には長蛇の列ができ、来場者は炎天下で1時間ほど待たされることに。同イベントは飲食物持ち込み禁止ゆえ、飲み物を用意した人は少なく、行列待ちの間に熱中症にかかる人が続出したという報告が上がっています。飲み水の十分な提供や、救急車を待機させておくなどの対策もなかったそうです。

 無事入場できても、各店舗でまた大行列が。料理や飲み物は開始後3時間程度で売り切れが続出し、食べ放題のイベントにもかかわらず、満足に食事ができない事態になってしまいます。ほかにも、舞台イベントにドクターストップがかかったり、お年寄りや幼児への配慮もなかったりとさまざまな問題が発生。「地獄絵図」「二度と来ない」「お金返して」など、辛らつなレビュー投稿が集まっています。

 実行委員会は寄せられた意見に対し謝罪したうえで、ネット上の誇張と事実とで、情報の錯綜があるとコメント。明確な根拠のもとに算出した資料を近日公表するとし、それまではSNSの運用を停止すると発表しています。


(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」