「ご当地からあげクン」3000個が全国から大集合! チケット瞬殺の「からあげクン祭2016」はやっぱり至福のイベントだった
主催側は「参加者1人につき30個を食べるのがノルマ」と、うれしくもムチャなことを言っています。
9月5日、東京都江東区のイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」にて「ローソン からあげクン祭2016 〜ご当地からあげクン大集合!〜」なるイベントが開催されました。
ローソンのおなじみメニュー「からあげクン」には、実はその地域のローソンに行かないと販売されていない“ご当地からあげクン”が存在するらしい。この日のイベントでは、そんな“ご当地からあげクン”12種類が大集合!
会場にいながら、北海道や九州の「からあげクン」を試食することができるのです。これには、ファンも即座に飛びついた。発表からたった30分で、イベントのチケットは完売してしまったというのだから!
ちなみに、今回集結した“ご当地からあげクン”が発売されるのは9月6日から。そして、イベントが開催されたのは9月5日。要するに、発売前日に体験することができるということ。だから、長蛇の列ができるのは当然でしょう!
入口では数種類のサンバイザーが配布されるので、どれか1つを選んで入場します。サンバイザーにはからあげクンの味と柄が描かれており、それぞれの嗜好がサンバイザーに表現されているという按配です。
それにしても、あまりにもな物量の「からあげクン」たち。
なんとこの日は計3000個の「からあげクン」が用意されており、主催側は参加者1人につき30個を食べてもらいたいと考えているよう。最高ですな。
“ご当地からあげクン”12種類を、開発担当者が1つ1つ解説
この日は「からあげクン」に関するトークショーも行われました。登壇したのは、ローソンのからあげクン開発担当者・ハッシーさんと“からあげクン事情通”の佐藤英典さん。
では、ハッシーさんの音頭で試食をスタートさせましょうか。乾杯!
みんな、こんもりとからあげクンを盛りつけ、バックバク食べてます。
一方、ステージ上では知識人たちが“ご当地からあげクン”12種を1つ1つ解説してくれています。
東北エリアの「スタミナ源たれ味」
「青森エリアでは98%の家庭が『スタミナ源たれ』を使っておりまして、このエリアではなじみ深い商品です。今回の“ご当地からあげクン”の中で、一番味がしっかりしたものになるんじゃないかなと思います。なので、お酒のお供には最高ですね!」(ハッシーさん)
北関東エリアの「美味だれ味」
「信州のエリアで50年以上愛されている『美味だれ』を使った仕立ての商品になります。信州で非常に有名なタレを使ったからあげクンです」(ハッシーさん)
埼玉・千葉エリアの「銚子本醤油味」
これ、ちゃんとしょうゆの味がしておいしいです!
「シンプルなんですけどねぇ。だから飽きが来なくて、ずっと食べれちゃう。しょうゆだけで勝負できるのがすごいなと思って」(佐藤さん)
東京エリアの「伝説のすた丼屋監修 すた丼味」
「これ、人気高いです。ニンニクが効いて、非常にいいですね」(ハッシーさん)
「ちょっと卵が挟まった感じもあります」(佐藤さん)
北陸・三重・岐阜エリアの「金沢カレー味」
「金沢カレーで有名なのは、キャベツですね。千切りキャベツの風味とウスターソースが下地になります。あと、からあげクンの中にキャベツのチップが入っています」(ハッシーさん)
神奈川エリアの「家系総本山ラーメン吉村家監修 吉村家味」
「味は濃厚です。このからあげクンには、ストーリーがあります。吉村家さんは非常にお忙しいお店なので、なかなか会ってもらえませんでした。この商品については、朝7時に店主さんのところに訪問させてもらい商品を確認していただいたんですが、名刺を受け取ってもらえなかったんです。ただ、食べていただくと『これはウマい!』と承諾をいただけました」(ハッシーさん)
愛知・静岡エリアの「桜えび味」
「これはおいしかったですよね。香ばしいえびの独特の風味が、意外とからあげクンに合う。あと、ビールに合いそうですね」(佐藤さん)
大阪・和歌山エリアの「湯浅醤油味」
「これは、和歌山のしょうゆになります」(ハッシーさん)
そういえば、しょうゆの発祥は和歌山ですよ!
