振り込め詐欺撃退にはホラ貝の音色!? 警察監修の詐欺撃退グッズに謎音搭載 理由は「ノリ」だった
これで振り込め詐欺も怖くない……!
長野中央警察署が監修した振り込め詐欺の撃退グッズ「詐欺バスター」1069円(税込)に、「ホラ貝の音色」などユニークな音声が搭載されているとTwitterを中心に話題になっています。
話題となっているのはともぞう(@tomozou_69)さんが投稿した動画ツイート。動画では手のひらサイズの「詐欺バスター」に取り付けられた12個のボタンを淡々と押していく様子が収められており、詐欺犯からの電話をうまく回避できる音声が流れていきます。搭載されている音声は以下の通り。
- 合言葉を言ってください。
- この電話の内容を全て録音しています。
- 警察に相談させていただきます。
- あなたの電話番号と住所を言ってください。
- お客さんが来ているので電話を切ります。
- ピンポ〜ン(チャイムの音)人が来たので電話を切ります。
- ウ〜ウ〜ウ〜(パトカーの音)
- 私の好きな食べものは何?
- ジリリリリーン(電話の着信音)
- 一度家族に相談してからかけ直します。
- 悪いことはやめて、正しく生きてください。
- ブワ〜(ホラ貝の音)
投稿者のともぞうさんによると、「詐欺バスター」は60代後半のお父さんが長野県内の地方銀行を訪れた際に、もらってきたものなのだそうです。
しかし、気になるのは「ブワ〜」っというホラ貝の音や「悪いことはやめて、正しく生きてください」という犯人にグサーッとささりそうなフレーズ。これらがなぜ収録されたのか、商品を長野中央警察署と共同開発した長水防犯協会連合会の担当者にお話を伺いました。
「詐欺バスター」誕生の経緯
――「詐欺バスター」はどのような経緯で誕生した商品ですか
担当者:私たち連合会と長野中央警察署は同じ施設の同フロアで仕事をしている関係で、もともと交流があり、防犯などのイベント活動を共同で行っています。そうしたイベントで「ちょっとおかしいな、と思う電話がかかってきても対応できない」という人が多いと知りました。
――ちょっとおかしい電話、というのは具体的にいうと詐欺の電話ですか
担当者:そうです。もし怪しい電話がかかってきたら「とにかく切る」とアドバイスをしているのですが、なかなか切りづらいという人も少なくありませんでした。そうした背景から「うまく喋れなくても、ボタンを押すだけで対応できる商品があると良い」というアイデアが出ました。
――商品は、1個1000円程度と比較的安価ですよね
担当者:実はこだわったポイントが価格でした。防犯グッズですから「安く、手軽に」したいと考えていたんです。最終的に東京のメーカーさんに制作をお願いすることになったのですが、そのメーカーさんがもともと音声ギミックを搭載した商品を作っていたので、そのひながたを応用することで価格をかなり抑えられたのではないかと思います。
――ホラ貝の音色や心に刺さるせりふも話題になっているのですが
担当者:そうなのですか(笑)。あれは……ノリです。遊び心があっても良いのかなと考えて入れてみました。きっかけはどうあれ2015年に発売した商品が、またこうして脚光を浴びることができてうれしく思います。
売れ行きは順調で量販店で販売されているほか、長水防犯協会連合会の直売でも現在までに400個が売れています。なかには自分のために購入するのではなく、高齢者などへのプレゼントの名目での購入も少なくないそうです。
さらに自治体や社会福祉協議会などが購入するケースも多いそうで、要望があれば新バージョン発売の可能性もあるかもしれないとのことでした。
(Kikka)
関連記事
ソフトバンクの募金サービスが「クリック詐欺?」と炎上 身に覚えのない請求はなぜ生まれたのか取材
今後は誤操作対策を図っていくとしています。iPhone 7をネット注文した中国女性 3Gと4と遊戯王カード「融合」が届く詐欺に遭う 足して7にしろと!?
