ニュース
» 2016年10月14日 18時04分 公開

北海道の釣具屋になぜ金属バット? 「サーモンメタルバット」の使い道にネット民が震える

サケ「ア゛ア゛ア゛〜〜〜〜ッ」

[黒木 貴啓,ねとらぼ]

 北海道の釣具屋になぜか金属バットが売られている。理由は釣ったサケを殴って殺すのに使うからだ――というローカルネタが、Twitterで道外の人々をざわつかせています。さすがは北の大地、釣り道具も何だかスケールが違う……!

サーモンメタルバット 話題となった、サケを殺すための金属バット(画像提供:@_nao_michi_さん)

 話題のきっかけとなったのはTwitterユーザー・なおみちさん(@_nao_michi_)の投稿。釣具店で金属バットを売っている理由を店員に尋ねたところ「釣ったシャケをこれで殴って殺す」と返ってきたそうで、バットの写真とともに報告するや、2万回以上リツイートされるなど反響を呼びました。

 本州勢からは「マジか」「チョコバットならぬ鮭バットの実在に震える」と、バットのシビアな使用法に驚きの声が。道民からは「え、道外に売ってないんですか?」「当たり前だと思ってた」と、実はローカルネタだったことにびっくりする反応があがっています。

 商品名は「サーモンメタルバット」。これまた力のある言葉です。製造している大阪の釣具メーカー・ナカジマに取材したところ、確かに釣ったサケを殴り殺すための道具だそう。よく釣りでは魚の鮮度を保つため、釣った直後に延髄をナイフで切断して即死させる「締め」を行います。しかしサケは仕掛けで2、3匹同時で釣れるほか、針を引っ掛けたまま暴れたりするため、バットで頭をたたくほうが安全に効率よく殺せるとのことです。

サーモンメタルバット ナカジマの「サーモンメタルバット」。片手でたたけるように、長さは一般的なバットよりも短め。ワインレッドカラーに「Salmon Metal」の英字が光る(参考価格:2500円)

 ナカジマ以外に、北海道の問屋もオリジナルのサケたたき用の木製バットを作り、道内の釣具屋で販売しています。ナカジマも20年前から木製バットを製造していましたが、金属バットの業者とコネクションができたため、変わったものを作ってみようと今年初めて「サーモンメタルバット」を生産しました。珍しいのが功を奏し、1000本あった在庫も完売に近いといいます……ちゃんと需要があるのがすごい。

 なおアイヌ文化にも、サケ・マスを獲った際に頭を「魚たたき棒」でたたく「イサパキクニ」という風習があります。石狩市公式サイトの「いしかり博物誌」によると、殺すだけでなく「サケ・マスの霊を彼らの世界に送り、再びこの世に再生し豊漁をもたらすことを願う」儀礼的な意味も持っているのだそう。明治時代の北海道を舞台にした漫画「ゴールデンカムイ」に、アザラシをたたき殺すシーンがあったな……!

 ちなみに世界最古の魚たたき棒は石狩紅葉山49号遺跡から発見され、約4000年前のものとされています。北海道の地でサケをたたく姿が今も、木の棒を金属バットに変え続いていると思うと味わい深いものがあります。

