死んだらこの女性に送りだしてほしい「供養女子コンテスト」とは “終活”しに行ってきました

供養のプロたちの真面目なコンテストです。

» 2016年08月31日 10時30分 公開

 僧侶、墓石屋、葬儀社、納棺士など、供養業界で活躍している女性をもっと知ってもらいたい。そんな思いから、エンディング業界展内において「供養女子コンテスト2016」が8月23日、東京ビッグサイトで開催されました。自分が旅立つ時に安心して任せられる「供養女子」を求めて行ってきました。

 まずは、コンテストが始まる前に、供養業界のありとあらゆる業種のブースを見て回ります。


画像 葬祭花を扱う会社も複数出展。軽いお葬式気分に


画像 通夜には欠かせないこんな“商品”も


画像 出棺に使う“霊きゅう車”も展示。ピカピカの高級車でした


画像 墓石業者も複数出展。種類がさまざまで迷ってしまいます……


画像 納棺士によるデモンストレーション。私も死んだ時にはこんな風に……

 いろいろなブースを見ているうちに、自分の死を身近に感じはじめ、イベントステージに到着した時には、すっかり“終活”の気分に。コンテスト参加者を見る目も、厳しくなります。


画像 最終選考に残ったのは全国から厳選された6人

 出場者に年齢制限はなく、供養業界での日々の仕事内容、なぜこの業界で働くのかなどを審査員である観覧者に向かって話した内容が審査対象となります。私の審査基準は、自分の最期を任せられるパートナーにふさわしいかどうか。見た目の美しさは関係ありません!


画像 山形で働く納棺士の高橋小百合さん

 まずは、山形で働く納棺士の高橋小百合さん。高橋さんは、2015年の「納棺士コンテスト2015」の優勝者。技術的な安心感であっさりと心を動かされてしまいました。


画像 大阪で墓石営業をしている望田彩香さん

 続いて、大阪で墓石営業をしている望田彩香さん。望田さんの魅力はその明るさ。温かい人柄と可愛らしさで、思わずお墓を買ってしまいそう。「お墓は照り返しが強いから、紫外線対策が大変!」と女子ならではのお悩みも。


画像 海洋散骨を手掛ける会社で働く越智萌子さん

 次は、海洋散骨を手掛ける会社で働く越智萌子さん。海が大好きな越智さんにとって「海へ還る」のはとても魅力的なことと語ります。私の遺灰を越智さんにまいてほしい。


画像 宮城県で葬祭業に従事する遠藤清子さん

 宮城県で葬祭業に従事する遠藤清子さんが働く葬儀社はなんと創業200年。老舗だからことの安心感は何にも代えがたいものです。


画像 エンディングドレスメーカー代表の中野雅子さん

 エンディングドレスメーカー代表の中野雅子さん。その魅力は大人の包容力とおしゃれさ。どんなわがままにも応えてくれそう!


画像 東京で葬儀の花屋として働く山崎珠里さん

 最期は、東京で葬儀向けの花屋として働く山崎珠里さん。山崎さんは入社してまだ4カ月。可愛らしい外見ですが、生花の配達では1トントラックを運転。葬儀社の人にジュースを買ってもらえるのがうれしいそうです。

 こうして、1時間半に及ぶ最終選考が終了。観覧者が投票用紙に1人を記入します。誰にするか迷いに迷って、筆者も気に入った人に投票。結果は……「納棺士コンテスト2015」でも優勝した、高橋小百合さんが勝利をおさめました!


画像 優勝は高橋小百合さんでした!


画像 最期の瞬間、彼女に送り出してほしいと思いました

 葬祭業の暗く重いイメージを払拭(ふっしょく)したいと考える供養女子の皆さん。職種は違っても皆さん故人と遺族のために頑張っていらっしゃいました。正直とても1人には決めきれず、ぜひとも全員に送り出してほしいものです。

(平原健士 /LOCOMO&COMO)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」