京都・滋賀・奈良・兵庫エリアの「抹茶塩味」
「やはり抹茶といえば京都、近畿エリアというのがありますので、宇治抹茶で発売いたしました」(ハッシーさん)
中四国エリアの「瀬戸内塩レモン味」
非常に夏っぽい、かんきつ系の「からあげクン」です。
「からあげクンのかんきつ系は女性のお客さまからの支持が非常に高いという実績が出ております」(ハッシーさん)
九州エリアの「鶏炭火焼味」
「これも、ビックリしますよ。からあげクンって揚げて出来上がるわけじゃないですか? なのに、食べると炭火の風味がするわけですよ。炭火焼きじゃないのに」(佐藤さん)
北海道エリアの「北海道ザンギ味 オホーツクの塩使用」
開発担当のハッシーさんは北海道出身だそうです。そのためひときわ熱のこもった解説が展開されました。
「ザンギとからあげは、全く違います。ザンギは、醤油とにんにくで味付けたものになります。家庭によってはしょうがなども入れて、若干さっぱりした形で食べられるようにする人も多いですね」(ハッシーさん)
そうだったのか……!
「今回のザンギ味はしょうゆ感とニンニク感がありまして、すごくおいしい仕立てになったと思っています。ちなみに、この中に北海道出身の方いらっしゃいますか? ……(客席を見渡して)あっ、いた! このからあげクンをザンギ味と呼んでも、問題ないでしょうか? (お客さんから“OKです”という返事をもらい)ありがとうございます!」(ハッシーさん)
私も一通り食べてみたのですが、驚きの連続でした。「瀬戸内塩レモン味」を食べると本当にレモンの味がするし、「抹茶塩味」を食べると本当に抹茶の味がする。それでいて、その体幹には「からあげクン」のジュワッとした持ち味がブレずに佇んでいるという。
ちなみに、私が一番好きだったのは「金沢カレー味」かなぁ……? みんなが大好きなカレーのテイストとからあげクンが最高の形でマッチング。何個でも食べたくなるほどに、このコラボは相性バッチリです。
「からあげクン」の販売累計数を距離にすると地球と月を往復できる
イベント後半には「からあげクン」にまつわるクイズ大会が行われました。全10問が出題され、優勝者となった1人には「からあげクン」のTシャツ(非売品)が贈呈されるとのこと。
抜粋すると、以下のようなクイズが出題されました。(正解はドラッグで反転)
からあげクンは工場で一日何個作られている?
A.約4000粒
B.約4万粒
C.約400万粒
からあげクンはこれまで累計約25.5億食を販売していますが、これは距離にするとどれくらい?
A.地球から月まで到達するくらい
B.地球から月まで行って折り返してすぐあたり
C.地球から月まで行って、折り返して残りがあと1/3くらい
からあげクンがコラボしたことがあるのはどの映画?
A.アメイジング・スパイダーマン
B.ターミネーター3
C.スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
D.マッドマックス
結果、「からあげクン」好きの女性が勝ち残り、レアなTシャツをゲットしていました。おめでとうございます!
“ご当地からあげクン”を、全国で食べられるかもしれない
宴もたけなわ、そろそろイベントも終了の時刻。では最後に、今回のイベントをプロデュースしたテリー植田さんに話を伺いたいと思います。
「からあげクンって胸肉だから、食べてもそんなに太らなくてヘルシーだという話もあります。だからなのか、イベントへの参加者は女性が多いんです」(テリー植田さん)
確かに、女性が多い! じゃあ、率先して食べていた女性2人組に話しかけてみましょうか。
会社の先輩(右)が後輩に声をかけ、連れ立って来場した2人のようです。
「一緒にいつもからあげの話ばかりしてるくらい大好きで、先輩から『こんなイベント見つけたんだけど行く?』って誘われた瞬間に『行く!』って答えました(笑)。からあげクンのイベントが次もあったら、また来たいです。Tシャツもすごい欲しかったし、またクイズがあるんだったら絶対勉強しないと! って思ってます」(後輩女性による熱いコメント)
もちろん、このイベントを主導しているのはローソンの広報部です。
「店舗で販売しているだけだと細かく分からないけど、イベントに来るお客さんを見れば購買層がはっきりと浮き彫りになります。また、予想とは違った“ご当地からあげクン”に人気が集中していたり、生のマーケティングとしてローソンさんには力を入れていただいています」(テリー植田さん)
イベント後、スーツに着替えたハッシーさんも「本当に参考になりました!」と感想を述べてくれました。
しかも、イベント内ではハッシーさんからスペシャルな趣向が発表されています。
「全国12エリアの“ご当地からあげクン”が9月6日から3週間(9月6日〜26日)、ローソンで販売されます。その期間中、平均販売数が1位のエリアのからあげクンは全国で発売いたします!」(ハッシーさん)
マジですか!? どの“ご当地からあげクン”が優勝するのか、今から楽しみ!
(寺西ジャジューカ)
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からあげクンで「王将」の餃子の味を再現。
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