ニュース
» 2016年07月27日 14時44分 公開

料理が捗る! 芽が出ず有毒物質も少ない便利なじゃがいも誕生 理研ら研究チーム

遺伝子組み換えによって作ることができることが明らかに。

[マッハ・キショ松,ねとらぼ]

 理化学研究所、大阪大学、神戸大学の共同研究チームが、じゃがいもの遺伝子を組み換えることにより、芽などに含まれる有毒物質、SGA(ステロイドグリコアルカロイド)の生成を抑える方法を発見したことを発表しました。


画像 コレステロールからSGAが生合成されるメカニズムを発見。PGA1、PGA2という遺伝子が関わっています

 SGAは食中毒を引き起こす有害物質で、代表的なものはソラニン、チャコニン。じゃがいもにはこれらを緑化した皮、芽に高濃度で蓄積する性質があります。少量でも味に悪影響を及ぼし、えぐみが出てしまうことも。

 共同研究チームはコレステロールからSGAが生合成されるメカニズムを研究し、PGA1、PGA2という遺伝子を発見。遺伝子の組み換えによって発現を抑えることで、SGAの含有量を大きく下げることに成功しました。生育には影響が無く、収穫量は野生型のじゃがいもと変わりません。

 また、遺伝子の組み換えを行ったじゃがいもは、土に植えると萌芽するものの、長期間保存しても芽が出ないことが分かっています。これは予想に反する現象だったため、原因はまだ特定されていません。将来的には、芽が出てしまってじゃがいもの調理が面倒くさい!……なんてことが無くなるかもしれません。


画像 左:野生型のじゃがいも、右:遺伝子組み換えじゃがいも。同じ環境に置いても芽が出ません

マッハ・キショ松


関連キーワード

遺伝子 | 有害物質 | 研究機関


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2011/23/news015.jpg オンラインクレーンゲーム「トレバ」、景品獲得されそうになると“スタッフが裏操作”していたと発覚 被害者と運営会社を取材
  2. /nl/articles/2011/23/news035.jpg 加藤紗里、カフェ店員の前でパンケーキをたたきつぶす 衝撃動画に「これは笑えない」「何がしたいのか分からない」
  3. /nl/articles/2011/17/news169.jpg Excel上で「ドラクエ3」を再現した勇者に「最大の変態」「控えめに言って天才」と称賛 一体どうやって?
  4. /nl/articles/2011/23/news016.jpg 動いて……ない!? 棒人間たちが進んでいるように見える錯視GIF「スーパー錯視ブラザーズ」がすごい
  5. /nl/articles/1501/30/news156.jpg 野球ファンなら知っている ネットでよく見る「33-4」「なんでや!阪神関係ないやろ!」のやりとりって何なの?
  6. /nl/articles/2011/22/news016.jpg 「お母さんあれ誰?」 6歳息子が家の壁を指さし呼び続ける“何か”を描いた漫画、その正体が見事過ぎるオチ
  7. /nl/articles/2011/22/news017.jpg アプリ「一人用クトゥルフ神話TRPG」が“SAN値回復するタイプの狂気” 「名状し難い顔(=いらすとや)」「ダイス判定で転売ヤーが爆死」
  8. /nl/articles/2011/20/news116.jpg 間違いなくいい夫婦! おのののか、夫・塩浦慎理選手とリラックスしたラブラブショットでまさかの表情
  9. /nl/articles/1808/22/news101.jpg 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  10. /nl/articles/2011/23/news007.jpg がっかりクリスマスプレゼントと思いきや―― 落胆から一転、キラッキラな笑顔を見せてくれためいっ子の漫画に心がほっこり温まる