鳥取砂丘は「ポケモンGO」が捗る! 鳥取県、異例の「スナホ・ゲーム解放区宣言」の理由を聞いてみた

砂ばかりかと思いきや、実は「ポケストップ」だらけ。

» 2016年07月25日 19時31分 公開
[マッハ・キショ松ねとらぼ]

 鳥取県が、国の天然記念物に選ばれている鳥取砂丘での「ポケモンGO」のプレイを勧める「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」を発表しました。観光を楽しみつつ、アイテムがゲットしまくれる「ポケストップ」密集地帯になっています。


画像 "砂"丘だけに、スマホならぬ"スナ"ホ


画像 鳥取砂丘だけ数がおかしい。画像は「ポケストップ」を探せるWebサービス「ポケストップGO」より

 砂丘事務所に話を伺ったところ、「砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」は、50カ所以上の「ポケストップ」が存在する鳥取砂丘での「ポケモンGO」の遊び方を紹介するもの。転倒などによるけがをしにくい砂地が広がり、駅前などよりも人口密度が低いため、比較的安全なんだとか。「ポケストップ」は周辺の施設にも多数設定されており、観光しながらゲームを楽しめる環境が整っているそうです。

 同時に、プレイする際のルールの紹介も。人や自動車と衝突するリスクは少ないものの、自然や生物を傷つけないよう配慮したり、熱中症対策したりする必要があると注意喚起を行っています。

 それにしても、なぜ鳥取砂丘には「ポケストップ」が多いのでしょうか。実はこれらのポケストップは、もともと「Ingress」プレイヤーのps Katoさんが、鳥取砂丘に配置されている調査杭(砂の移動を調べるためのもの)を、Ingress用の「ポータル」として地道に申請していたもの。そのデータが「ポケモンGO」へと引き継がれ、今のようなポケストップ密集地帯になったと言われています。ps Katoさんの活動がなければ、もしかしたら今回の「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」もなかったかもしれない……。Twitterなどでは、今になってps Katoさんの活動に称賛をおくる声が相次いでいました。

 なお、砂丘事務所は、このような動きに関わっておらず「戸惑っている側面もある」とのこと。鳥取砂丘が知らぬ間にバーチャル世界ですごいことになっていたら、そりゃあ、びっくりするよなあ。行政の予期せぬところで誕生した位置情報ゲームの名所なのかもしれません。


画像 ps Katoさんの投稿。「Ingress」プレイヤーの地道な活動で、バーチャル世界の鳥取砂丘がすごいことになっていたと話題に

マッハ・キショ松

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2504/28/news023.jpg 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  2. /nl/articles/2504/26/news079.jpg 釣ったクロダイをさばいたら……「えっ」 中から出てきた“謎の物体”に1900万表示の衝撃「そんなことあるんやw」
  3. /nl/articles/2504/29/news049.jpg 皇后さま、全身「淡いグリーン」の衣装に14万いいね 天皇陛下も同系色のネクタイで“おそろいコーデ”
  4. /nl/articles/2504/28/news147.jpg Vtuberの死去を所属事務所が発表 「詳細については控えさせていただきます」
  5. /nl/articles/2504/24/news136.jpg 青い毛糸で輪っかをひたすら編み、つなぎ合わせると…… 予想もつかなかった完成品が195万再生「これはヤバい」「なんてアイデアなの」【海外】
  6. /nl/articles/2504/29/news023.jpg 「この価格はあり得ない」 ワークマンのEXILE TAKAHIRO監修“1900円シャツ”に称賛続出 「家族の評判も良い」
  7. /nl/articles/2504/28/news013.jpg 夏に向けてトリミングしたワンコ、飼い主が迎えに行ったら…… 注文ミスが生んだ“予想外の姿”が180万表示 「もっと見たい」「じわじわくる」
  8. /nl/articles/2504/29/news043.jpg 「こういう部屋にしたい」 1人暮らしの“1K6畳”入居直後→1カ月後…… カフェみたいなおしゃれ空間に「センスよすぎいぃぃぃぃ」
  9. /nl/articles/2504/17/news162.jpg 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  10. /nl/articles/2504/29/news077.jpg 「狂気のメニュー」 かつや“新作979円丼”にネット衝撃 「小学生みたいな発想」「ぶっ飛んでる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  3. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  4. 食パンの留め具、捨てないで! ペタっと貼るだけで…… 目からウロコの“活用法”が100万再生「天才」「絶対試す」【海外】
  5. ティッシュの空箱に、クリアファイルを貼るだけで→この発想はなかった! 便利でかわいいアイテムに反響
  6. 足の悪い母のため、庭に作った小道→100均アイテムで雰囲気ガラリ 天才アイデアに「すごい!」「真似します」
  7. 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  8. 「久々の大ヒット」 ワークマンの暑さ対策最強“2900円アウター”に絶賛の声 「マジで涼しい」「夏はこのウェア一択」
  9. 青い毛糸で輪っかをひたすら編み、つなぎ合わせると…… 予想もつかなかった完成品が195万再生「これはヤバい」「なんてアイデアなの」【海外】
  10. 園遊会のお土産「1個800円超えの和菓子」が話題に ほどよい甘さが特徴【天皇皇后両陛下主催】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  3. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  4. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  6. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  7. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  8. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  9. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  10. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】