被害者には失礼とは思いつつ、犯人のジョークセンスに脱帽。「じゃあプリキュア37人言えますか」→「」 カーチャンの振り込め詐欺撃退方法がクールすぎると話題に
犯人「ぐぬぬ」「足早に歩いている……妙だな……」 声優・神谷明、職質する警察官の態度に「善意が踏みにじられた」
サミット警備強化の影響か、芸能人の職質報告相次ぐ。ブラウザの「ユーザー調査」装ったフィッシング詐欺が横行 セキュリティ企業が注意呼びかけ
SNSでは「Chrome:ユーザー調査」の名で怪しまれていた事例だが、実際はほかのブラウザにも表示される。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
皇后さま、全身「真っ白な衣装」に18万いいね
ボランティアで庭を掃除していたら…… 物置から見つかった“ヤバいもの”で警察沙汰に 「通報して正解」「絶対に触らないで」【海外】
初めてのコメダ珈琲店で「やたら高くないか?これが都会価格なんだろう」と料理を頼んだら…… “衝撃の洗礼”描いた漫画に「無茶しやがって」の声 作者に話を聞いた
「子供泣くぞこれ」 トーマスの塗り絵、描き始めて2秒で…… “予想を超えた変貌ぶり”に反響「夢に出てきそう……」「ヒィィ…!!」
ショウガを土に埋めて水やりすると……「すごすぎる!!」 想像もつかなかった、とんでもない状態に37万再生
“1K8.5畳”の新居を一人暮らし男子が模様替え→1年後…… 「もうホテルやん笑」生まれ変わった空間に驚き「こんな部屋に住みたい」
「何の生き物……?」 小学生の時に飼い始めて23歳になるまで“死なない生物”の正体が判明 「永遠に生きてる」「怖いよ」
小学生女子3人のお泊まり会、母が用意したのは…… 圧巻の朝ご飯が「こんな友達のお母さん羨ましい」と326万再生
生まれつきの“縮毛症”に悩む小2の女の子→「髪を伸ばしたい!」 プロの手で“夢がかなった”シーンが1600万再生「涙出ちゃいました」
のどかな釣り場に現れた“妙に風格のある”おばあちゃん→釣り上げた“とんでもないヤツ”に仰天「本当におばあか?」
- 急性骨髄性白血病で闘病中だったVTuber、死去 「復帰を目指して闘病」 専門学校の講師としても活動
- 万博の“着物ショー”に天皇陛下だけ許される「装束」登場で物議…… 「深くお詫び」主催者謝罪
- 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」 投稿者に話を聞いた
- 大人なら解けないと恥ずかしい? 「(1/8)−(1/8)」を計算せよ!【算数クイズ】
- 「女の子みたいな顔だね」と言われ続けた男の子、20歳になったら→「神がかってる」姿に驚がく 「人体の不思議」「オーラが凄い」
- 使わなくなったカラーボックス→“ずぼらシンママ”が簡単DIYしたら…… 天才的な仕上がりに「かしこーい!!」「これ作ってみよう」
- クリスマスに出会ったギャルとギャル男が21年後…… 誰も予想できない現在に「素直に凄い」「人に歴史あり」と称賛の声
- カルディ全店で販売の生ハムから「サルモネラ属菌」検出…… 「心よりお詫び」7万個自主回収
- マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「待ってました!」 人気作の登場に混乱の懸念も「すぐ売り切れそう」「初週ヤバいぞ」
- お隣さんから丸見えの土地→巨大ウッドフェンスを7日かけてDIYしたら…… 雰囲気ガラリで「すごい大作ですね」「ワクワクした」
- 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
- 小学生時代「こんなプラモ誰が買うんだよw」→40年後…… “大人になった”を実感するエピソードに「分かる」「特大ブーメランw」
- 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
- 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
- 自宅の犬小屋に住み着いた野良猫、1年後の姿に「泣いた」と大反響 それからどうなった?現在の様子を聞いた
- 100万円の“錦鯉”を自宅の池に入れたら…… 「おかしいでしょ」3日後、まさかの事態に「鯉は難しい…」「信用が大切ですね」
- パパに、保育園へ行く娘のヘアアレンジを任せたら…… ママがひっくり返った“仕上がり”が400万表示「重力どこ?」「頑張った感がいい!」
- 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
- 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
- 「神パンツきた」 ユニクロ新作“3990円パンツ”が品切れラッシュの大人気 「過去イチかも」「本当にこれは買い」