空中から地雷を探索し爆破 人命を危険にさらさず地雷を除去するドローンが開発される
既存の手法より20倍速く、コストも200分の1。
» 2016年07月24日 11時00分 公開
[沓澤真二,ねとらぼ]
地雷除去用のドローン「Mine Kafon Drone(以下MKD)」が、クラウドファンディングサイトのKickstarterに登場しました。開発者のMassoud Hassaniさんによると、既存の手法より20倍の効率を誇り、コストも200分の1。10年未満で世界中の全地雷を除去すると意気込んでいます。
MKDは専用アプリと連動して動き、3段階のプロセスで地雷を除去します。まず高空を飛行し、危険な領域を特定。次に金属探知アームを装着後、地表4センチ上空を飛んで探索し、地雷の位置をさらに絞り込みます。最後にマニピュレーターを装備して、地雷上に起爆装置を設置し爆破。人間は近づくことなく、安全に地雷を除去できます。
過去の戦争で敷設された地雷は60カ国以上に残存しており、毎日約10人がその犠牲になっているといわれています。Massoud Hassaniさんは幼少期をアフガニスタンで過ごし、その現状を体験。2012年にも低コストで地雷を除去できる装置「Mine Kafon」を開発し、Kickstarterを利用して実現させています。
出資は5ユーロ(約600円)から受け付け。950ユーロ(約11万円)で実機の組み立てキット、7000ユーロ(83万円)で研究所におけるワークショップが提供されます。調達した資金は、予備研究費にあてられるそうです。
(沓澤真二)
advertisement
関連記事
- 山火事の地域でドローン飛ばした男性、消火活動の妨害で逮捕
消防当局は火事の起きている地域でドローンを飛ばさないよう呼びかけています。 - どれも力作だ……! プロ写真家からアマチュアまで参戦したドローン写真コンテスト、上位入賞作品発表
ドローンってすごい。 - 安全・省電力を両立 イベント演出用に大型風船で包んだ新型ドローンをパナソニックが開発
この発想は素晴らしい。 - 簡単操作の超小型ドローン「JETJAT ULTRA」 クラウドファンディングで資金調達中
老若男女あらゆる人にドローンを! - 自撮りってレベルじゃない! ドローン撮影で行く世界一周ハネムーンが絶景すぎる
旅行したくなってくる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
-
コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
-
イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
-
“ひっつき虫”を簡単に取るには…… 身近なアイテムでスッキリするライフハックに「これでイライラしないで取れる」「今度、やってみます」
-
赤い毛糸3玉をどんどん編んでいくと……? 完成した“冬のオシャレアイテム”に「わかりやすくて感謝」「編んでみたい!」
-
マッチョなザクが「ガンプラコンテスト」で大賞受賞 内部に秘密の仕掛けがぎっしり 「誰もが納得の大賞」「これぞオラザク」
-
50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
-
パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
-
辻希美、長女・希空の幼少期ショット初公開 赤ちゃんの弟を抱っこする、幼いにっこり笑顔がかわいい
-
「成長してる!」 小6→中2までドット絵を描き続けたら……? 3年間の変化に「かわいらしい」「うますぎ」
先週の総合アクセスTOP10
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
- 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
- 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
- パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
- アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
- 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
- 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
- PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」