ガメラ、六本木に襲来!? 全展示撮影可能な「大都市に迫る 空想脅威展取材」先行取材レポ
ゴジラの姿も確認できました!
9月24日から11月13日まで六本木ヒルズ展望台・東京シティビューで展開される「Tokyo City View Lounge」内の特別企画「大都市に迫る 空想脅威展」。先行公開イベントに行ってきたのでその様子をお届けいたします。
まず入口で来場客を出迎えるのは、東京タワーで営巣するギャオス。そして対峙するガメラの巨大ジオラマです。映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」を切り取ったかのような造形は迫力満点です。特に倒壊した東京タワーは細部までリアルに作りこまれていました。
本イベントを企画・製作した森ビルの矢部俊男メディア企画部長によると「怪獣が建物を壊す、都市を襲うという『ハードキル面』と悪の組織などに関する『ソフトキル面』を軸にしている」そうで、全ての展示が撮影可です! こうしたイベントで全ての展示を撮影できるのはかなりレアな気がします……!
メインとなる模型の展示については、普段は都市開発などに利用しているという通常一般非公開の1000分の1都市模型を設置。入口付近に展示されている模型は怪獣と同じ目線で街を歩ける塹壕型(ざんごうがた)で展示されています。
この展示方法については「子どもと同じ目線で展示することにより怪獣の目線で東京の街を歩くことができる」という樋口真嗣さんのアイデアを採用しているのだそうです。
また、東京各地の都市模型をバラバラに展示しているという展も画期的で、新宿・歌舞伎町のシンボルとなったゴジラヘッドもしっかり再現されています!
さらにGoogleの協力により、グーグルマップを使って「ガメラ2 レギオン襲来」における“最終防衛線”を2016年の設定でシミュレーションするという映像の展示や、ガメラシリーズで実際に使用された台本や絵コンテなど貴重な資料も展示されていました。
また大人も子供も夢中になってしまいそうな展示がガメラとのフォトスポットです。ガメラの顔を間近に見られる機会はそうそうありませんので、ぜひこの機会にガメラと記念写真を撮りましょう。
ガメラの頭部模型(通称:ガメラヘッド)も展示されており、95年版、96年版、99年版とガメラの造形が変化していく様を楽しめます。この模型はKADOKAWAの「角川大映スタジオ」から貸し出しされたというこれまた貴重なものです。
また「空想脅威合成カメラ」と題されたブースでは自分自身が巨大な怪獣になったかなような映像がモニターに映し出されるという試みも。1000倍のサイズになった自分自身の姿に筆者も思わずいろんなポーズを取ってしまいました。
「巨大都市模型と東京を破壊した怪獣たち」と題されたブースには永井豪さんのデビルマンや押井守さん監督作品の短編映画「東京スキャナー」が投影されています。
「東京スキャナー」は六本木ヒルズのオープニングイベント「世界都市展」で公開された作品なのですが、「ハイビジョンでの空撮の先駆け」といわれており、本映像はドラマや映画も多数使用されています。森ビルの矢部さんも関わった作品とのことで、当時の気持ちなどをパネルで展示しています。
展示の出口には森ビルらしく、テナント風にまとめられた悪役たちのパネルも展示されています。しかし「色分けについては秘密です」とのこと。ぜひ現地で考察してみたいですね。
また「Book Cafe Lounge」ではガメラをイメージしたコラボメニューも提供。1日20食限定のガメラバーガー(1280円・税込)はパイ生地でガメラのゴツゴツした甲羅を表現した一品で、ローストチキンと火を吐くほどからい(?)ハラペーニョがマッチします。
またガメラのグリーンスムージー(800円・税込)にはガメラの甲羅に見立てたパイナップルが添えられており、2点同時購入するとオリジナルのコットン巾着が先着100人にプレゼントされます。
イベント入場料は一般1800円、学生1200円、4歳〜中学生600円、シニア(65歳以上)1500円。特撮ファンだけでなく、建築に興味のある人にも参考になる展示が多数ありますので、一見の価値ありですよ!
(Kikka)
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大人のおもちゃ箱や〜。
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