ねとらぼ
2016/08/19 21:00(公開)

オランウータンがアーティストデビュー 保護活動の一環でジャズ楽曲を販売

8月19日の「国際オランウータンの日」に合わせてリリース。

 オーストラリアのアデレード動物園が、同園のスマトラオランウータン「Kluet」が手掛けたジャズ楽曲「Give me a Klue」をリリースしました。


デビューシングル
デビューシングル「Give me a Klue」ジャケット

 Kluetが担当飼育員のiPhoneに興味を示し、音楽制作アプリ「GarageBand」で作曲したもの。同園のYouTubeチャンネルで公開された動画にて、制作のいきさつが紹介されています。


作曲
制作の様子。Kluetが飼育員のスワイプ操作に強く興味を抱いたことから、企画が始まったそうです

 同園の仮説によると、野生に残るスマトラオランウータンは、現在わずか7000頭程度。年々減少しており、10年以内に絶滅する可能性があるとされています。今回の楽曲リリースは、8月19日の「国際オランウータンの日」に合わせたもの。危機と保護活動の周知を目的としています。

 価格は購入者がドル単位で任意に決める方式。購入するとMP3形式ファイルのダウンロード権が与えられます。この収益はアデレード動物園にいる3頭のオランウータンの、飼育や医療環境を充実するために用いられます。


(沓澤真二)


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