黒木貴啓


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2108/03/news132.jpg 海外記者「最高のコンビニアイスを発見した」 森永チョコモナカジャンボ、ついに世界に見つかってしまう
  2. /nl/articles/2108/04/news073.jpg 伊東美咲、12年ぶりのテレビ出演に大反響 “不変の美貌”に「44歳信じられない」「本当に美しい人」の声
  3. /nl/articles/2108/04/news015.jpg 柴犬「メシ、よこさんかーい!!(激怒)」 ごはんを忘れた飼い主に皿をぶん投げる柴犬、荒ぶる姿に「爆笑した」
  4. /nl/articles/2108/03/news023.jpg その人はやめとけって! 漫画「情緒をめちゃくちゃにしてくる女」シリーズを読んでキミもめちゃくちゃになろう
  5. /nl/articles/2108/04/news104.jpg 辻希美、自宅リビングが規格外の広さ 子ども3人が余裕でブランコ遊びできる室内に「羨ましい限り!!」
  6. /nl/articles/2108/03/news029.jpg もしや女として見られていない? 突然の別れ話に「勝負メイク」で抵抗する漫画 彼氏の言葉がじんと響く
  7. /nl/articles/2108/04/news138.jpg アゼルバイジャン五輪代表チーム内で、意外な日本語がトレンドに 「落ち込んじゃったら日本のみんなはなんていうの?」
  8. /nl/articles/2108/04/news103.jpg 世界のミフネ刺されまくり! 三船美佳、父・敏郎さんの“パパの顔”を引き出した親子ショットに反響
  9. /nl/articles/2108/04/news028.jpg 宿題の日記に適当な妄想書く → 感動した先生がクラスの前で読み上げ 小学校の思い出を描いた漫画がこっちまで叫びたくなるつらさ
  10. /nl/articles/2108/04/news107.jpg 輪になって踊ろう! 太田雄貴、五輪選手村でスペイン代表選手と国際交流「悲壮感なく楽しむ彼女達が眩しかった」

先週の総合アクセスTOP10

  1. 「くたばれ」「消えろ」 卓球・水谷隼、SNSに届いた中傷DM公開&警告「然るべき措置を取ります」
  2. 「貴さん憲さんごめん。いや、ありがとう」 渡辺満里奈、とんねるずとの“仮面ノリダー”思い出ショットが大反響
  3. 怖い話を持ち寄って涼もう→「オタバレ」「リボ払い」 何かがズレてる怪談漫画がそれはそれで恐ろしい
  4. おにぎりパッケージに四苦八苦していた五輪レポーター「日本の素晴らしい人々に感謝」 大量アドバイスで見事攻略
  5. 「助けてください」 来日五輪レポーター、おにぎりパッケージに四苦八苦 海外メディアにコンビニが大人気
  6. 「うちの子に着せたい」の声殺到 五輪会場で編み物をしていた英金メダリスト、作っていたのは「ワンちゃんの服」
  7. 五輪飛び込み金メダリスト、“手作りメダルポーチ”披露 英国と日本にちなんだデザインが「これまた金メダル級」と反響
  8. 武井壮、行方不明だった闘病中の父親を発見 「電気ついてるのに鍵閉まってて……」本人は自宅外で休憩
  9. 「涙が止まらない」「やっと一区切り」 東原亜希、夫・井上康生の監督退任で“17年分の思い”あふれる
  10. 水谷隼スタッフが一部マスコミの“行き過ぎた取材”に警告 住民を脅かすアポなし行為に「しかるべき措置を検討」

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥
  2. 笠井アナ、日比谷公園で「信じられないことが…」 サンドイッチを狙う集団に「何? えーっ! まさか、それはないでしょ!」
  3. 62歳の宮崎美子、マクドナルドCMで初々しい中学生少女を見事に演じる 「暖かい目でぜひ見てください」
  4. 瀕死のスズメのヒナを助けたのに…… 「助けたヒナたちに完全にナメられた」動画がほほえましくて面白い
  5. ハート打ち抜かれました! コロンビアのアーチェリー女子選手が「かわいい」「エルフ」と注目の的に
  6. 散歩中のラブラドール、助けを求める子猫を発見→保護 親子のような仲むつまじいふたりに涙が出る
  7. 宮迫博之、美容整形から2週間のビフォーアフター公開 手術直後の腫れ&炎症だらけな顔に「暴漢に遭ったんかって」
  8. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  9. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  10. 「本人にしか見えない」「めっちゃ似てる」 霜降り明星せいや、オリンピック開会式に“ガチのそっくりさん”を発見する